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日本フィルハーモニー ライモンダ
2012/05/14(Mon)
グラズノフ:バレエ音楽<ライモンダ>より(約40分)
    ***** 休憩 *****
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調<悲愴>

指揮:アレクサンドル・ラザレフ(日本フィル主席指揮者)
コンサートマスター:木野雅之
チェロ(ソロ):菊地知也


オケはフルオーケストラでステージ上はギッチギチ。 面白かったのはチェロとヴィオラの位置が逆で、指揮者を挟んで第1ヴァイオリンとヴィオラが向かい合っていた事。 こういう配置は初めて見たような・・・。 杉並公会堂は東京オペラシティと似た構造ですが、1190席と規模はやや小さめなので、フルオケでのパワフルな演奏は、時としてホールにうまく吸い込まれていかないというか、残響が濁るような感じもありました(自分の席は13列センターとやや前方)が、爆演系が嫌いではない私としては、とっても満足なコンサートでした。


<ライモンダ>
ラザレフさんはかつてボリショイ劇場の芸術総監督もされていたそうで、バレエファンも納得の選曲。 物語を追いながら、メロディーの美しい象徴的な数々の曲の中に血が騒ぐようなディベルティスマンの曲もきちんと組み込んで、ライモンダの世界を堪能させてくれました。 当然の事ながら私の頭の中にはバレエの舞台が設えられ(マールイとボリショイがごっちゃになっていた・笑)、3人のライモンダと1人のジャンと1人のアブデラフマンが踊っておりました。 グラン・アダージョはもちろんキナとダニーラですわ♪
こうやって音楽だけで聴いてみて、ライモンダの音楽の宝石箱のような美しさに改めて感動させられました。 音楽自体が本当に多彩な表情を持っているので、バレエのシーンなどわからなくても十分に酔い痴れる事ができるよなぁと。

で、指揮者のラザレフさん、とってもお茶目で面白い方でした・・・。
左袖から登場し、元気良く指揮台に飛び乗るやいなや演奏を始めちゃうし、「はい、次はあなたたち、次はこっちね」みたいにわかりやすく指を差していたと思えば、いきなり指揮台から降りて第2ヴァイオリンの最前列の二人に何か話しかけてるし・・・。 演奏中に指揮台を降りた指揮者は初めてだったかなぁぁぁ?
バレエファンにはお馴染みの曲でも、このコンサートで初めて聞く人も多かったのではないかと思いますが、その辺もきちんと心得ていらっしゃるラザレフさんは、アポテオーズが終わると同時にくるっと客席を振り向いて、「これでお仕舞いだから、拍手していいですよ!」と言わんばかりに顔で合図してくれました(笑)。
そして美しいヴァイオリンソロを奏でたコンマスを「この人! あれを弾いたのはこの人ですからね!」って具合に激しく指差し、自らも拍手を送っていらっしゃいました。 面白すぎ・・・。

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日本フィルハーモニー ライモンダ&チャイコ6番 (その1)
2012/05/13(Sun)
杉並公会堂で行われた日本フィルハーモニーのコンサートを聞いてきました。 国内オーケストラのコンサートは久しぶりで、2009年9月のアニちゃんwithニューシティー以来です。

グラズノフ:バレエ音楽<ライモンダ>より(約40分)
    ***** 休憩 *****
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調<悲愴>

指揮:アレクサンドル・ラザレフ(日本フィル主席指揮者)
コンサートマスター:木野雅之
チェロ(ソロ):菊地知也


開演前に指揮者のラザレフさんのプレトークがありました。 ロシア人、喋りだしたら止まらない・・・って感じで15分強(笑)。 作曲家としてのグラズノフ、チェイコフスキーについて、コンサートで取り上げた曲の説明などでしたが、チャイコフスキーのバレエ音楽の影響を受けているグラズノフが作曲した二つのバレエ音楽、「ライモンダ」と「四季」を1893年に亡くなったチャイコフスキーは聞くことができなかったのは非常に残念であると。 さらには、チャイコフスキーがもっと長生きをしてショスタコーヴィチやストラヴィンスキーの音楽を聞いたら、どのような影響を受けただろうかと思うとつくづく彼の53歳という若さでの死が残念だというような事まで語ってくれました。


どんな曲の抜粋になるのだろうと楽しみにしていた「ライモンダ」。 とっても素敵な選曲の組曲「ライモンダ」はこんな感じでした♪
(プログラムの解説から端折って抜書きしています)

「ライモンダ」全曲に輝く壮麗と高貴な旋律美を象徴するような、第3幕への<間奏曲>から・・・第1幕の世界へ。
美しきライモンダが登場する<第1場第4景>
ジャンを思いながら竪琴をつまびく<プレリュード>とほのかな哀愁を帯びた<ロマネスカ>
ライモンダの婚礼を待つ城館での<グランド・ワルツ><ピチカート><ワルツふたたび>
第2場、幻想の場面からチェレスタでの<ヴァリアシオン1>
ライモンダとジャンの甘美な<グラン・アダージョ>

城館にアブデラフマンが登場する第2幕では<スペイン舞曲><サラセン人の登場<東洋的舞曲> 愛を告白するアブデラフマンと困惑するライモンダの<第2幕第3景>

第3幕からはピアノが哀愁をこめたメロディを奏でる<ヴァリアシオン>
底抜けに愉しい<ガロップ>から大団円の<アポテオーズ>


今日は取り急ぎここまで。

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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン
2012/05/04(Fri)
本日、ラ・フォル・ジュルネに行って来ました。
 
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D7で14時半から開演の児玉桃さん、麻里さん姉妹の「くるみ割り人形」2台ピアノ版他を聴きたかったのですが、チケット完売という事で叶わず。 この期間に多くのコンサートが組まれていますが、チケットの販売状況はかなりいいみたいです。

という事でチャイコフスキーとロシア音楽展へ。
 
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いや〜、丸ビル久しぶりに入ったな〜。 マールイのフォーラム公演のついでにB1はよくふらふらしたけど、地上階は久しぶり。 購買欲をそそられるお店が沢山あって困りました。
会場には、チャイコフスキーの生涯や有名な曲の説明、学生の頃や妻のアントニーナ・ミリュコヴァとの記念写真などが展示されていましたが、なんといっても興味深かったのは自筆(非常に美しい筆記体です!)の書簡や楽譜なのですが、バレエ関係の展示も思ったより充実していました。 
1922年5〜6月にパリ・オペラ座で開催されたバレエリュス公演の公式プログラムも出展されていたので、まじまじと見てしまいました。 表紙は眠れる森の美女の女王付きの小姓の衣装のデザイン画で、他にもプログラムに使われたナタリア・ゴンチャロワによる赤頭巾の狼、シェヘラザード、中国人の水彩画が展示されていました。 
眠りやくるみの初演舞台の写真やデザイン画、くるみ割り人形のマリインスキー劇場での初演台本などもあり、いずれも保存状態の良さに驚きます。 台本と自分の顔の距離はほんの20センチくらいでしたが、そこに長〜い時間と数え切れない多くの舞台があるのだとちょっと不思議な気持ちになったりして。

つい最近LFJ2012公式ブックである亀山郁夫著「チャイコフスキーがなぜか好き」を読み終えたのですが、タイトルから予想していた内容とは違い、チャイコフスキーにフォーカスを当てるのではなく、多くのロシア人作曲家、ロシア音楽についてのノスタルジーを哲学的な言い回しで綴っていて、主に通勤時に途切れ途切れに読んでいた自分としては、けっこうな苦痛に終わりました(笑)。
会場のお土産コーナーにはこれ!というものは売っていなかったのですが、書籍の方に前から読みたいと思っていた中村紘子さんの「チャイコフスキー・コンクール」があったので即買いして帰って来ました♪
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クラシカジャパンでもラ・フォル・ジュルネ
2012/04/03(Tue)
みなさん、あまり大変な思いをする事無く帰宅されたでしょうか・・・。
私は3時前に会社を出て、いつもとは少しだけ違う経路ですんなり帰れましたが、山手線が物凄く混んでました。 普段の帰宅時間で一番混んでいる時間帯と同じ混みよう。
昨年の震災を機に、自宅で会議以外の仕事がすべてできるようになったので、こういう時に心置きなく会社を出られるのは助かります。

そんなわけで家でいつもより少しのんびりしながらパラパラページをめくっていたJCNケーブルマガジンで、クラシカジャパンの4&5月の特集がラ・フォル・ジュルネだという事に気づきました!
4月は「最新映像で見る!ラ・フォル・ジュルネ徹底ガイド」という事で、ラ・フォル・ジュルネの原点、フランスのナントでの2010〜2012年の最新映像が見られます。 2011年に庄司紗矢香ちゃんとタチアナ・ヴァシリエヴァさんがウラルフィルと共演したブラームスの「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」は絶対見逃せない〜〜。
5月は「今、ロシアが熱い!〜チャイコフスキー/新生ボリショイ劇場」って事でロシアてんこ盛りです♪ ゲルギエフ&マリインスキー劇場管弦楽団のチャイコフスキー交響曲全曲、昨年10月の新生ボリショイ劇場オープニング・ガラ、2009年にキーシンがヴェルビエ音楽祭で弾いたオール・プロコフィエフ・プログラム(含、ロミオとジュリエットのピアノ版)などなど、魅力的な内容ばかりです!!
今、クラシカは契約していないので、さっそく明日にでも申し込まなくちゃ〜〜。
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Le Sacre Russe(サクル・リュス)
2012/03/18(Sun)
まだ一度も行った事はないのですが、2005年よりゴールデン・ウィークに開催されているラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン。 今年はLe Sacre Russe(サクル・リュス)という事でロシアがテーマだそうです。 19世紀から現代までの革新的でスピリチュアルな音楽潮流を生み出したロシアの作曲家の特集で、チャイコフスキー、リムスキー=コルサコフ、プロコフィエフ、ラフマニノフ、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチを中心とした音楽が数多く紹介されるようです。

本当にびっくりするくらい様々な公演が予定されていますが、バレエ音楽でも管弦楽版だけでなく、「ロミオとジュリエット」前奏曲のピアノ版、「春の祭典」、「くるみ割り人形」、「眠りの森の美女」、幻想序曲「ロミオトジュリエット」の2台ピアノ版の演奏も予定されています。 モスクワ大司教座合唱団のロシア正教典礼音楽なども魅力的!
こちらの公式ウェブサイトに公演のタイムテーブルがありますので、興味のある方は是非ご覧下さい。 たくさんありすぎてけっこう真剣に見ないといけないんですけどね(笑)

2012年のオフィシャルガイドブックとして取り上げられている、亀山郁夫著「チャイコフスキーがなぜか好き」、オヤマダアツシ著「ロシア音楽はじめてブック」も面白そうですね。 
去年のオフィシャルガイドブック、樋口裕一著「音楽で人は輝く」はブラームス派vsワーグナー派というテーマで後期ロマン派の作曲家の相関図やしがらみを軸にそれぞれの作家の個性や音楽性を捉えていて面白かったです。 樋口さんはラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのアンバサダーを務めている方なので、ご本家、フランス、ナントのラ・フォル・ジュルネの紹介も興味深く読みました。
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もらったチラシから
2012/03/16(Fri)
11日の会場でもらったチラシから自分的興味のある公演をピックアップしてみました。

世界のコバケン!!ってまだ生演奏を聴いた事がないのです。 なので、好きな曲二つでちょっと惹かれます。
NDRの29日はヴァイオリンコンチェルトがメンデルスゾーンじゃなければ決まりだったのにな(笑)。 でもハンブルグはブラームスの生誕地だし、そこのオケのブラ1は是非とも聴きたい。
三ツ橋敬子さんも一度聴いてみたい指揮者の一人です。 トリフォニーは座ってみたい席があり(バルコニーの一人席! でも会員じゃないと取れないだろうなぁぁぁ)興味津々。
フェドセーエフさんも聴きにいきたい。15,16、どちらも良いですが、ラフマニノフは3番か。 技巧的には2番よりも難しいという事で、ピアニストとしては3番を弾きたがる人が多く、最近はコンサートでも3番の方がより多く演奏されていると聞きました。 私はオーケストラ部分が2番の方が好みなので、普段あまり3番は聞きません。

4月14日(土) サントリーホール 14:30開演 
 日本フィルハーモニー交響楽団(指揮:小林研一郎)
  ベートーヴェン:交響曲第7番
  ブラームス:交響曲第1番 

5月28日(月) 東京文化会館 19:00開演
NDRハンブルグ北ドイツ放送交響楽団(指揮:トーマス・ヘンゲルブロック)
  ハイドン:交響曲第70番ニ長調
  モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト短調(Vn クリスティアン・テツラフ)
  ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調

5月29日(火) サントリーホール 19:00開演
 NDRハンブルグ北ドイツ放送交響楽団(指揮:トーマス・ヘンゲルブロック)
  モーツァルト:オペラ「フィガロの結婚」序曲
  メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調(Vn クリスティアン・テツラフ)
  ブラームス:交響曲第1番ハ短調

6月15日(金) 東京オペラシティ コンサートホール 19:00開演
 ロシア・ナショナル管弦楽団(指揮:ミハイル・プレトニョフ)
  グラズノフ:組曲「中世より」作品79
  チャイコフスキー:憂鬱なセレナーデ 変ロ短調 (Vn 樫本大進)
             ワルツ・スケルツォ ハ短調(Vn 樫本大進)
             懐かしい土地の思い出 〜メロディ(Vn 樫本大進)
  ベートーヴェン:ロマンス第2番ヘ長調(Vn 樫本大進)
  チャイコフスキー:組曲「白鳥の湖」(プレトニョフ編纂)

7月5日(木) サントリーホール 19時開演
 日本フィルハーモニー交響楽団(指揮:西本智実)
  メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」序曲
  メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調(Vn 三浦文彰)
  ベルリオーズ:幻想交響曲 

7月13日(金)、14日(土) すみだトリフォニーホール 14時開演
 新日本フィルハーモニー交響楽団(指揮:三ツ橋敬子)
  チャイコフスキー:バレエ組曲「眠りの森の美女」
  チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」

チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ *旧モスクワ放送交響楽団(指揮:ウラジーミル・フェドセーエフ) 
10月15日(月) 〜オール・チャイコフスキー〜 サントリーホール 19時開演
  チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」より イントロダクション/ワルツ/ポロネーズ
            :弦楽のためのセレナードハ長調
            :交響曲第6番ロ短調「悲愴」

10月16日(火) 〜ロシアン・ロマンティック〜 サントリーホール 19時開演
  ラフマニノフ   :ヴォカリーズ
            :ピアノ協奏曲第3番ニ短調(Pf 小山実稚恵)
  リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェヘラザード」

10月17日(水) 〜フェドセーエフの芸術〜 サントリーホール 19時開演
  スヴィリードフ  :交響組曲「吹雪」〜プーシキンの物語への音楽の挿絵〜より 
             冬の道/ワルツ/婚礼の儀式/軍隊行進曲/ロマンス/ワルツ・エコー
              リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
  ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調


大進君ゲストのロシア・ナショナル管はすでにチケット購入済みですが、大進君はN響アワーの後継番組として4月1日21時からスタートする「ららら♪クラシック」という番組の初回にゲスト出演の予定だそうです。 N響アワー、好きだったんですけどね・・・。 敷居が高いと思われがちな古典・クラシック音楽をより身近なものにしたい!というNHKはこんな番組もスタートさせるようです。

★「オペラ・ファンタスティカ」NHK-FM
毎週金曜日 午後2:00〜午後6:00
パーソナリティー:奥田佳道(音楽評論家)、堀内修(音楽評論家)、吉村渓(音楽評論家)
★「ブラボー!オーケストラ」NHK-FM
毎週日曜日 午後7:20〜午後8:20
パーソナリティー:吉松隆(作曲家)、外山雄三(指揮者・作曲家)、伊東信宏(音楽学者)
★「リサイタル・ノヴァ」NHK-FM
毎週日曜日 午後8:20〜午後9:00
本田聖嗣(ピアニスト)
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3月11日 プラハ・フィルハーモニア管弦楽団コンサート
2012/03/13(Tue)
11日は母とサントリーホールにプラハ・フィルハーモニア管弦楽団のコンサートを聴きに行って来ました。
プログラムがとても魅力的だったのと、16歳の2009年にハノーファー国際コンクールで優勝したヴァイオリニスト、三浦文彰さんの演奏を聴いてみたかったので早々にチケットを取ったコンサートです。
S席11,000円と海外オケの公演としてはかなり低価格設定でしたが、生き生きとした音色が美しいびっくりするほどの素晴らしい演奏でした。


プラハ・フィルハーモニア管弦楽団(指揮/ヤクブ・フルシャ)

ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95より「ラルゴ」

            ************

ドヴォルザーク:セレナード ホ長調 作品22
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
  ヴァイオリン:三浦文彰

            *** 休憩 ***

ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 作品88


***アンコール***
<三浦文彰ソロ>
J.S.バッハ:パルティータ第2番 ハ短調 BWV826より サラバンド
<オーケストラ>
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番 ハ長調 op.46-1



冒頭、東京都交響楽団のゲスト・プリンシパル指揮者でもあるフルシャさんの追悼の言葉があり、当初のプログラムに加え、震災からまさに一年となる3月11日、この日のサントリーホールでの演奏会を記憶に残るものにしたいという彼の強い希望で「ラルゴ」が追加演奏されました。 その後一分間の黙祷。

プラハ・フィルハーモニア管弦楽団は、指揮者イルジー・ビエロフラーヴェクが1994年に創立したオーケストラで、団員は約50名、平均年齢は30代半ば、ウィーン古典派時代のオーケストラのタイプに基づき、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマンなどを中心にブラームス、ドヴォルザークを得意とする”室内楽的なオーケストラ”との事です。 2011年のグラモフォン誌において巨匠となる可能性の高い10人の若手指揮者の一人に名前が挙っているフルシャ氏(1981年生まれ)は2008年に音楽監督に就任。


ドヴォルザーク:セレナード ホ長調 作品22
昨年のギエム・オンステージの「スプリング・アンド・フォール」で初めて聞いて瞬時に好きになってしまった曲。 弦の音色は膨よかなのに張りがあって美しい。 優しく会話をしているようなあのメロディーがとても繊細なアンサンブルとなっていて素晴らしかった。 


チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
三浦文彰さんのヴァイオリン、気に入りました!
出だしにちょっと音が割れて粗いように感じたところもあったけれど、その後はどんどん調子に乗ってきて若々しく潔く旋律を奏で、音色も美しい。 カデンツァも良かったし、盛り上がりまくる1楽章のラストも素晴らしかった。 1楽章終わったところで客席からかなりの拍手が出てしまったのには驚きましたが、拍手したくなる気持ちも十分わかる演奏でした。 だいたいチャイコンの1楽章は20分くらいあって長いし、フィナーレはドラマティックすぎ!(笑)。 
ソリストに寄り添い伴奏に徹していたかと思えば、競い合うような音を仕掛けてくるオケもまた素晴らしく、聴き応え十分なコンチェルトでした。 大満足♪
ガラっと雰囲気が変った三浦さんのアンコールのパルティータも良かったです。 


ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 作品88
メランコリックな旋律が非常に美しい第3楽章が大好きなドボ8。
特別プログラム「ラルゴ」のイングリッシュホルンの音色も美しかったけれど、この8番でも出だしから、ホルン、クラリネット、チェロの哀愁を帯びたメロディーがとても美しかった。 全楽章を通して鮮やかで美しい音色の木管楽器、メリハリとパンチ力のあるトランペットなどの金管楽器の演奏が素晴らしく、弦・管・打楽器のアンサンブルは曲の細部にわたって豊かな表情を持っていたように思います。 のどかで清清しい自然の風景や森の生き物たちの営みみたいなイメージが膨らんだりもしました。
アンコールのスラブ舞曲も楽しかった。 次回はプログラムに組み込んで欲しいです。


そしてこの素晴らしい演奏を引き出したのがフルシャさんの指揮。 特に奇をてらったところもなく、素人にも分かりやすい正統派タイプの指揮者だと思うのですが、すべての楽器の音を大事にしながら調和をとりつつ熱い思いをたっぷりと曲に注ぎ込んでいるという印象でした。
また三浦さんや、重要なパートを担ったソリストへの賞賛も非常に温かく、楽員たちの間を歩き回ってあんなに多くの楽員と握手をする指揮者も初めて見ましたが、それが本当に嫌味がなくて、オケにとっても満足のできる演奏であったのなら、それは観客にとってもとても幸せな事だし、本当に微笑ましい光景でした。
何度も繰り返されたコールの後、楽員たちがみな退場するまで拍手を送り続けていたら、最後にまたフルシャさんが出てきて手を振ってお辞儀をして袖に戻って行きました。 ルイジさんのウィーン響の時もこんなだったなぁ。(ルイジさんwithウィーン響、来年5月に来日予定です! しかも紗矢香ちゃんゲスト、うれし〜〜♪ )
生きている音の魅力を改めて感じさせてくれたプラハ・フィルハーモニア管弦楽団、次回の来日公演が待ち遠しい。

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バレエ音楽の聞けるコンサート♪
2011/12/26(Mon)
今日届いた情報誌にちょっと気になるコンサートのお知らせが。
荻窪にある杉並公会堂は日本フィルハーモニーの活動拠点でもあるのですが、〜アーティストに一番近い音楽会〜「日本フィル杉並公会堂シリーズ」 というオーケストラ演奏を中心とした新シリーズが、来年5月より隔月で始まるそうです。 ちょっとローカルな話で恐縮ですが、主席指揮者のアレクサンドル・ラザレフさんによる第1回の5月13日(日)のプログラムにグラズノフのライモンダからの抜粋が組まれていまして・・・。 カップリングはチャイコフスキーの交響曲第6番。 コンサートでライモンダが取り上げられるのってあまりないように思うので、けっこう貴重な機会では??
前日の5月12日(土)には横浜みなとみらいホールで同じプログラムの公演が予定されています。

日本フィルでは「ラザレフが刻むロシアの魂」というプログラムも組んでいるようで、5月18日(金)、19日(土)にサントリーホールにおいてseason1 ラフマニノフと題し、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(ピアノ:上原彩子)、チャイコフスキー交響曲第3番「ポーランド」というコンサートが予定されています。 「ポーランド」(の2楽章〜5楽章)といえば、ジュエルズのダイヤモンドですね♪
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キエフ国立フィルハーモニー(2)
2011/12/15(Thu)
キエフ国立フィルハーモニー交響楽団(指揮/ニコライ・ジャジューラ)

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
川畠成道(Vn)

*** 休憩 ***

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
イヴリー・ギトリス(Vn)
         (アンコール byギトリス 浜辺の歌)    
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調「新世界より」

*** アンコール ***
ドヴォルザーク/スラブ舞曲集8番
ハチャトリアン/ギャロップ(仮面舞踏会)



休憩を挟んでのチャイコン。 団員が席につき、チューニングが終わってもギトリスさんと指揮者がなかなか出てこない。 高齢の方ゆえ、何か突発事故でも?とドキドキしましたが、5分くらい経ってようやくギトリスさんが普通に歩いて指揮者のジャジューラさんと一緒に登場されたので会場も一安心。
ギトリスさんは「僕は椅子に座って弾くよ、彼(指揮者)は立ったままだけどね」と会場を和ませてからも鼻をかんだり、チューニングをしたり、ヴァイオリンの渦巻きの部分をもたせ掛けるスタンド(体力の消耗を軽減するためでしょうか)の位置を調節したりとマイペース(笑)。
往年のヴィルテゥオーソといえども、現在89歳のギトリスさんの演奏はエネルギッシュで華やかな超絶技巧的なものではなく、枯れた音というか、時々音が抜けたように聞えることもあったのですが、それがなんとも慈愛に溢れた音に思えてしまって思わず聞き入ってしまいました。 カデンツァに限らず、テンポはかなり自在な感じでしたが、それでも自分の演奏の速度がオケとずれていないかというのを確認するかのように、頻繁に指揮者に目をやるギトリスさんの真剣な眼差しもとても印象的でした。 
オーケストラとは2009年の日本公演でもチャイコンで共演しているせいか、両者ともにリラックスしているように見え、オケはギトリスさんのヴァイオリンを引き立てるところは引き立て、主張するところはしっかり歌うというバランスも良かった。 ロシア的に派手な爆演系を期待していた身には、意外にも抑え目で一風変ったチャイコンではあったけれど、チャイコフスキーらしい美しい旋律に溢れた魅力的な曲だと改めて感じた演奏でした。
最近はこの曲を聞くと「オーケストラ」という映画を思い出します。 しみじみとさせるストーリーをユーモアと爽快さで押し切ったとても楽しい映画ですが、ヴァイオリン協奏曲が華やかにフィナーレを飾っています。 興味のある方は是非ご覧になってみて下さい。
さて、ギトリスさんですが、40分もの協奏曲を終え、客席からの拍手に答えて下手袖とステージを数回往復した後、「浜辺の歌」のアレンジをアンコールとして弾いてくれました。 優しくて温かい浜辺の歌でした。


ドヴォルザークの交響曲なら9番より断然8番が好き!だった私ですが、この日の予習で聴き返すうちに、やっぱり9番は素晴らしい!!と思えるようになりました(笑)
生演奏を聴いたのは初めてでしたが、全楽章通じて、弦楽器だけでなく、金管・木管を含めて多くの楽器にスポットライトが当てられたちょっとしたガラコンサートのような曲ですよね。 さらにピッコロが1楽章、チューバは2楽章に短いフレーズを吹くだけというのもびっくり。 日本では「家路」として親しまれているあのメロディーを奏でていたイングリッシュホルンのノスタルジックな響きがとても良かったです。 曲全体の印象は柔らかな音質の中にもメリハリがあるという感じでした。

ただ、オケが一番良かったのは力強く歯切れよい演奏だったアンコールの2曲ではなかったかと思います。
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キエフ国立フィルハーモニー(1)
2011/12/11(Sun)
12月2日(金)に「キエフ国立フィルハーモニー(指揮/ニコライ・ジャジューラ)&イヴリー・ギトリス&川畠成道」を聴きに行ってきました。 


メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
            川畠成道(Vn)

*** 休憩 ***

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
            イヴリー・ギトリス(Vn)
           (アンコール byギトリス 浜辺の歌)    
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調「新世界より」

*** アンコール ***
ドヴォルザーク/スラブ舞曲集8番
ハチャトリアン/ギャロップ(仮面舞踏会)



東京文化会館でクラシックの演奏を聴くのは初めてです。 震災後の6月に日本を訪れチャリティー公演を催し、コンサートの合間を縫って被災地の石巻市の避難所を訪問して演奏をプレゼントしてくれた89歳の御大イヴリー・ギトリスのチャイコンを聴きたくて取ったチケットでした。
8〜9割方埋まっていた客席には男性客も多く、文化会館の女子トイレに長蛇の列ができていなかったのも初めて見る光景でした。
会場の話のついでに・・・。 この日は終日雨という予報だったので、公演時間にはほとんど雨は止んでいたものの、傘を持って会場に訪れた人は非常に多かった。 にもかかわらず、文化会館の傘立てはビニールで覆われていて使用不可! 邪魔になるし、コンサート中に傘を倒したりする雑音を防ぐためにも傘立てを準備しておいてくれるとありがたかったんですけどね。
ちょっと信じがたかったのは、メンコンの一楽章後に開演に間に合わなかった客をR1&L3扉から入れ、階段に座らせた事。 2楽章が始まってもゴソゴソガサガサと・・・。 文化会館のバレエではよくある事ですが、まさかクラシックコンサートでも同じ光景に出くわすとは・・・。

さてさて、川畠さんの演奏を生で聞くのはほとんど10年ぶりくらいかもしれない。
メンコン、むか〜しはヴァイオリンコンチェルトの中でも一番好きだったけれど、最近はあの哀愁溢れる切なく美しいメロディーが逆になんとなくtoo muchな感じがしてちょっと遠ざかってました。
川畠さんの音は繊細で滑らかでカデンツァも美しかったですが、メンデルスゾーン節にもうちょっと艶と華やぎがあっても良かったかなぁとも感じました。 オケは控えめに伴奏に徹していたけれど、初日だったせいかソリストとの距離が少しあったような気もします。

そのオケ、キエフ国立フィルハーモニーですが、1995年のウクライナ独立の際に旧ソ連からの脱却とヨーロッパ化を目指して結成されたオーケストラで、結成時からニコライ・ジャジューラさんが率いているそうです。 日本とも深い縁があり、結成後間もなく日本政府からオーケストラに楽器が寄付され、現在、団員が使っている管楽器のほとんどがその時に日本から送られた物なのだそうです。
<続く>
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