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「マイ・ボディガード」
2005/07/30(Sat)
「マイ・ボディガード」 原題 Man on Fire(2004米、英、メキシコ)
鑑賞日 7月23日(DVD)




「マイ・ボディーガード」という邦題からはケビン・コスナーの映画を思い出すけれど、こちらは「Man on Fire」というタイトル通り、ピタを殺されたと信じ込んでいるジョン・クリーシィー(デンゼル・ワシントン)という復讐に燃える男を描いた映画。邦題をつける場合は、内容がある程度把握できるような題名をつけて欲しいというか・・・、後半は立派なバイオレンス映画なので、こういうのが苦手な人もいるでしょうに。

対テロ特殊部隊時代の過去を引きずり、可能な限り世間との接触を避けて来たという設定なので、クリーシィーという人物をもっと理解できるようにその部分の具体的な描写が欲しかった。そんな頑なな彼がピタに心を開くのが案外早かったと思ったけれど、ピタ役のダコタ・ファニングの可愛らしさを見れば納得。ホント、小さな妖精のようにキュートだった。クリーシィーがキッチンでピタの宿題を手伝っているシーンはお気に入り。 ピタの気の利いたおませな発言に思わずフッと笑ってしまったクリーシィーが、ピタに「今笑った!」とからかわれて、「笑ってないよ、にやけただけだ」とけっこうムキになって応戦しているシーン。笑うsmileに対して にやけたsmirkと言っていた。辞書には「作り笑い」とある。

後半は、復讐鬼と化し、誘拐犯一味を一人ずつ殺していくクリーシィーだけれど、彼なりの正義に駆られてやっている事なので、トレーニングデイの刑事の時に感じた不快感はなかった。
それにしても、「中南米では60分に1件の誘拐事件が起きていて、被害者の70%は生還できない」と映画の冒頭で言われている事は事実なのかと疑いたくなる(もちろん事実でしょうが)。以前、この地域で起きる誘拐はビジネスなので、お金さえ払えば被害者の戻って来る確立はかなり高いと聞いたことがある。という事は、払えそうもない法外な身代金を要求しているのか(でもこれでは、ビジネスが成り立たない)、誘拐=殺害なのか。

映画の結論から考えるに、過去を引きずり、生きる事に絶望していた主人公が、ピタと出会い、光溢れる世界を垣間見たものの、結局は死に場所を探していたとも思える男にそれを与えるための神の導きだったのだろうか?

クリーシィーの元同僚で、今でも彼の事を気遣う友人役でご出演のクリストファー・ウォーケン。長年のファンとしては久々の「いい人」役で嬉しい限り。役を選ばないという言い方も出来ない事はないけれど、いつでも演じていたい人なんでしょうね。どんな役でもウォーケン流に演じて楽しんでいる感じです。

ウォーケンの若かりし頃、ヒーローを演じていた頃の映画を3本挙げてみました。ディア・ハンターでは、アカデミー賞助演男優賞を受賞しています。

ディア・ハンター(1978)
戦争の犬たち  (1980)
天国の門    (1981)
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祝!松井 大リーグ新記録 ”425試合連続出場”
2005/07/29(Fri)
松井選手が425試合連続という大リーグ連続出場の新記録を打ち立てた。
最後の方しか見られなかったけれど、さっき報道ステーションで、松井に連続出場にこだわる理由をインタビューした番組をやっていた。わぁ~~ん、全部見たかったよぉ
その理由というのは、チームが頑張っている時に常に自分もその中に加わって力になりたい、というような事だった。6月に右足を捻挫した時は、本人もそうとうヤバイと思ったらしいが、翌日の練習でトーリ監督に「怪我はどうだ?」と聞かれて、「打つほうは大丈夫」と答え、「じゃぁ、走ってみろ」と言われて、ベースランニングをして痛かったにもかかわらず「大丈夫です!」と、思わず言ってしまったらしい。
なぜ言ってしまったかというと、その時、バッティングの調子が凄く良かったからだそうだ。確かにね! DHで出て第1打席でいきなりホームラン、それも何十試合ぶりの・・・その後は概ねバッティング好調で来ているので、結果オーライ、良い決断だったのね。
でも、そういう苦境に陥りそうな状況を、一転好機に変えてしまうというのも、松井の運の強さというか、野球の神様に愛されてるというか・・

まずは、地区優勝!

ヤンキーズといえば、野茂がマイナー契約をしたとの事なので、まずは3Aで結果を出して、メジャーに上がって来て欲しい。頑張れ野茂





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全幕で手拍子が・・ABT「ドンキ」マーフィー&カレーニョ
2005/07/28(Thu)
「ドン・キホーテ」 AMERICAN BALLET THEATER 7月27日ソワレ

   キトリ      :ジリアン・マーフィー 
   バジル      :ホセ・マヌエル・カレーニョ
   メルセデス    :ヴェロニカ・パールト
   エスパーダ    :ディビッド・ホールバーグ
   ドン・キホーテ  :ギョーム・グラファン
   森の女王     :ミッシェル・ワイルズ
   キューピット   :マリア・リチェット

   原振付     :マリウス・プティパ&アレクサンドル・ゴールスキー  
   改定振付    :ケヴィン・マッケンジー&スーザン・ジョーンズ

ライモンダはイリーナが来日しないとわかった時点で観るのを止めたけれど、お祭りドンキなら観てみたいし、キャストはせっかくだからアメリカンカップルで、と思ってこの日を選んだ。残念ながらイーサン来日せず。でもカレーニョも観たかったからいいや!そして、エンターテイメントの国、アメリカのバレエ団であると十分に脳内転換して観に行ったつもりだった。
が・・・・、オープニングの音楽からして違う。何かとっても嫌~な予感。

プロローグというにもちょっと短すぎる、おまけのようなドン・キホーテとサンチョ・パンサだけのプロローグ。騎士物語中の貴婦人役と思われるダンサーが幻影のような感じで出てきたのが分かりやすくていいかも。

1幕。スペインの下町。舞台上に居る登場人物が思ったより少なめで拍子抜けした。目の前に広がる不ぞろいな色彩の世界にちょっとびびる。まぁ、仕方ないか・・・ そしてキトリ@マーフィー登場。マーフィーの衣装はオレンジが強い朱色とでもいうのかな?これは綺麗で彼女に似合っていた。さすが、踊りは上手い。でも、なんとなく硬いかな?弾けっぷりが思ったほどではなかったというか・・・
カレーニョ登場。踊りも立ち振る舞いもノーブルですね。ずれない回転軸、回転しているときの身体の美しさは凄いです。
メルセデスとエスパーダとトレアドールたちの踊り。トレアドールの振りでは、両手でおもいっきり牛の角を作っていたりして分かり易い。それぞれ楽しそうに踊っていた。エスパーダはハンサムででかいけど、踊りがちょっと重かったかな? でもまぁ、それらしく無難にはこなしてました。メルセデスのパールトは超デカイ!175センチは絶対あるだろうな・・踊りは調子悪いのかな? ちょっと端折ったようなところもあったし、ポワントコントロールが大変そうだった。 

2幕。ジブシーの森。ここでバジルがあんなに踊るとはびっくり!ジプシー役はジーザス・パスターで、スワンの時の写真よりも上半身ちょっと逞しくなったような気が・・・彼のせいではないけれど、バジルに踊られてしまった分、魅せ場が少なくて可哀想だった。風車に再度プロローグで出てきた貴婦人が現れ、そこに閉じ込められているとでも思ったのか、キホーテが突進していく。
夢の場。コール・ドにはいろいろな体系の人が混在しておりました。コール・ドの踊りをきちんと見ていなかったので自信はないけれど、ポワントでは踊っていなかったのかな?シューズの音があんなにしないわけないんだよね・・・・(違っていたらすみません)
個人的に今日期待していた森の女王のミシェル・ワイルズにはがっかりでした。腕の使い方が綺麗じゃないし、踊りが硬いし、テクはそれなりだろうけど華がなかった。ここでのマーフィーもドルシネア姫とはちと言い難く、一番良かったのは、キューピットのマリア・リチャットだった。小柄で折れそうなくらい華奢なダンサーなんだけど、軽やかなステップで人の目を惹きつける踊りだった。でも、この3人の中でキューピットが一番良かったというのは問題だよね・・・・
再び町に戻り、お決まりの狂言自殺のシーン。カレーニョはわりと芝居があっさりしていたかな? なんといってもあのシーン、一ヶ月前の芸達者ウバーロフのバジルがまだ鮮明に残っているもんで・・・

3幕。GPDDでは1幕にも出ていたキトリの友人二人がソロのパートを踊っていた。普通は違うダンサーが踊るよね・・・そのうちの一人はカジヤ・ユリコさんという日本の方。1幕の時も感じたけれど、この人姿勢が悪いです。そして体自体が硬いのか、踊りが硬いのか?特に腕! あまり良いとは思わなかった、というよりムムム。
マーフィーとカレーニョのお二人の出来は素晴らしかったです。特にマーフィーはグランフェッテの出だしからトリプル連発で、おまけに扇をもった腕を頭上から波のように腰の高さくらいまで動かすという動作を混ぜていてびっくり!!。でもねぇ、せっかく盛り上がっていた気分を突如客席から起こった手拍子が台無しにしてくれた。ガラだったらまだわかるけど、全幕で手拍子は鑑賞マナー違反でしょ!! 結局、そこでテンションがぐっと下がってしらけたまま幕が下りてしまってThe Endだった(泣)。

なんというか、ぬるいドンキでした。もちろんマーフィーもカレーニョもテクニックでは十分楽しませてくれた。カレーニョは特に美しい踊りだったしね。二人ともそれぞれの役は、何度も踊ってきて多分得意としている役だと思うのだけれど、ストーリーとして楽しませてくれなかった。普段、組んだことのないコンビなのかな? でも、もうちょっと、役に入り込んで弾けて、ユーモアがあっても良かったんじゃないかな? ガマーシュがコミカルな味を出して頑張っていたんだけれど、かえって浮き気味だったし。舞台上の出演者が一丸となって一つの物語を作り上げるんだいう意気込みが感じられなかった。

余談ですが。指先、脚先にまでなんて全然気を配っていないようなダンサーが多い中で、踊りは不調だったけれどパールトの上半身の美しさ、ボール・ド・ブラの柔らかさは、思わず目が追いかけてしまい、私にとって箸休めというよりも口直しに近いものでした。
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不完全燃焼のエトワール・ガラ
2005/07/25(Mon)
Aプロ (7月22日金)
「ルビー」 (振付:バランシン) アバニャート、ペッシュ
「リーベン・ラインズ」 (振付:ベランガール) ベランガール
「イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド」
     (振付:フォー サイス) ジロ、ランビオット
「シルヴィア」(振付:ノイマイヤー) アッツォーニ、モロー
「ブラックバード」(振付:キリアン) プジョル、ペッシュ
「椿姫」 (振付:ノイマイヤー) ラカッラ、ブベニチェク
「身近な距離」(振付:ブベニチェク) ジロ、ブベニチェク
「白鳥の湖」第2幕より(振付:プティパ) ラカッラ、モロー
「バレンテーズ1」(新作)(振付:J.マルティネズ) プジョル
「カジミールの色」(振付:ビゴンゼッティ) アバニャート、ベランガール
「マーラー 交響曲第3番」(振付:ノイマイヤー) アッツォーニ、ブベニチェク


Bプロ (7月23日土)
「接吻」 (振付:ベランガール) プジョル、ベランガール
「白鳥の湖」第2幕より (振付:プティパ) ラカッラ、モロー
「ロミオとジュリエット」(振付:ノイマイヤー) アッツォーニ、ペッシュ
「ヌアージュ」 (振付:キリアン) アバニャート、ランビオット
「ダイヤモンド」 (振付:バランシン) ジロ、モロー
「アンドンプテ」 (振付:ブルマション) ペッシュ、ブベニチェク
「眠れる森の美女」 (振付:エック) アッツォーニ、ブベニチェク
「シンデレラ」 (振付:ヌレエフ) アバニャート、ベランガール
「アゴン」 (振付:バランシン) ラカッラ、ペッシュ
「ホエアアバウツ・アンノウン」(振付:キリアン) ジロ、ブベニチェク
「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」(振付:バランシン) プジョル、モロー
  
今回のお目当てはジロ、あとちょっとモローも観てみたいという気持ちで出かけた。しかし・・・ 公演タイトルに関しては「エトワール・ガラ」ではなくて「イリ・ブベニチェクと仲間たち」というふうに直した方がいいのではないかというような公演だった。
それでもって、もともとコンテは苦手なのでAプロはプチ拷問だったし、「白鳥の湖」が場違いに感じられ、プログラムに組まれているのが理解できないなどと思ってしまうなんて・・・悲しすぎ。

ダンサーで一番いいなと思ったのはシルヴィア・アッツォーニで、ノイマイヤーとエックの作品だったというアドヴァンテージはあったけれど、4演目ともショートピースながら、それぞれの役をきちんと演じながらのパフォーマンスが素晴らしかったと思う。 (パートナーに恵まれなかったなと思った演目はあったけど。)
ジロは物凄い存在感に圧倒されたけど、なにぶんコンテの良さがこれっぽっちもわからない私には辛かった。 イン・ザ・ミドルは好きなんだけど短いし、「ダイヤモンド」は彼女の初チュチュ姿に満足したけど、モロー君とのコンビネーションに??? 一つ、どーでもいい事に気がついたんだけど、ジロって体のわりに足が小さいんじゃないかって・・・
そして、そのエルヴェ・モローは「アラベスク」のミロノフ先生が顔をもうちょっと優しくして現実の世界に飛び込んできちゃったような容姿。脚も長くて綺麗だし、髪はサラサラでこれ以上何を望むんだって感じ。 踊りも優雅で美しかったけれど押しが弱いというのか? あまり印象に残っていない。
プジョルはパリオペで唯一全幕を2度も観ているダンサーだけど、好みじゃないし、テクニック先行型のダンサーかな? チャイパドの最後は5回転位して会場にどよめきがおきたけど。
チャイパドはマールイ(バランシンはカンパニーのレパートリーじゃないけど)の音楽性豊かなミリツェワで観てみたかったりする。
ラカッラの椿姫は堪能できた。死期が迫っている事を感じさせながらも、最後まで凛とした美しさを放っていて魅力的、そしてアゴンも彼女の身体の美しさを十分に発揮した演目だった。  しかしながら、今回の演目の中で一番受け付けなかったのがラカッラの白鳥。表情はいいのだけれど、如何せんあの腕の動きがダメだった。ひじの曲げ方も鋭角すぎるし、手首をあんなにクネクネ動かされては・・・

というわけで、不完全燃焼のガラだった。
早く、マールイの舞台を観たいよぉ・・あと2週間の辛抱なり。

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土曜の夜はワインと映画
2005/07/24(Sun)

土曜の夜の過ごし方。
6時からインドアのテニススクールに行き、8時頃家に帰り野球など見ながら夕飯を食べ、11時半頃からワインを飲みながらホームシアターで映画を観る。昨夜はテニスの代わりに「エトワールガラ・Bプロ」だったけれど・・・

昨夜の一本はアメリカ、ワシントン州コロンビアバレーのL`Ecole No 41というワイナリーの"SCHOOLHOUSE RED 2002"。メルロー61%、カベルネ・ソービニオン24%、シラー7%、カルメネール6%、カベルネフラン2%という構成のワイン。希望小売価格は3800円。
アメリカのワインというとカリフォルニアしか知らないという人が多いと思うけれど、その北のワシントン州でもワインは生産されています。あと、実際お目にかかった事はないのだけれど、テキサス州にもワイナリーがあるとアメリカの方から聞いたことがあります。かなりレアだそうですが・・・
このワインはラベルが可愛いので買ってしまいましたが、グラスに注いだとき控えめな甘い香りが漂いました。味わいもまろやかで美味しい。酸味は控えめで濃さがちょうど良いというか、メルローが主体だからでしょうかね?映画の時間と同じ140分くらいで飲みましたが、少しずつ味は変化していってとても上品な仕上がりでした。

観た映画はデンゼル・ワシントンのマイ・ボディガード。デンゼルは大好きな俳優の一人。共演の、これまた長年のファンであるクリストファー・ウォーケンが最近では珍しく「いい人」でかなり嬉しい
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ロイヤルバレエ「マノン」 7月17日 ロホ&テューズリー
2005/07/23(Sat)
15日はバッセルを観たかったマノンで、17日はテューズリー観たさに急遽行ってしまったマノン。
ロバート・テューズリーというダンサーを知ったのはわずか2年前、バレエを頻繁に観るようになったのと同時期で、何かの雑誌で写真を見かけて、涼しげでハンサムな顔立ちに興味を持ってしまったのがきっかけ。運良くその年の秋の新国立劇場の「マノン」で初めて舞台を観る事ができ、正統派2枚目ぶりに陥落しそれ以来かなりお気に入りのダンサーです。

彼は去年の秋以来、フリーランスになっているので状態が不安だったけれど、結果、2年前にフェリと踊った時とは雲泥の差の良い出来だった。あのマクミランの困難な動きを指先、脚先にまで神経を行き届かせて、誠実に丁寧に踊っていた彼は美しかった。

テューズリーのデ・グリューは分別があり自分をしっかり持っている青年で、一目で恋に落ちたマノンを切ないほど一途に愛している。
寝室のPDD。射るような眼差しで熱くマノンを見つめ、差し伸ばす手、伸びやかな体全身でマノン愛をかたりかけていた姿にノックアウト状態。
2幕のブレスレットのPDD。ブレスレットに執着心を見せるマノンに対して、この期に及んでも物欲を捨てられないのかと悲痛な表情で見つめながらも、切々と諭すように踊る姿からは悲壮感が漂っていた(彼、ノーと打ち消すように顔を横に振りながら踊っていた)。迫真の演技にさらにノックアウト。
3幕では、ともかく最後までマノンを守り抜くという男らしさに溢れていてとても魅力的だった。マノンが死に至る沼地のPDDは素晴らしい熱演で、マノンを失った時の声無き慟哭には、その痛ましさに涙が溢れた。
二人の迫真の演技に吸い込まれるように観入っていたので、幕後はこちらもけっこう放心状態になってしまった。

ロホは、目力の強い小悪魔的なマノンで、レスコーとムッシューGMとのトロワでムッシューGMに向ける視線がすでにかなり挑発的だった。娼館でデ・グリューと再会した時もバッセルとは違い少しもうろたえずに微笑を見せる余裕。どんな時にもひるまないような強さで、まさにファム・ファタールそのものだった。でも、私にはデ・グリューへの強い愛があまり感じられなかったのよね・・・ 多分、容姿や醸し出す雰囲気が、私の好みが思い切りバッセルだったせいで、ロホのマノンにはあまり気持ちが入っていけなかったからなんだと思う。それに、テューズリーの一挙手一投足を見過ごすまいとオペラグラスを握り締めていたから、ロホが視界からはみ出しちゃっている事がけっこうあったし・・・ところで、彼女のロンドンでのデ・グリューは誰なんだろう? と思っていたらアコスタらしいですね。

この日のレスコーはホセ・マルティンで踊りも演技も上手く、同じスペイン出身でロホとの兄妹ぶりも自然だった。愛人のマーラ・ガレアッツィとのやりとりもあうんの呼吸で楽しかった。こうじゃなくちゃね! ガレアッツィも踊りと役柄の捕らえ方がさすがプリンシパルでしっかり魅せてくれた。

本日のムッシューGMタケットさんも、看守のギャリー・エイヴィス氏も見事な役者だった。凄すぎるよなぁ・・・

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ロイヤルバレエ「マノン」 バッセル&ボッレ
2005/07/21(Thu)
ロイヤルバレエの皆さんはもう帰国されたのでしょうね。
本国ロンドンでテロが起きた時にはすでに来日していたでしょうから、皆さんどんな思いで帰国されたのでしょう・・・
(何やら、またロンドン市内の地下鉄で煙が上がっている事故があったそうです)

15日に観て来たダーシーのマノンの感想を忘れないうちにメモ。

   マノン   :ダーシー・バッセル
   デ・グリュー:ロベルト・ボッレ
   レスコー  :リカルド・セルヴェラ
   ムッシューGM :クリストファー・サンダース
   看守    :ウィリアム・タケット  

バッセル&ボッレのマノンは感動的で素晴らしい舞台だった。
1幕1場、パリの郊外の宿屋の中庭。金持ちの紳士淑女、娼婦、物乞いなどが所狭しと犇いている退廃的な喧騒の中、一台の馬車が停まり、マノンが飛び出して来て兄との再会を喜んでいる。バッセルのマノンは屈託のない明るさと無邪気さが魅力の美しい女性。一方、神学書を手にすでに登場しているボッレのデ・グリューはほわんとした世俗慣れしていない青年という感じ。マノンに一目ぼれしたデ・グリューがようやく機会を捉えてマノンへの愛の告白のソロ。2年ぶりに見るマクミランのこの高度なテクニックを要する振り付け。ちょっとでもバランスを崩したらアウトだよな・・・と思いながらもとってもワクワクしてくるこのデ・グリューのソロ。ボッレはそれなりに無難に・・・ ふと、何故か?マトヴィエンコだったらどれだけ綺麗に決めるだろうかなどという思いが頭を過ぎった。(深い意味無し、新国で観られなかったからかな?)
1幕2場、二人の寝室のPDDはとても甘美で、バッセルはマクミランの振りを難しいと感じさせる事もなく、体を完璧にコントロールしながら長い手脚を活かして流麗な踊りを見せてくれた。サポートに安心感のあるボッレとのパートナーシップも良く、大柄な二人によるスピーディーなリフトは見応えがあり素晴らしかった。
彼女は毛皮のコートを身に着けたあたりから魔性の女の本性を現し始め、ムッシューGMと踊っている時は、感情を殺して視線は宙を漂いながらデ・グリューとの決別と新たな人生を受け入れる覚悟をしているように見えた。

2幕の娼家でのパーティーではすでに女王然とした輝きで奔放振りを発揮していたけれど、デ・グリューと視線を合わせた時、一瞬見せた凍りついたような顔が良かった。

この日、不満に思ったのはレスコーのリカルド・セルヴェラ。1幕の出だしのソロはかなり不安定で、乞食の頭のブライアン・マロニーの方が切れのある踊りで良かった。リカルドのレスコーは役作りもちょっとあくどさが足りず、愛人との芝居もつまらなかったし、どんな人物なのか掴みにくかった。(こちらの解釈力がなかっただけかもしれないが、ついでに言うと愛人のラルラ・モレラも踊りに精彩が無なかった。)いずれにせよ、マノンがあれだけ慕う兄という存在には見えなかったのよ。レスコーが死んだ時のマノンの嘆きようが凄く真に迫っていただけに、観ているこちらも、もっとレスコーに情を持っていたかったなと残念だった。2年前の新国のドミニク・ウォルシュの演技と存在感は凄かったんだ・・・。

バッセルの3幕は圧巻。それまでの華やかさとの落差が激しく、身も心もボロボロで、デ・グリューなくしては今にも消え入ってしまいそうという感じで、思っていた以上に細くて華奢なバッセルの体がその痛々しさを増長させていた。沼地のPDDでのボッレのリフトは凄かった。バッセルを凄い速さで空中で回転させていた。そしてバッセルのマノンは、もう狂気すれすれというように見え、救いを求めるかのように手を差し伸ばし絶望に打ち震える姿は本当に哀れで、そして、そんなマノンをただただ抱きしめるしかないデ・グリューも見ていて辛いものがあった。

幕後のカーテンコールは、スタンディングオベーションだったけれど、都さんと同様、バッセルをロイヤルの来日公演で観られるのも、もしかしたら最後なのかもしれなという思いで見届けた人が多かったのでしょうね。

<余談ですが・・・>
ムッシューGMを演じたのはクリストファー・サンダース氏。都ちゃんシンデレラのあの優しいお父さんと同じ方とは思えない。もう上着を脱いだだけで十分好色な感じ。
そして、看守はウィリアム・タケット氏。こちらも人格を疑われそうなほどの厭らしさと傲慢さたっぷりだった。



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ロイヤルバレエ「シンデレラ」 7月12日 吉田都&ボネッリ
2005/07/20(Wed)
7月12日に観て来た都さんのシンデレラの感想をとりあえず。

   シンデレラ  吉田都
   王子     フェデリコ・ボネッリ
   父      クリストファー・サンダース
   義姉たち   アンソニー・ダウエル & ウェイン・スリープ

2000年の新国でのラ・シルフィードで初めて都さんを観た時はそれほど感動しなかったのだけれど、昨年スターダンサーズバレエ団への客演でジゼルを踊ったのを観てから、彼女は私にとって特別なバレリーナになった(遅いぞ・・・)。という事で絶対に観たかった都さんの今回のシンデレラ。
この日の舞台を観られて良かったと思った事は今まで何度もあるけれど、都さんのシンデレラはその最たるものだった。以前、ある人が都さんの舞台は素晴らしいとわかっているのだけれど、それでもいつも期待以上の感動を与えてくれるというような事を言っていたのだが全くその通り。

都さんのシンデレラは、亡くなった母親を恋しく思いながらも優しい父親には心置きなく甘える事ができ、意地悪な姉たちの事さえ何となく憎めなく思いながら明るく健気に生きている普通の少女という感じ。
踊りはもちろん素晴らしく、丁寧で流れるようでありながらメリハリもあって、尚且つ優美で温かみのある踊り。そして、プロコフィエフの旋律をまるで身に纏っているかのような音楽との一体感は、観ている私たちの心を癒してくれるようだった。

演技にしても、彼女のそれは全幕を通して一貫性があり、この作品と役柄への理解を深めてきた都さんのシンデレラは、アシュトンが理想としたシンデレラ像その物なのかもしれないと思った。

一幕一場。物乞いの老婆を気の毒に思い、パン?をわけてあげるシンデレラ。ここの彼女は天使のような優しさだったわ。ダンサーの内なるものがそのまま現れているんだろうな・・・そして箒のダンス。なぁ~~んて可愛らしい都ちゃん。脚の上げ方は美しく、一つ一つのステップが軽快で小気味良い。義姉たちの真似も控えめながらもちゃんとツボを押さえていて可笑しかった。

一幕二場の四季の妖精の場面は、4人の妖精それぞれに合わせて背景美術と照明が変わっていってとても綺麗でロマンティックで、これぞお伽の世界。四季の精の衣装も黄・桃・橙・白系でとっても綺麗だったが、振り付けがかなり独特で、流れをわざと切るような感じの動きが多かったような・・・付け焼刃で秋の精がプリンシパル!(マーラ・ガレアッツィ)と思って観ていたけれど、いいなと思ったのは夏の精のサラ・ラムだった。コール・ドは何だかなぁ・・で、ロシア好きの私には良くは見えなかった。

2幕の舞踏会。まずは、道化のホセ・マルティンに目が釘付け。白鳥などでも道化と言うとゴムマリのような跳躍ができる小柄な人が多いけど、彼は中背で細くて、ジャンプはもちろん高かったけど優雅で美しかった。そしてもちろん芝居巧者。

王子のボネッリは可愛らしい小顔のわりに体はマッチョ系。白い衣装のせいか、ももの太さが少し気になったけど、若さが溢れていてチャーミング。

シンデレラは馬車から降り立って王子に手を取られて階段を下りてくるのだけれど、全く足元を見ることも無く全部ポアントで下りて来たからビックリした。怖くないのかなぁ・・・でも頑丈なボネッリなら何かあっても支えてくれるだろう!
都さんは、シンデレラが今まで身につけた事もないような豪華なドレスを纏って、夢の世界のような舞踏会に来てしまって戸惑っているぎこちない少女から、王子に出会って恋をして、幸福感に満たされながら最後のPDDでは落ち着いた気品溢れる女性になっていく変貌をわざとらしくなく自然にみせてくれたのが凄かった。

シンデレラと王子のPDD。ボネッリはちょっと動きが重かったような気もするが、ジャンプは高くて綺麗だったし、若者らしいストレートな感情表現が好ましかった。都さんは優雅で音楽性溢れていて素晴らし過ぎ。難しそうな振りもさらっと取り込んで一つの大きなフレーズにしてしまう。彼女の踊りは妙に琴線に触れて来るので、何時もいつのまにかジンと来てしまう。困ったもんだ・・・

3幕冒頭、箒を相手に夢のような舞踏会を思い出しながらの都さんのソロ。いじらしかったです。ポケットからこぼれ落ちた靴を見つけた時の幸せそうな顔も印象的だった。その後は周知のストーリーを経てハッピーエンド。大ラスはシンデレラと王子が階段を登っていくのだけれど、都さん、最後もう一段上がろうと片足を上げてしまって・・うけた!二人の頭上には金の紙吹雪が舞い降りてきてとても綺麗なエンディングだった。

もう一組の主役のアグリー・シスターズのお二人の弾けっぷりには舌を巻いた。体力的にもかなりなものだと思う。ダウエル卿の存在感とパフォーマンスにはただただ感嘆だけれど、小柄なウェイン・スリープ氏のコミカルで軽妙な演技にとっても惹かれてしまった(笑)そうそう、ダウエル卿の演技で一番気に入ったのは、扇を床に打ち付けて、ちょっとだけどキトリの真似をしたところ。芸が細かいよね、ホントに。

そして、幕後のカーテンコール。あんなカーテンコールは初めてだった。会場に残った人が、素晴らしい舞台を見せてくれた都さんに、ともかく感動の気持ちを伝えたいという想いで一つになっていた。都さんもこちらも感涙・・・・
ロイヤルでは無理かもしれないけれど、近いうちにまた日本で全幕を踊って下さいね。
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頑張った選手に惜しみない拍手を!
2005/07/18(Mon)
終わってしまいました。女子バレーワールドグランプリ。
日本は今日中国にストレート負けをして5位に終わったけれど、エース不在という状態で今持っている力を出し切って大健闘したと思う。
選手たちは5位という順位に満足はしていないだろうけど、彼女たちの健闘を心から称えたい。
今日注目したのは中国のセッター。ライトからレフトに流す平行トスの速くて正確なこと・・・速攻の時のトスも速い。なんと言ってもアタッカー並みの身長が羨ましい・・・
今日の朝刊の記事で大山は腰痛からのリハビリ中とあったが、栗原は目標を見失って練習もしていないとの事でびっくり。NECのバレーが自分に合わないとパイオニアに移籍したものの、Vリーグの規定で1シーズン棒に振って、この前の都市対抗でコートに戻れた喜びを実感したばかりじゃなかったのか・・・今回死闘を繰り広げた選手たちのバレーへの情熱を感じ取って、再び始動して欲しいもの。



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今日の負けは痛い・・・・
2005/07/17(Sun)
女子バレー、今日のキューバ戦。
絶対に勝てる試合だったんだけど、勝利の女神はキューバに微笑んでしまった。
キューバもまだチームとして試行錯誤の状態で、チーム力としては決して日本も負けてはいないけれど、ほんのちょっとした気の緩み、出てはいけないところで出たイージーミスが敗因なのかな・・・
個人的に引っかかっているのが、4セットの大詰めで菅山をサーブのいい杉山に代えてピンチサーバーに使った事。なんでその後に回ってくる大友のところまでとっておかなかったのか? 確かに試合を決めるような大事なポイントを、彼女が自分の力で切り抜けていかなければトラウマを振り払う事はできないんだけど、今日の4セットの詰めに関しては、勝ちに行くための万全のシナリオを作って欲しかった。貪欲さが欲しかった。

ところで同時刻に放送していた日テレの巨人ー横浜戦の視聴率はどんなもんだったんだろう??
バレーのタイムアウトの時にチラッとチャンネルを変えてみたら負けていたし・・・これじゃぁ、本当にやばいよな・・・

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バレーとバレエ
2005/07/15(Fri)
昨日の女子バレーは長身ぞろいのオランダ相手に3-1の逆転勝利。昨日はそれぞれのプレーヤーがやるべき事をきちんとやって掴んだ勝利だと思うけれど、印象深かったのが172cmの吉沢選手。菅山選手と同じポジションでゲームに出られたり出られなかったりだけれど、常に冷静なプレーに好感が持てる。特に3セットだったかな? 追いつかれてジュースになった展開だったけれど(多分。一晩寝たら記憶が怪しい・・・)最後の大事なところで落ち着いてスパイクを決め、セットポイントはサービスエースで決めた。凄い!
明日はブラジル。リベンジあるのみ

そしてバレエ。
只今、英国ロイヤルバレエの来日公演真っ最中。
12日の吉田都さんのシンデレラは自分の観劇史の中でも最高の舞台だった。都さんは私たちの日本人バレエファンの誇りと言っても言い過ぎではないでしょう。
今日はダーシー・バッセル&ロベルト・ボッレのマノンを観て来ました。とても素晴らしかったです。そしてテューズリーが代役になった17日のチケットも買ってしまいましたです・・・・あさってが楽しみなり
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今日は完敗
2005/07/13(Wed)
今日から始まった女子バレーの決勝ラウンド。
初戦の相手はイタリア。結果は最後まで自分たちの持ち味を出せないままのストレート負け。
ブロックがほとんど出なかったのが痛いなぁ・・・ 相手をシャットアウトして気持ち的に優位に立ってリズムを掴むというようなきっかけがなかった。
コンビバレーと称される日本女子バレーだけれど、コンビバレーには軸になる絶対的なエースが必要。それもバックアタックもガンガン打てるような長身のレフトアタッカーエースが理想。確実なサイドからの攻撃があってこそセンターや移動攻撃が活きてくるのだから。そういう意味でも今回怪我で出場していない大山と栗原に期待をしているのだけれど、果たしてそれだけの逸材なのだろうか??
明日はオランダ戦。気持ちを切り替えて勝ちに行って欲しい。
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次は決勝ラウンド!
2005/07/11(Mon)
女子バレーのワールド・グランプリ、昨夜のタイ戦は思った以上に苦戦したけれど、とりあえず勝つ事が出来て良かった。2セット目の最後で踏ん張ってあのセットを取ったから良かったが、あそこで落としたら試合の結果も変っていたかもしれない。
でも、タイチームはこれからもっと強くなるだろうな・・・身長の高い選手が多いし、中国と韓国に並ぶアジアのライバルになるんだろう。1セット、2セットとタイの選手の楽しそうな顔が印象的だった。

そして柳本ジャパン、5位で決勝ラウンドに進む事になった。開催国なので最初から出場権は持っていたけれど総合5位という、力で勝ち取った決勝ラウンドになったのが何より嬉しい。中国、ブラジル、キューバ、イタリア、オランダという強豪チームとの対戦でどこまでやれるか楽しみなり。期待してるよ
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「メダリストたちの競演」 7月7日
2005/07/10(Sun)
7日に観に行った「メダリストたちの競演」について。

第1部
1.「海賊」よりGPDD   田中ルリ&ラスタ・トーマス
テープの録音状態の酷さにびっくり。ラスタ・トーマスのジャンプは滞空時間が長くて凄かった。

2.「ジゼル」2幕よりPDD  ヤオ・ウェイ サン・シェンイー
さらに酷い音楽に愕然・・・。録音状況も酷いけれど演奏自体も相当酷いのではないかな? あんなに潰れた弦楽器の音は初めて聞いた。ジゼルのPDDをあんな音楽で観る気にはなれないので、ダンサーには申し訳ないけれどほとんど上の空だった。

3.「Revelation」     平山素子  
この方は人気があるようですね。会場からけっこう声が掛かっていました。でもモダンは不得手・・・

4.「ライモンダ」3幕よりGPDD  志賀三佐枝 山本隆之  
志賀さんは失礼ながらあまり容姿に恵まれたダンサーではないけれど音楽性豊かで(テープは相変わらず酷いのに)丁寧な踊りが素晴らしい。引退というのは非常に残念ですね。ただ、ガラでこの演目ってかなり華のあるペアじゃないと地味に感じるなぁ。去年の秋の新国の時はそんな事思いもしなかったけれど。山本さんはちょっと不調か?

5.「レダと白鳥」     草刈民代 レイモンド・レベック
レイモンド・レベックさんの腕の動きが美しかった。民代さんは、モダンなら文句は言うまい.....


第2部
1.「DARKNESS & LIGHT」  吉田都 フェデリコ・ボネッリ
「DARKNESS & LIGHT」には高円宮殿下追悼の意味も込められているそうですが、殿下の温かさやユーモアセンスなどを考えて明るい作品に仕上げたいと都さんが語っている通り、明るく楽しい演目でした。だから暗と明のコントラストはそれほど強くなかったので単調といえば単調だけれど、都さんの表情豊かで軽やかな踊りを見られただけでいいので○。ボネッリは少年っぽい顔立ちに相反してがっしりとした体つきなのでリフトは軽々、都さんにリードされながら楽しそうに踊っていた。とっても好感のもてるペアだったので「シンデレラ」が楽しみ。

2.「眠れる森の美女」3幕より アナスタシヤ・チェルネンコ デニス・マトヴィエンコ
マトヴィエンコの奥様のアナスタシヤは華のある美人でオーロラにはぴったり。踊りは一生懸命だったのはわかるけれど、ちょっと雑だったかなぁ? マトヴィエンコはどことなくおとなしめだった。奥様としての彼女の日本初お披露目で彼の方が緊張していたのかも。なかなか絵になるペアではある。

3.「LITURGY」 マリア・コウロスキー アルバート・エヴァンス
マリア・コウロスキーは長身のダンサーなので舞台栄えする。

4.「シェヘラザード」よりPDD ポリーナ・セミオノワ イーゴリ・ゼレンスキー
ゼレンスキーは全然奴隷には見えない、逞しく翳りの無い金の奴隷だったけど、おかげで昨年の秋に見られなかったアブデラクマンの雰囲気がつかめた気がする(なんのこっちゃ?)1月の白鳥の時と比べても今回はとても調子が良さそうで、跳躍も回転も余裕があり美しくセクシー。特に全員が一斉に踊るフィナーレでは、舞台中央で俺様振りを遺憾無く発揮した素晴らしいピルエットを披露してくれて会場は大いにエキサイト!!
ポリーナちゃんは、エキゾティックで魅力的。金の奴隷に投げかける視線や挑発的な身体の動きからは、かなり色香が漂っていたものなぁ・・普段マラーホフの身近にいるせいか、ゼレンスキー相手にも全く臆する事ないのが凄い。そして彼女はびっくりするくらい体が柔らかくて・・テクニックの確かさといい演技といい、末恐ろしいものを感じた。

5.「ドン・キ・ホーテ」よりGPDD スヴェトラーナ・ザハロワ アンドレイ・ウヴァーロフ 
普通に良かった。でもこの二人でトリの「ドン・キ」なんだから、もう一つ魅せる工夫が欲しかったというのが本音。この前の新国の公演でも思ったけれど、ザハロワはフェッテは得意じゃないらしい。ダブルをいれて頑張っていたけれどダブルの度に軸が彼女の左に少し傾くのでヒヤヒヤしてしまった。まぁ、あれは癖なんだろうけど。

テープの音質の悪さには閉口したけれど素敵なガラでした
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ロンドンのテロ
2005/07/08(Fri)
昨夜は「メダリストたちの競演」を大いに楽しんで気分良く帰宅したのも束の間、「ロンドンでテロがあったみたいだよ」という同居人の言葉に息をのんだ。ロンドン、テロと聞くと、申し訳ないけれどすぐにIRAだと思ってしまうのだけれど、今回はアルカイダと関連のある組織が犯行声明を出した模様。本当にアルカイダなのか、アルカイダと名乗れば世界を震撼させる事ができて、自分たちの行動も正当化できると思っているのか分からないけれど、アルカイダという言葉が都合のいいように使われて一人歩きしているように思う。
日本でも鉄道などの交通機関では、直ちに警備員が増員されたりゴミ箱が撤収されたりと、警戒態勢が強められているけれど、またか・・・と思わないでもない。去年の3月にスペインで同時多発テロが起きた直後も同様な措置が取られたけれど、いつの間にか危機感も薄れて元の状態に戻ってしまった。ニューヨークのテロ以降、これからもこんな事をずっと繰り返していかなければならないのだろうか。平穏な日々を取り戻すことはできないのだろうか・・・・
私が勤めている会社は外資系で、ロンドンにもオフィスがある。9.11の時には本社やニューヨーク支店から社員は皆無事というメールがすぐに届いたけれど、今回はロンドンからも本社からも何もなかった。便りのないのは無事の知らせなのだろうとは思うけれど心配です。
軽々しいことは口にできないけれど、死傷者の数がこれ以上増えないことを祈ります。
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明日はバレエ
2005/07/06(Wed)
ここ3年程はまっているのがバレエ鑑賞。
明日はオーチャードホールでの「メダリストたちの競演」を観に行く。豪華なメンバーなのですべての演目が楽しみなのだけど、その中でも吉田都さんペアの新作とゼレンスキー&ポリーナちゃんの「シェへラザード」が期待大。オーチャードは段差が少なくて舞台が観難いホールなので自分の前の席に大きな人が座らないことを祈るのみ。時の運なのよね... あそこは。

2012年のオリンピック開催地がロンドンに決定。ロンドンは史上初の3回目の開催だそうです。それにしても最有力候補と言われていたパリはまた駄目だったのね・・・・。
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がんばれ、ニッポン!!
2005/07/05(Tue)
バレーボールは学生時代にやっていた大好きなスポーツ。6月下旬から始まった女子バレーのワールド・グランプリの成績が予想以上に(失礼か?)良くて嬉しい。
大友も杉山もパワーアップして技術的にもアテネの時よりも進歩していると思う。日立時代から好きだった吉原キャプテンが抜けたのは淋しいけれど、彼女が若手に植え付けた勝利への執念と言うのは今のチームの中でもしっかり育っている。
次の暑いバンコクラウンド(多分)を乗り切って好成績で決勝ラウンドに戻ってきて欲しいもの! 頑張れ、ニッポン!! 
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M’s Daily Life
2005/07/03(Sun)
今日からブログを始める事にしました。
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