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サンクト・ペテルブルグへのバレエ鑑賞の旅 (20)
2009/01/06(Tue)
4日目:11月1日 その

マールイ最寄のネフスキープロスペクト駅の運河を挟んだ反対側にある大きな書店は、CD&DVDや文房具、ちょっとしたお土産を売っている。 昨日のスーヴェニール・マーケットと先ほどのスーパーのチョコレートだけではお土産も十分ではないのでしばしこのお店で物色。
ペテルブルグの名所めぐりになっている小さなカレンダーを10個ほど購入。 白樺の表皮で作っていると言うベレスタ小物入れも自分用とプレゼント用に購入。
さらにネフスキー大通り沿いの地下にあるお土産やさんを覘く。 ここのお店はさきほどのオネーギンとは違い、そこそこのものがお手軽プライスで売っていて客の入りも良かった。 
ペンダントヘッドを見せてもらいたかったので、優しそうな顔立ちの男性に恐る恐る英語で話しかけると、流暢な英語で「どこからですか? 日本から来たの??」と聞かれてしばらく話をする。 日本には行った事はないけれど一度京都に行ってみたいと言ってました。 外国の方の京都への興味やあこがれって本当に洋の東西を問わないなという感じです。 どうせなら桜も一緒に見てもらいたいので4月上旬の桜の季節をお勧めしました(笑)

マールイを出た頃から日が差していたので、4時を回ってあたりも薄暗くなり始めていたけれどイサク寺院の写真を取りに出かけた。 おととい撮った正面からの写真の左奥側からの撮影。 

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ここに限らずペテルブルグでは車が歩行者に遠慮するという事はないのでちょっとでも車道にはみ出ようものならこちらの命の保障はないという状態。 なかなかスリリングな写真撮影でございました・・・。

ホテルに戻り、お茶とカロリーメイトで腹ごしらえ。
ポット ロシアは客室に電気湯沸しポットのないホテルがほとんどで、ペトロパレスも例外ではない。 フロントに頼めばお湯入りのポットを持ってきてくれるのだそうだが、ロシアンタイムでやられてはこちらのスケジュールが狂うので、今回の旅行用にポットを購入。 ちょうど2人分のお茶が入れられるくらいのお湯が瞬時に沸くのでとっても重宝した。

マールイのカッサで言われた通りに6時にまた窓口へ。
当日券を求める人などでごった返しているカッサ付近。 参ったなという顔をしながらもすぐに諦める人、あーだこーだととことん粘る人と人様々な光景に思わず溜息・・・。
マラさんに教わったとおり100ルーブルの入場券を買って、一階の下手側の入り口に場所を陣取る。 まだ早かったのでそれなりのポジションは得たものの、続々と立ち見客が入ってきて通路が通れない状態になってしまった。 劇場スタッフ(超ベテランさんぽいご婦人が多いのでこういう時には本領発揮!)がしら~っとした顔で割り込みを試みる客をびしっと注意し交通整理!
開演5分ほど前だったろうか? さっきのおばちゃんが現れ、私たちを含め5,6人以外の人たちを皆連れ去ってしまった。 と同時にカメラクルーが2人入ってきて私たちの前に立ってしまった。 嘘でしょ!!!
カメラマンもかなりこちらに気をつかってくれて、できるだけ死角を減らそうとしてくれたのだけれど、
舞台の半分くらいが見えなくなる事もしばしば、疲れるわ、見えないわ・・・のストレス大溜まりの1幕だった。
ちなみに連れ去られた人たちは二階以上のバルコニー内の立ち見スペースに散らされたようだった。
休憩後はカメラを避けて4階の立ち見スペースに移動。 1幕を見ただけで帰ってしまったのか、2席が空いていた。 その席の直ぐ後ろに立っていた隣の女の子2人に座ったら?と勧めたところ(彼女たちが座れば私たちの視界もさらにクリアになるからね)、彼女たちは座らないという。 という事でラッキーにも2幕は席に座ってしかも最前列なので非常に良く見えた。

公演が終わり劇場の外に出てると・・・・・・・・、 雨、 また雨が降っている。 あんなに綺麗な夕焼けだったのに、Why~? 
どんどん強くなる雨に急き立てられるように後ろ髪を引かれる思いで劇場を後にする。
明日はもう帰国の日なのである。
早すぎるわ・・・。


5日目:11月2日 

9時に迎えの車が来るので8時半すぎにはロビーに降りてチェックアウトを済ます。 45分頃だったか、見覚えのある男性がホテルに入ってきた。 行きに空港からホテルまで連れてきてくれたドライバーだったのでなんとなくホッとした。
なんとこの日は朝から晴れ・・・・・。
車窓からの眺めを一つ一つ目に焼き付けながら名残を惜しむ。 青が鮮やかなモスクチックな可愛らしい建物があったっけ。 空港までは20分ほどでついてしまった。

ペテルブルグ発12時35分の飛行機が離陸するまで、驚くくらいスムースに予定通りに事が運ぶ。 待合室にはワンちゃんを連れた女性がいました。 犬ってケージにいれれば簡単に飛行機に乗れるんだっけ?
行きとは違い、今度はエアバスの3-3のわりと新型と思われる飛行機だったけれど、こちらも満席状態。 飛行機が動き始めたところで窓から空港の写真をとる。 
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薄いけどサンクトペテルブルグという文字が読めるでしょ!(ってちょっと無理でしたね。 写真中央の2階建てのようなビルの屋上にあるのですが、ブログ用に解像度をかなり落としてしまったのでかすんじゃってますね。)
「また来るね!」と別れを告げてTake offした飛行機は快適な飛行であっという間にヘルシンキ空港に着陸した。 高度を下げていくにつれはっきりしてくる地上の風景。 赤い屋根の建物が点在し背の高い尖った形の木々の緑が美しい。 もうすぐ真っ白な雪に埋もれてしまうんだろうな。

5時間のトランジットで成田行きのエアバスに乗り込み、またまた一度もシートベルト着用のサインがつく事もなく定刻の11月3日10時に成田に到着した。

こうして何から何まで思い出深い楽しく幸せな旅が終わったのだった。

うみーしゃさん、本当にいろいろありがとうございました!!

また、この旅行記を読んで下さった方でペテルブルグへの旅行を考えていらっしゃる方など、何かお知りになりたいことがありましたら、遠慮なくコメント欄なりブログのメールフォームを使ってご連絡ください。 うみーしゃさんと私で力になれることがあれば協力は惜しみませんので。
この旅行記は11月1日のヤパーロワ&チュージンの「ロミオとジュリエット」を持ってフィナーレとなりますが、マールイの来日公演の合間を縫って頑張りたいと思います~。
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サンクト・ペテルブルグへのバレエ鑑賞の旅 (19)
2009/01/05(Mon)
4日目:11月1日 その3

聖エカテリーナ教会の近くにあるレストランに入ってランチタイム。
軽食コーナーと食事用のフロアが分かれていたので、ゆっくりできそうな落ち着いた雰囲気の食事専用の席を選ぶ。
このお店も英語のメニューがあったので助かりました。
昨日の文学カフェでのランチに味を占めてしまった私たちは、再びポテト料理をオーダーする事にした。 うみーしゃさんはポテトの入ったビーフストロガノフ、私はポテトのパンケーキ付きのきのこと肉料理。 どちらも非常に美味。
ただ、このお店のポテトのパンケーキは昨日のクレープのようなものではなく、ポテトを細~~い短冊にしたものを掻揚げ状態に揚げたもので、腸が強くない私にはちょっとオイリーな感じだった。 
お料理は感動するくらい美味しいのに、やはりこんな素敵なお店でもサーブに関してはロシア流。 まずオーダーを取ってくれるまでにも時間がかかるし、先に紅茶が出てきたからいいようなものの、メインディッシュはなかなか出てこない。 空腹になるまでの時間を逆算して(笑)余裕をもってレストランに入らないと倒れてしまいそうだわ・・・。

<いきなりうみーしゃさんレポ>
驚いたことに、同じレストラン内にトイレがなく、別の建物の一番奥だという。食事の注文中に、別の建物まで出て行く気力がなかったのであきらめた。(すぐ見つかるかわからないしね)ロシアのレストランでは、ファーストフード以外はホントに待たされるので、時間に余裕を持った方が良い。でもそのいらいらが吹っ飛ぶほど、料理はどれも美味しい。店員の無愛想も、遅さも慣れて気にならなくなった。隣のおじいさんが「ゼリョーヌィ・チャーイ(緑茶)」を注文。嬉しかった♪ロシア料理に合わせて緑茶を頼むとは。(メニューにあるとは。)しかもポットで。(笑)

レストランを出て向かったのは確実にトイレのあるショッピングセンターのゴスチーヌィ・ドヴォール。 ここでも「ちょっと行ったところにある階段を下って・・・」という「ちょっと」という距離の間隔のロシア人と日本人の大きな違いに苦しめられた。 行けども行けども下りの階段なんてないし・・・。
お願いだから英語の案内板を出してください~~~。

先ほど食事をしたレストランの裏手にはフィルハーモニーとルダコさんが頻繁に出没するというミュージカル・コメディー劇場、大型土産店のオネーギンがある。 (ルダコさんに遭遇しないかとキョロキョロして歩いてたけど残念ながら影も形もなく・・)
ツアーなどで予め何時に何人くらいの客が来ると分かっている場合には店員の応対は親切なんだそうだけれど、閑散とした店内にフラッと入り込んだ私たちのような客には「いらっしゃいませ」の一言(言われても分からないけどともかく無言なの~~)もなく、遠くからチラチラ監視しているだけ・・・。
ここのお店はちょっと高くて何も買う気にはならなかった。

またまたマールイへ。
まだロミジュリのプレミア公演中だというのに、ロミジュリの幕は外され、イヴェントの多い11月のスケジュールの幕が張られていた。
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こちらは壁にかけられた11月のスケジュール。
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劇場内のカッサへ向かい、戻りチケットが出ていないかうみーしゃさんに確認してもらうが、
「当日券のキャンセルがあったら買えないのでしょうか・・・」(このキャンセルという言葉がロシア語で出てこなくてまいった)と受付の美人なおばちゃんに確認したら、「6時にもう一度試してみたら」とそっけなく答えられた。同じ人に何度も聞かれて、さぞうんざりしてるでしょう。
との事。
どっと疲れてロビーのソファーで休憩していたら、神様の助けか?マラーホフさんが入って来た。

ここからはまたまたうみーしゃ節で。
意外なことに、カッサの近くにATMがあり、お金を下ろしに来たようだった。びっくりしていた彼にかまわず(笑)、今日見たかったのに券がなくなってしまったことを伝えると、「立ち見なら入れるよ」と教えてくれた。入場チケット(100ルーブル)を買って、立ち見席でスタンバイしておいて、開演した時点で空いてる席があれば座ってかまわないとのこと。
「1階の入り口のところに立って場所とりすればよく見えるよ。(花見じゃないんだから)ボックス席でも大丈夫だけど、顔が斜めになって見難いよ。」とホントに顔を斜めにして話す(笑)。日本ではありえないが、この際挑戦するしかない。お隣のコメディ劇場でもエルミタージュ劇場でもなく、ミハイロフスキィの舞台を見たいのだもの!
意外な発見で嬉しかったのが、ここのカッサの前にいると、マールイのダンサーが次々やってきたこと。(考えてみればアタリマエだが)皆ATMでお金を下ろして、警備員のおじちゃんたちと言葉を交わして帰っていく。30分ほどの間にマラーホフ、オリガ・ラヴリネンコ、モロゾフ、ポドショーノフ、ほかオケの方も見かけた。3時頃だったけど、皆今日は本番のはず。モロゾフは誰か若手と「じゃまたあとでなー」みたいな言葉を交わして出て行き、ポドちゃんは私たちに気づいてくれて、「やぁ」と声をかけてくれた。優しいなぁー。ATMって前はなかったと思う。それより、ロシアでは銀行に口座を持つ人も少ないと聞いていたので、ちょっとこれにはびっくりしたのだった。イタリアツアーも近いし、ユーロに両替もしなきゃいけないよね!


立ち見をするなら、体力を温存しておかなくちゃ!という事で(笑)、お土産を買いながら一度ホテルに戻る事にした。
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サンクト・ペテルブルグへのバレエ鑑賞の旅 (18)
2008/12/30(Tue)
4日目:11月1日 その2

修道院内の主寺院であるトロイツキー聖堂では礼拝が行われていた。
ほの暗い堂内は奥行きもかなりあるのだけれど、天井の高いこと・・・。 入り口付近の真上に聖歌隊が位置しており素晴らしい歌声、特に男性の厚みのある穏やかな歌声が自分の後ろから癒しの波のように流れてくる。
多くの人が敬虔な教徒たちなのだろうけれど、ろうそくに火を灯し一心にお祈りを捧げ、十字をきる姿を見ているだけで、全くの無宗教でただの観光客の自分の心まで清められているような気がしてきた。
聖堂の中にどれほどの人がいたのだろうか? 
堂内にいる聖職者の方に話に熱心に耳を傾けている人もいれば、自分の話を聞いてもらっている人もいる。 迷彩服を来ている軍か警察関係の男性も母親と思われる人と一緒に祈っていたし、私のすぐ隣に立ったおじいちゃんは何かのフレーズのたびに前かがみになって手で床に触れていた。 思わず、あたしより全然体が柔らかいじゃん・・と思ってしまった自分が情けない・・・。
聖堂内にはイコンなどお土産売り場もあるのだけれど、今回は何も買わなかった。 なんというか、このような神聖な場所では憚られたのだ。 お土産売り場は聖堂の外にしてくれればいいのに。

さて、この後、ちょっとしたハプニングがあった。
またまたうみーしゃさんのレポを拝借。

しばらくぼおっとひたってからドアを開けて出ようとする・・・・。(あれ?プライッチー・ザプレッシェナーって書いてある。この文字って通り抜け禁止って意味だっけ?)と気づいたところで、ラスプーチンのような髭のおじさんに呼び止められた。「ジェーバチキー!」(うわっ怒られるかなー)「す、すみません、ただ見ているだけです」(←チケット買って入ってるんだから) 「君たちどこからきたの?韓国?日本?ニッポンか。サスケ!コニチハ!アリガト!」・・・親日家のおじさんだった。「ジェーバチキ。君はスチューデント?働いてるの?」「いえ、観光客です。」「サヨウナラ、気をつけてね!」満面の笑顔で見送ってくれたのだった。次から次へと市民がやってくる。年配の人が多いけど、夫婦や親子もいた。なんだか幸せな気分になれたネフスキー詣でとなった。

私は書かれている文字もおじさんの言っていることも全く分からなかったから、??というだけだったのだけれど、うみーしゃさんは最初はけっこう怖い思いをしたようで、申し訳ない。 ペテルブルグも海外からの観光客がかなり増えていると思うので少しずつ英語の表示を増やしていって欲しいです。 特に何かの禁止を知らせる表示に関しては早急に取り組んで欲しいな。

修道院を後にして再び地下鉄に乗りネフスキー・プロスペクト駅に戻る。 こちらの地下鉄はかなり深いところを走っているらしくエスカレーターがとっても長い。 でもって日本のエスカレーターのスピードの2倍は速い。 ご老人は最初の一歩が怖いかも。 下りは歩いて降りる人がいるので片側(右だったけかな?)に寄ってスペースを開けておくのだけれど、上りは流石に距離が長いせいか歩いて上がる人もいないので2列になっていた。 それでも通勤時はやはり上りも歩く人用にあけるのかもしれない。 だってこっちの人ってけっこうせっかちよ!

雨は止んでいるけれど、風が冷たく今日は本当に寒い。 行きには開いていなかったカッサに再びチケットがあるかどうか聞いたが売り切れとの事。 高級アーケード街のパッサージュの側にもカッサをみつけたので、もう手当たり次第!という意気込みで聞いてみるが見事に撃沈。 ただ、窓口が3つくらいあるこの大きなカッサでマリインスキーの予約チケットを手に入れられるということがわかった。 おととい、なぜここを上手く教えてもらうことができなかったのだろうか?? 親切に教えてくれたあのおばあちゃんの指差していた方向は180度反対だったものなぁ・・・(笑)。  さらにマールイのHPにリンクしているbileter.ruでオンラインで予約した公演のチケットをここで手に入れられる事もわかった。 実はうみーしゃさんはこのbileter.ruにメンバー登録をしたそうです。

ロシア語のプレイビルサイトでは11月1日「スパルタクス」となっており、インターネットでチケットも購入できるようになっていた。うみーしゃはためしにメンバー登録してログインしたのだが、座席も自分で選べる。それが、出発の30日前にロミジュリに変更になった!スパルタクスのつもりで買った人はキャンセルするんじゃないだろうか・・・ということで期待はしていたのだが。とにかく思い通りに行かないのだ、ロシアって国は。1年前に主役を発表して売り出す日本も相当だと思うけどね!プレイビルに登録して以来、ロシア語でペテの公演情報が毎週届く。(苦笑)改めて、ピーテルには劇場が多いのだと実感する。

ということで、マールイのチケットもネット購入ができるのですが、ロシア語ができなければ恩恵にはあずかれないようです。

パッサージュにはいろいろなお店が入っていて、女の子が好きそうな小物や化粧品はかなり充実していた。 ちょっと離れたところにある地下のスーパーでは食料品や酒類、お土産にうってつけのチョコレートが数多く取り揃えられていた。 ワインもけっこうワールドワイドな展開だったな。 チリワインもあったし、お値段もなかなかリーズナブルだった。

パッサージュの並びにある聖エカテリーナ教会。 色合いも雰囲気も可愛らしい教会だったので写真を撮りました。
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サンクト・ペテルブルグへのバレエ鑑賞の旅 (17)
2008/12/29(Mon)
4日目:11月1日 その1

昨夜は雨が上がったので期待をしていたのに残念ながら今日は朝から小雨模様・・・。
ついでに今日は寒いらしい。
ネフスキー大通りの景観にもだいぶ馴染んだけれど、相変わらず車は猛スピードで走っていて、歩道を車道よりに歩いていると、まるで高速道路の路肩でも歩いているような感じ。 バランスの悪そうなバスまで絶対80キロは出してるよな!

ともかく今日は真っ先に夜の「ロミオとジュリエット」のチケットを抑えなくては!
大通り沿いにあるカッサはまだ営業していないのでミハイロフスキー劇場のカッサに向かう。 が、チケットはすべて売り切れとの事。 立ち見か・・・いや~な予感。
本当は昨夜の公演の幕間に買うつもりだったのに公演が始まったら舞い上がってしまってそんな事すっかり忘れてしまったのよ・・・。(今思えば、その時点でもチケットはなかったと思うが)劇場で売ってなければ(一応オンラインみたいだし)、他のカッサである可能性も少ないし時間も無駄にしたくないのでアレクサンドル・ネフスキー修道院へ向かうことにした。

ピーテルでの地下鉄に初挑戦!!
といっても、狭くてやたらと人の行き来が多い地下鉄の駅、インフォメーションはすべてロシア語なのでうみーしゃさんに120%頼る。
ほんと、誰かに懇切丁寧に教えてもらわなければ、ここではバスにも地下鉄にも乗れないなぁ・・・。
という事で、ここからはうみーしゃさんの実況です(笑)


         

ネフスキー・プロスペクト駅の入口ドアを開けると、なぜか入口なのに出てくる人が大勢。(入口と出口は違う)怪訝に思いながらもジェトン(17P)を買って改札を通ろうとする・・・(どうやるんだっけ。誰か先に行ってくれないかな)なんて思ってたらおばちゃんが、「そこは今通れないわよ!ロシア語わかるわね?あと10分は待たないとだめよ。もし今行きたいなら、出て左に行って階段下りて通りをわたったところにもう一つ入り口があるわ。そっちへ行きなさい。」(なんで通れないんだろう・・・) 「通り渡ったらガスチーヌィ・ドゥボール駅ではないですか?」「違うわよ。ネフスキー・プロスペクト駅よ!」 さっき大勢が入口なのに出てきたわけがわかった。(どこかに書いておいてよぉ!)
 方向音痴のうみーしゃはこういう突発事故に弱い。(階段を下りる・・・階段を下りる・・・階段をさがす・・・)幸い、出て左にすぐ地下道らしき階段があった。通りを渡って別の地下鉄入り口に着く。やっぱりガスチーヌィ・ドゥボール駅と書いてあるんですけど・・・。ロシア人、親切に教えてくれるのだけど、ときどき間違ってるんだよね。(笑)
 ロシアの地下鉄は深く深く、大江戸線などものともしない。その深い地下へエスカレータがものすごい勢いで降りていく。マールイのダンサーでも、この駅を使ってる子いるんだろうなー。
改札を入ってすぐの路線は2号線。アレクサンドル・ネフスキー修道院は3号線なので、通路を進んで途中の乗換え階段をのぼる。ロシア語表示しかなく、一度表示をすぎると延々と白い壁が続くので、間違えたら戻るのが大変。地下鉄は慣れが必要かも・・・。人も多いし、結構みんな速く歩くので止まれないプレッシャーが(笑)。
ロシア旅行中恐い思いをしたことはないが、車輌の中でこちらをじーっと見る中学生くらいの少年がいて、それはちょっとびくびくしたかな。射るような目つきであった。東洋人が珍しいだけかもしれないけど。いや、何もされなかったんだけどね。
ガスチーヌィ・ドゥボールから2号線で2駅行くと、アレクサンドル・ネフスキー広場駅に出る。降りて改札をあがるとここにもキオスクとカッサ、花屋があった。この駅にはホテル・モスクワがくっついており、1階がショッピングモールになっていてなかなか便利。地下鉄を使用するのが大変でない人ならばお勧めだと思う。
さて、修道院のちゃんとした地図がないのだが、ガイドブックに1分とか6分とか書いてあり、最初の方向を間違うと大変。 寄付を募っていた修道着のおばあさんがいたので尋ねてみると「あそこよ。」(・・・目の前でした)通りを渡るだけ。
ロシアのおばちゃんは基本的に親切です。「渡ったら××だから××なのよ。いいわね。ジェーバチカ、××するのよ~っ」と渡りきるまで叫んで何かを教えてくれていた。(笑)なぜかロシアに来てから癒されているアタクシ。
ガイドブックには無料と書いてあったが、お墓を見るには確か100ルーブル、修道院の中に入るのに160ルーブル程(たぶん)かかった。観光客からはとらないと維持していくのも難しいよね。

         


地下鉄の駅がすべて同じかどうかはわからないけど、ホームは東京の地下鉄の南北線のように線路に侵入できないように遮断されている。 南北線はガラスになっているから電車が入ってくるのもわかるしホームという雰囲気には変わりないけれど、こちらはまるでデパートのエレベーターみたいな感じでただの壁とドア。 その向こうに線路があるなんて言われなきゃ分からない。

駅から通りに出たときにはかなり強く降っていた雨がまもなく止んだ。 アレクサンドル・ネフスキー大修道院内には道を挟んで右側と左側に墓地がある。 聖堂に向かって左側のお墓は戦没者関係が多いのか、墓石の周りの置物におどろおどろしいものが多くて途中で退散してしまった・・・。 右側はもう少し広々としていて一つ一つの区画もしっかりした墓地。 世界的に有名な作家や音楽家のお墓が多かった。誰のお墓はこちらと標識が方向を指示しているのはありがたいのだけれど、それに従っていって一度で見つけられるという事はまずない。 要するに標識が示す方向と実際の道の角度と本数が合っていないのだ・・・。 
ようやく見つけたチャイコフスキーのお墓。
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Photo by うみーしゃさん(墓地内の写真を撮るには別途料金がかかります)

花束を手に訪れる人が今でも後をたたないらしく、この日も瑞々しい花がたくさん手向けられていた。 チャイコフスキーのお墓は本人の胸像の前と後ろに天使が寄り添っていてとても穏やかな空気が流れていたように感じた。 好きな作曲家は何人かいるけれど、小学校にもあがらない頃から聞いていたクラシック音楽(白鳥の湖です)はチャイコフスキーだけなので、遠く離れたロシアの地でその偉大な作曲家のお墓の前に自分が立っているのはとても不思議な気がするものの特別な感慨もありました。

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サンクト・ペテルブルグへのバレエ鑑賞の旅 (16) ロミオとジュリエット うみーしゃさん編
2008/12/04(Thu)
冒頭:アーチ型の柱や壁が何重にも連なる舞台に大勢の人影。ジュリエット(イリーナ・ペレン)とロミオ(アンドレイ・マスロボエフ)にスポットがあたっているが、街の人が全員正面でポーズをとって絵になっている。プロコフィエフの不協和音がにぶく響き、悲劇の幕開けを暗示する、映画のようなオープニング。エンディングもこういう感じで終わる。好き嫌いはあるかもしれないが、演出の随所に工夫が見られると思う。舞台装置はアーチ柱を3重くらいにずらして重ねているだけだけど、ジュリエットの家とほかの場面の切替をこの柱の上下だけで表していて、家財道具は一切なし。ベッドとろうそく台程度。シンプルだが、小さな舞台を効果的に使っていると思った。上の席からだと柱に隠れてダンサーが見えないときもあるけど。

第1幕:最初からモンタギュー家とキャピレット家の闘争シーン。それを諌めるヴェローナ侯爵。(アレクセイ・マラーホフ)
モンタギュー家とキャピレット家を中心に、男性陣のちゃんばら踊り。
マラーホフは、普段おひげやら鬘(かつら)やらで素顔が見えない役が多いのに、なぜかこの役では帽子とマントだけなので、着飾った周囲に比べてとても若く見える。でも威厳があってカッコいい。動かない役で表現するって難しいのよね。キャピレット家当主(ウラジーミル・ツァル)とモンタギュー家当主(イリヤ・アルヒプツォフ)の剣による戦いを止めるヴェローナ侯。一応落着して去っていく。日本公演と違いコールドの数が半端なく多い。この真ん中に立ってソロをやるなんて緊張するだろうなぁぁぁ。踊りは皆スイッチが入るけど、演技しながら歩くのって難しそう・・・
 というわけで(?)ヴェローナの街では2大勢力がいて両家とも仲が悪いということが描かれる。キャピレット家の群舞のリーダーはティボルトだったかな?(覚えてない)モンタギュー家の群舞のリーダーはフィリモーノフ。モンタギュー家は全体に白系の衣装で全員金髪ソバージュのウィッグだった。ロミオ、マキューシオと4人の友人たちもみんな白ベース。ベンヴォーリオはいなかった。(何でだろう)。
 ロミオたちは仮面舞踏会に忍び込む為マスクとマントで仮装してキャピレット家に。このシーンでマキューシオのソロと4人の友人のダンスがあるのだが、マキューシオはヴァチェスラフ・チュチューキン。(小柄で金髪、若い!)ロミオよりもだいぶ幼く弟分のように見えるが、動きは機敏で回転も得意そう。やんちゃないたずら坊主に見える(笑)。4人の友人は長身組でコリパエフ、ヤフニューク、アルチョム・マルコフとデニス・サプロン。最後の人は今年の新卒らしい。

第1幕第2場:暗転してキャピレット家。再びアーチ状の柱が天井から降りてくる。縄跳びをしながらジュリエット登場(笑)。これにはびっくり。でも13歳の女の子のイメージが出ていてよかった。こちらでは4人の女友達が一緒に踊るのでばあやはいない。(ちょっと寂しい)。うち3人は新卒と、オペラ隊からの出演らしいがリーダーにカミロワがいた。(かっわいいなぁぁ♪)一応名前を書いておくと、ダリヤ・エリマコワ、アナスタシア・ミハイキナ、オリガ・グラモワ。
 ペレンは可憐でおてんばな美少女ぶりを発揮。まだ何も知らないジュリエット。両親からいきなり婚約者のパリス(マラト・シェミウノフ)を紹介されうろたえる。長身マラトは金髪カールの鬘に青い上品な衣装で貴族の雰囲気。眠りの王様とは違いまたシリアスでかっこよかった。パリスってこんなに踊るんだ。役柄上アダージョが多いけど、さすがにマラトは演技力あってはまる。優雅だし。
 続いてキャピレット家のパーティからロミオとの出会いのシーン。コールドが贅沢にわらわらわらと。(笑)
ここの曲大好き!黒ずくめのティボルト(アンドレイ・カシャーネンコ)と母親(アンナ・ノヴォショーロワ)中心に、当主(ウラジーミル・ツァル)ほかパーティに呼ばれた人たちが全員正面を向いてグラン・バットマンだよ!は、迫力~。格好いいなぁ!衣装は仮面舞踏会のようで、なんとなくグループで4色くらいにわかれているのだが、マニッシュで大振りで気持ちいい。それぞれのグループに子役も入っていて、ペトホワちゃんらしき女の子がのりのりでかわいかった♪多分女性もポワントではなく、つまさきもほとんどフレックスだった気がする。アームスもクラシックの動きではなかった。ゆっくりしたテンポだけど、頭を前後に振るような激しい動きをごてごてした衣装でやるのは大変。よく頭飾りがぶつかってひっかからないもんだと感心する。
 ここでのお気に入りは断然ティボルト。頭にかぶった兜(かぶと)のようなキャップから植物の弦状の房がたれさがっていて、踊って頭をゆすると獅子舞のよう。(重いだろうなぁ) 初見のティボルト(カシャーネンコ)は今年になって移籍してきた人らしいけれど、長身で濃い顔立ちで目立つ。眼光鋭く、踊ると脚さばきがすごい。長身でこれだけアレグロができるなんて!ツァルはガンダムのようなセイント・セイヤのような鎧兜。合戦の準備だろうか?(笑)なぜかツァルは全幕通じてこの衣装。家の中でも鎧ですかぁ?(笑)しかしラストサムライのトム・クルーズのようでとても素敵。
 群舞のカッコよさに圧倒され、ロミオとジュリエットの出会いのシーンがなんだかあっさり見えてしまった。ただ、正面向きのジュリエットのバックにロミオが立ち、左右対称にアラスゴンドに脚を上げるシーンはステキだった。(パッセが入ってたかも。記憶があやしい)この2人はあまり組んでいなかったと思うのだけど、こんなにシンクロするとは意外・・・。ロミオの4人の男友達は、ジュリエットの4人の女友達と仲良く踊り、彼らが去るとき、女の子たちは名残惜しそうに(笑)。(合コンかい!)こんなところが芸が細かくて楽しい。
 ティボルトが目ざとく気づき、ジュリエットにロミオの名前を告げる。(ばあやはいないのね・・・)愕然とするジュリエット。暗転。(場面転換早っっ。)パーティが終わって客人たちが次々ほろ酔い気分で帰る。からかうマキューシオと4人の男友達を追い払って、柱の影に隠れるロミオ。
 兄のティボルトは用心を怠らない。(よくできた長男だ。)家臣に命じて庭を見回りさせている。この辺の細かい演出が、気が効いていて好きだなぁ。ヴィノグラドフ氏の作品をよく知らないのだけど、時間を短くしてもこういう繊細な部分にこだわる感じは好きだ。ここでのつっこみどころは屋上のようなバルコニー(笑)と、またたく星空と鈴虫の効果音かしら。ヴェローナには鈴虫が鳴くのね・・・。(笑)
 バルコニーのシーンは記述が難しい。とにかくジュリエットの振りが細かくて忙しくて難しそうだと思ったことだ。繰り返しではなく、1回だけのパやポーズが多かったと思う。テンポが速い。アチチュードのターンがダブルで入っていたような気もするのだが、とにかく音についていくのが大変そう。マスロボエフはのびやかでポーズも美しく、演技派ですばらしい!ロミオの若い情熱や純粋さが伝わってきた。難しいリフトもこなして片脚でペレンを逆さにキープ。2人の世界の流れるようなパ・ドゥ・ドゥを一旦止めてリフトでポーズっていうのは歌舞伎の見栄きりのようだ。これはこれで新鮮だし、工夫と言えるかも。従来のロミジュリが好きな方には違和感かもしれないけどねっ。
 愛を誓ったところで確か一幕が終了(だったと思う)。濃い内容だった。音響が格段に良くなっていて、プロコフィエフの素晴らしい音楽を金管・木管・打楽器・弦楽器、思う存分打ち鳴らしてくれていた。ロミジュリはあまり得意な演目ではなかったが、ここの版ならまた見たい(注:いろんな配役で)と思えた。
 

休憩時間:以前あった出演者のポートレイトはなく、お土産やさんもない。(商売してくれ!)絵葉書やTシャツやDVD売れば絶対売れるのに!買うのに!マリィンスキーほど豪華ではないものの落ち着いた雰囲気のカフェと休憩スペースがある。
 以前は体育館のようだった床には赤地に金糸の模様のじゅうたんが敷かれ、イスも豪華。背中のクッションが気持ちいい。
 上野に比べればまだまだ数は少ないがキレイなトイレ。そしてここでは紙を流せるのだ!(笑)洗面の蛇口もおしゃれ。ちゃんとソープが置いてある。こんなことにも感動しちゃったりして。街全体を通して言えるのが、とても清潔だったということ。特にイベントのある期間ではないのに、大都市の割に、目に見える場所に放置ゴミがほとんどなかった。タバコのぽい捨てくらいかしら。


第2幕:教会でロレンツォ神父のもと、2人は結婚する。神父役は初見のリシャト・ユルバリソフ。ちょっと変わった感じ。この人も最近移籍してきた人らしい。かなりの長身だとか。ここの演技は・・・及第点かな。ペレンの頭の角度が、神父様の言葉に耳を傾ける様子がはまってて、そちらに目を奪われてしまった。やはり神父役はマラーホフかブレグバーゼさんにやってほしかった。
 街ではカーニバルが。アレキナーダ(ニコライ・アルジャエフ)とコロンビーヌ(エレーナ・ニキフォロワ)が余興をやり、先生方(?)2人がちゃちゃを入れる。街の人たちがオレンジ基調のドハデな衣装で踊りまわる。タランテラのソロにナタリア・クズィメンコとニコライ・アルジャエフ。男性の方は日本公演のドンキでジプシーのソロをやった人ですね。オペラにも出ていたと思う。衣装がマスク付だったのでお顔が全然わからないんだけど。この場面の振付は、上から見ないとわかりづらい。隊形変化があまりなく、全員同じ振りで、床にあおむけに寝転がったりするので、1階席だと後方のダンサーが全く見えない。
 新婚ラブラブのロミオとジュリエットは街中を喜びいさんで駆け回るが、そこに不穏な空気が。またしても両家のいがみあい勃発。死神が剣を持ち出し、血気さかんな若者を争いの渦へ誘惑。ちょっとした挑発から、マキューシオとティボルトの一騎打ちに。流血事件発生。マキューシオは息を引き取り、逆上したロミオはティボルトを殺してしまう。暗転。効果的なピアノの音に合わせて、ロミオは幸せから一転、絶望の淵へ落とされる。兄を殺されたジュリエットはショックを受け、母親は泣き崩れる。
 マキューシオの倒れ方、原作に忠実に、絶命の瞬間までおどけながらの踊りがすばらしい。しかも道化のマスクをかけていた。表情が見えないから余計難しいと思う。ティボルトのアレグロもさすが。音楽が速い。ジュッテ、ターン、トンべ、クッペしてシャッセ(多分ね)などなど脚がほんとにキレイ。難しそう。スローモーションで見せてくれって言いたくなった。(笑)
 マスロボエフのロミオも、踊りは少ないながら存在感ばっちりで、主役のオーラを客席の後ろまで届けていた。そう、これなのよ!たとえ演技のみのシーンでも、光が後ろまで届くの。マラさんしかり、マラトにしても、ツァルにしても・・・。今回マスロボエフを見直したのだった。いや、ホント、ステキだったよーー!!!

ジュリエットの寝室:後悔に苛まれるロミオを責めるも、最後には許すジュリエット。しかしロミオは夜明けとともに追放の身。別れのシーン、どこからともなくドクロ姿の不気味な死神が出てきて2人の不幸を暗示させる。打ちひしがれるジュリエットに、結婚式がせまる。4人の女友達がやってきて、ジュリエットに花嫁のヴェールをかぶせる。このときのペレンの表情がすばらしかった。死んでしまった兄のこと、追放されたロミオのことで混乱してショックを受けているのに、自分は間もなく結婚させられてしまう。両親に懇願し、パリスを拒絶するジュリエット。パリスはショックの踊り。アダージョで、左足の前後のシャッセで悲しみを表現。さすがマラト。
 追い詰められたジュリエットは神父を訪ねる。仮死状態になるという薬をもらい、喜んで一縷の望みを託すジュリエット。神父様もこれでよかったのかと迷いが走る。ここは2人しかいないし、マイムのシーンなのでとても難しいと思う。やはりマラーホフさんで見たかったかな・・・。彼なら、神父の声が聞こえそうなくらい、全身で伝えてくれるものね!
 家に戻ったジュリエットは胸元に薬瓶を隠し、両親に懇願するが・・・・。ここで驚いたことに、当主(ウラジーミル・ツァル)の怒りのソロがある。び、びっくりしたぁ~。すがるジュリエットを振り落とし、脚で蹴り、ムチでたたいて首をつかまえひきずっていく。その踊りがまたキレまくってて迫力あって、ホントに恐かった。「この結婚は家にとって必要なのだ」と無理やり結びつけようとするマイムも凄みがあった。ツァルってこんなに演技派だったっけ?ロットバルトのときは、マラトと比べると控えめかなとか思ってたけど・・・。これはヒラリオンも楽しみなり。次回の日本公演ではもっともっとソロを踊ってほしいわ!!親の態度に、薬を飲む決意をするジュリエット。ツァルの怒りのダンスがあるから、この流れがとてもスムーズで納得行く感じ。
 (実を言うと、両親との確執と教会のシーンの順序が曖昧なのだが・・・記憶をたどって2人ですり合わせた結果、こう思う、という流れです。苦笑)
 葬式のシーン。ツァルさんの打ちひしがれた様子がしみる。その時代の家長は絶対だったとして、娘に結婚を強要するのは当然のことだったのかもしれないけれど、結果的に死んでしまったことには心を痛めずにいられないだろう。親の気持ちはいつも一緒。本当に、ツァルさんがこんなに演技派だったとは!!嬉しい驚きであった。仮死状態とは知らないロミオの絶望したモノローグのソロが続く。これが結構長くてハードな踊り。マスロボエフはすばらしかった!観客がシーンと見入っていたように思う。またプロコフィエフの音楽がこのシーンにぴったりなほど悲しげで思わず涙を誘う。
 ジュリエットの葬られている祭壇(というのか?)の下の階段へさかさまに倒れ絶命するロミオ。(痛そう。)
 目が覚めたジュリエット。開放感に浸るも一瞬で、ロミオの骸を見つけて泣き崩れる。「まだ暖かい」って映画では言ってたっけ。ロミオの頭を持ち上げて顔をのぞきこむジュリエット。音楽の効果もあいまって、本当に泣けるくらい切ないシーンだった・・・。ペレン、あなたはいつのまにこんな女優になったの?
そして・・・ラスト。ロミオの上に重なるように倒れこむ。(ロミオ痛そう。)
オープニングと同様、町の人たちが今度はみな黒い服のまま前面に並び、ポーズをとって鈍い和音でフィニッシュ。
 すばらしく感動的で余韻の残る幕切れだった。


カーテン・コール。マスクを外したコールドたちが出てくる。(全員ではないが)ラヴリネンコ、フィルソワ、モストヴァヤらがいた。
ヴェローナ侯のマラさんはいない。(2日目は出てきた(笑)コールドに参加してたのかな?)ひときわ喝采が多いのはやはりマキューシオとティボルト、そしてキャピレット家当主のツァルさんだろうか。主役2人も惜しみない拍手。素晴らしいプレミアだった。どうもありがとう!
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サンクト・ペテルブルグへのバレエ鑑賞の旅 (15) ロミオとジュリエット その2
2008/12/02(Tue)
<第2幕>
ロレンス神父のもとで結婚式を挙げる2人。 厳かな場であるはずなのに、神父から夫婦と認められるとすぐに喜び勇んで踊り出すところがやはりまだまだ若すぎる2人。
神父役のリシャト・ユルバリソフは初めて見るダンサー。 細身の長身。 まだ若いのかもしれないけれど、神父が両家の争いにずっと心を痛めてきたことや、この2人に両家とヴェローナの平和な未来を託したいという心の内は見えなかった。 この役こそブレクバーゼのものでしょう!

カーニヴァルに沸いている広場では、ビビッドなオレンジや黄色の衣装を纏った民衆が飛んだり跳ねたり踊ったりと軽快に広場を練り歩く。 人々の中に幸せをかみ締めながら戯れるロミオとジュリエットの姿も見られる。
コロンビーナまでが縄跳びをして現れた。 軽やかな踊りのニキフォロワがとってもチャーミング。
アグレッシブでノリノリのダンスを見せてくれたアレルキナーダのアルジャエフは、小柄なので役が限られそうだけれど、マールイには貴重ないいダンサーだと思う。
祭りが華やかな盛り上がりを見せているところに突然飛び込んできたティボルトは、アンモナイトの一部のようなものを頭に撒きつけたドクロ顔の骸骨と魔女?を連れている。 死神登場ですか???
さすがに初日は思わず失笑してしまった・・・。
キャピュレット家の人数も増えてきた広場は次第に不穏な雰囲気に変わり、とうとうマキューシオとティボルトが剣を振り上げ決闘を始める。 駆けつけたロミオは、親戚となったばかりのキャピュレット家とこれ以上騒ぎを起すわけにはいかず、必死に2人に剣を収めさせようとする。 そんなロミオの態度が逆に気に触り彼に詰め寄ったマキューシオは、ロミオに軽く肩を押し返された反動でティボルトの剣を深く身に受けてしまう。 マキューシオはおどけて気丈に振舞うがついに息絶える。 乳兄弟のようなマキューシオの死、それも自分が殺してしまったもののような彼の死にショックを受け、我を忘れティボルトに向かっていくロミオ。 必死の形相のロミオに対し、不敵な薄ら笑いを浮かべているようなティボルトに背筋がぞくっとする。 激しい剣の応酬の末にロミオがティボルトを刺し殺す。
チュチューキン、カスヤネンコ、マスロボエフの緊張感みなぎる迫真の演技とステップを駆使しながらのハイスピードの剣舞(というよりほとんどアクションだ)が本当に素晴らしかった。

その場に居合わせて一部始終を見てしまった(確か)ジュリエットの悲憤慷慨の踊り。 マクミラン版などではキャピュレット夫人が踊るシーンです。 両手を大きく広げ、足を高く投げ上げ、体をしならせ、時に崩れ落ち、ジュリエットは兄の死へのショックと怒りと嘆きと呪われたような運命への絶望を全身で表す。 

場面はジュリエットの寝室へと変わり、一人悲しみにくれるジュリエットが明かりを落として眠りにつくところでいったん幕が降りる。(ここで幕が降りたのはまちがいないのですが、寝室へと舞台転換していったところの記憶が皆無・・・。 スパルタクスですっかり習得したのか舞台転換が鮮やかすぎる)
   
- 休憩なし -

<第3幕>
中央奥に白いカーテンで囲まれた大きなベッドが置かれたジュリエットの寝室にロミオが忍んでくる。
体が震えるほどに動揺しロミオを突き放し責め続けるも、ただただ自分の行いを詫びるロミオを拒み続ける事はできず、受け入れてしまうジュリエット。 
寝室のPDD。 別れを意識した二人の絶望と悲しさが伝わってくる切ないPDDだったのだけれど、ここでもロミオがジュリエットを持ち上げてアラベスクでバランスをとってみせるという超絶技巧のリフトがあり客席内から起こった拍手に今度こそ非常に興醒め。
2人が走りながらベッドの後ろに回りこみ、再び姿を現した時に一緒に現れた死神。 絶句。 
死神と3人で手を繋ぎながら再びベッドの後ろ側へ。 今度はジュリエットと死神しか出てこない。 ロミオとのこんな別れ方ってあるだろうか??
死神も姿を消し、再び一人になったジュリエットはしばし泣き伏したあと、呆然とした顔でベッドにもたれかかる。 魂がどこかへ行ってしまったような表情のペレン。 そんなジュリエットのもとへ友人たちが現れ、婚礼用のドレスを着せる。
続いて両親がパリスを伴いやってくる。 手をとり踊ろうとするパリスを拒絶し、ドレスとヴェールを脱ぎ捨てるジュリエット。
パリスの悲しみの踊り。 視線を落としゆっくりとしたもの悲しい旋律にのってその長い脚を静かに動かすマラト。 たったそれだけなのに、絵になるなぁ!
ジュリエットはパリスとの結婚を取りやめてくれるように両親にすがって懇願するけれど、怒ったキャピュレット卿は夫人とパリスを連れてその場を去る。
どうにもならない運命に激しく泣くしかないジュリエット。 ふと何かを思い立ちロレンス神父のもとへ急ぐ。

ジュリエットから一部始終を聞いた神父は悩んだ末に仮死状態になる劇薬の話を持ち出す。 仮死状態を説明する時にジュリエットの体に赤いスポットライトを当て気を失うようなポーズをさせるのがまた突っ込みどころ。 
ジュリエットが心を決め薬を受け取り帰った後に自分の行いが正しかったのかと一人呵責に苦しむ神父。 やはり神父役は・・・以下自粛。

自分たちの未来に一筋の光が見えたような思いに心弾ませて戻った寝室で両親の姿を見つけたジュリエットは、慌てて薬の小瓶を胸に隠す。
再度パリスとの結婚を厳しく申し渡されたジュリエットはキャピュレット候に懇願するが聞き入れられず、肩を震わせて泣き崩れる。 ティボルトを亡くした後の家の事を考えない娘に対して怒りを顕わにしたキャピュレット候はすがるジュリエットを鞭で打ちながら怒りの踊り。 ツァルの気迫が凄かった。 もともとワイルド系端正な顔立ちのところにあの衣装ですから・・・(なんで仮面舞踏会のガンダムのまま?)。 ジュリエットの頭を押さえて振り回したときには本当にぞっとしました。 演技だけど容赦ない・・・。
床をはいずりベッドになんとか這い上がったジュリエットはすでに生きる気力を失っているようだった。
ペレン、ほんとにボロボロでした・・・。
一瞬何かを念じたようにも見えたが、薬を迷いなく飲み干し倒れるジュリエット。

暗転・・・、この部分は記憶が定かではありませんが・・・。
ジュリエットが安置されている墓。
フード付きの黒の長いガウンを着た人々が蝋燭を灯して彼女の死を悼んでいる。
そこにロミオが現れ、ヴェールで体を覆われている変わり果てた姿のジュリエットに愕然とする。
ロミオは事情を一切知らないのだ。
無念と絶望と深い悲しみに包まれたロミオの嘆きの踊り。 マスロボエフの真に迫った表情がとても素晴らしい。 ただ、感極まりそうなドラマティックなシーンなのに、言いたくはないが、ここでも意味不明な肩を床につけての倒立が・・・ 
「今、行くから」というような言葉が聞こえてきそうな表情でジュリエットの顔を覗き込み剣で命を絶つロミオ。 
ほどなく息を吹き返すジュリエット。 神父の言うとおりに再び生を得たことに喜び、お墓の中を晴れやかな笑顔で走り回る。 そして自分が安置されていた場所の下の階段に頭を下に仰向けに倒れているロミオを見つける。 命をかけてまでの再会にこぼれるような笑みを浮かべてロミオを抱き起こしたジュリエットの表情が凍りつく。 ロミオの死に気がついたジュリエットの表情は見る見るうちに崩れ、亡骸を愛しそうに抱きかかえたまま泣き崩れる。 視線の先にロミオの短剣を見つけたジュリエットはそれを拾い上げ躊躇することなく胸を突き、ゆっくりとロミオの上に崩れ落ちていく。
キャピュレット夫妻(モンタギュー卿がいたかどうかはわからず)と黒いガウンの人々が折り重なった2人の遺体のそばに静かに歩み寄ってきて幕。

遠慮がちに起こった拍手がやがて喝采となり、この日の公演が無事終了した。


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カーテン・コール。
ステージ上に並んだダンサーたちは皆満足そうな顔。 かなりの数のダンサーが出演していると言うのに誰だか分からない人が多すぎてちょっと悲しい。
キャスト表で指揮者までは確認しておらず、てっきりカレン・ドゥルガリアンだと思っていたらアナトーリィ・リィバルコという初めて名前を聞く方でした。 とても小柄な方。 この日の演奏はとっても素晴らしかった。 劇場の音響がかなり良くなったのは確からしいのですが、プロコフィエフの美しい旋律を最初から最後まで堪能させてもらいました。 特に最後のジュリエットの死での泣きのヴァイオリン・・、本当に泣かせてもらいました。 
主なキャストに劇場から渡された花束はけっこう豪華! プレミア公演だからはずんじゃったのかな?(笑) それともいつもあんなに素敵な花束が用意されるのだろうか?
もう一度出演者がレヴェランスをした後に今度はファンたちがプレゼントした花束がそれぞれのダンサーに渡される。
自分が送ったと思われる花束(たぶんね・笑)も無事確認できて良かった♪
カーテン・コールは昨夜のマリインカ同様、何度も繰り返されました。 スタオベとなった会場からは手拍子のような拍手が続き、ペレンもマスロボエフも本当に嬉しそうでとても和やかな雰囲気でした。 この場に居られてこの上なく幸せ。
ヴィノグラードフ版「ロミオとジュリエット」については翌日のサビーナちゃん組のレポを終えてからでもまたゆっくり!
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サンクト・ペテルブルグへのバレエ鑑賞の旅 (14) ロミオとジュリエット その1
2008/12/01(Mon)
この旅行中、見聞きしたものに関しては一切メモを取っていなかったため(帰ってからのためにメモを残さなくてはという頭はあったのですが、そういう事をしようという気持ちに全くなれず、ただただ過ぎ行くサンクトでの時間を満喫しておりましたです・・・)、ロミオとジュリエットに関しては踊りの順序(もしかしたらダンサーや踊りそのものも・・・)に自信がない事を予めお断りさせていただきます。 すみませぬ・・・。

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「ロミオとジュリエット」
10月31日(金) ミハイロフスキー劇場にて

<プロローグ>
緞帳が上がっても舞台は暗転幕に遮られ、どういうわけか物悲しい音色のアルハンブラ宮殿の思い出が流れてくる。(なんで?)
いきなり全64曲のうち6番目の大公の宣言の間奏曲で金管が鳴り響き暗転幕が上がると、出演者のほとんどとみられるダンサーがそれぞれにポーズをとって所狭しと舞台上を埋め尽くしている。 まるで一枚の絵を作り上げていたような人々がこの不穏な旋律に不安を煽られるかのように散り散りに捌けていく。

<第1幕>
マスロボエフはウェーブのかかった少し長い髪に白いブラウスが良く似合って爽やかなロミオ。 彼はクラシック作品での衣装や化粧より、素を活かせるこういう役の方が魅力的。 
マキューシオとともにやって来たヴェローナの広場は人々がごった返し活気に溢れているが、モンタギュー家とキャピュレット家の者たちが鉢合わせすると、いがみ合いはあっという間に剣を交えての喧嘩となる。 なんとなくスパルタクスの続きか?とも思わなくはないけれど、何組もの若者たちが踊りながら剣を激しく打ち交えるこのシーンはとても迫力がありました。 でも舞台が狭いので、もし誤って目をつついちゃったら・・・と思うと見ていて怖い。
白基調の衣装のモンタギュー側の先頭に立つのはトルマチョフ。 小さい体が機敏に動く。 対するキャピュレット家は黒基調の衣装でティボルトが前面に立ち、もの凄く挑発的な視線を投げながらマントを振り回しモンタギュー側の人間を蹴散らすように踊る。 この日のティボルトは4月にエイフマンから移籍してきたカスヤネンコ。 身長が高く切れのある身のこなしと足裁きが素晴らしい。 本来キャピュレット夫人の甥であるティボルトは、この版では息子で、ジュリエットの兄とされている。 キャピュレット卿とモンタギュー卿まで加わり激化する争いの中、ついに両家に死人がでると、険しい顔をしたヴェローナ候が現れ、両家に剣をおかせ、「流血騒ぎを起こすような者たちは厳罰に処す」と宣言してその場を収める。 凛々しいほとんど素顔のマラさんのかっこいい事と言ったら!
キャピュレット家での舞踏会に潜り込もうとロミオを誘うマキューシオ。 マキューシオの性格がちょっとお調子者だとしても、このピエロっぽい衣装はイマイチ・・・。 マキューシオを演じた小柄なヴァチェスラフ・チュチューキンの踊りはアレグロな音楽にも負けない軽快さが良かった。 この版にはなぜかベンヴォーリオがいないのだけれど、その代わり?かロミオの友人役の4人のダンサーがいて、まるでライモンダの3幕のように横にならび一人ずつザンレールをしたりして花を添えている。 ニコライ・コリパエフ、アルチョム・マルコフ、アンドレイ・ヤフニューク、デニス・サプロンというメンバーで、すぐに分かったヤフニュークの踊りが端正で群を抜いていた。 残念ながらコリッパーはわからず。
ロミオの踊りもマネージュや回転の連続で大変だけれど、マスロボエフの軸のしっかりしたピルエットが綺麗だった。 実は彼の夏の公演でのイメージが良くなかったので、今回主役にキャストされて大丈夫なんだろうかと訝しんでいたのだった。

舞台はキャピュレット家に変わる。
舞台装置は明るいマホガニー色のアーチ型の回廊とアーチ型の仕切り版のようなものが核となり、それを上下左右いろいろな形に組合わせて舞台を広くとってみたり、細かく割ったりする。 
そのアーチ型の仕切り版が天井から下がって来ると同時に奥からジュリエットが縄跳びをしながら登場する。 縄跳びっていったいいつ頃からあってどういう人たちが嗜んだものなんでしょうね? アーチ型の仕切り版と回廊は瞬く間に隅にどけられる。 三段くらいに絞ったパフスリーブのブルーのロングチュニックドレス姿のジュリエットは、ピルエットと弾むようなステップの繰り返しでステージ上を弧を描きながら移動する。 ジュリエットの4人の友人も一緒に踊る。 
縄跳び(奇抜すぎ!)をさせ、息つく間もないほどの踊りの連続で少女の奔放さや幼さを印象付けたいのだろうけれど、ペレンに一番少女らしさを感じたのは彼女の腕の使い方だった。 遊びに夢中になっている無邪気な子供が無造作に振り上げたり振り回したりする腕。 多分自分の外見を少女っぽく見えるようにするためにいろいろと考えたのではないだろうか?
そんなまだまだ子供のジュリエットに両親が婚約者のパリスを紹介する。 マラト、やはりでかいぞ! ブルーの衣装に長めの金髪の鬘をつけたマラトのパリスはどこか自信のなさそうな内気な青年貴族。 ジュリエットは婚約者の意味すらわかっていないのか、突然のパリスの出現に驚くものの、罪のない笑顔を返す。 
ジュリエットのソロ。 この前に何かのシーンで撒かれたシルバーの花吹雪が床に落ちたままだったのでペレンがすべるのではないかとひやっとしながら見守る。 踊りはかなりスピーデイーで、2回転して着地と同時にすぐ別のパに入るなどの繰り返しが続く。 昨日見たナチョ・ドゥアトのジュリエット同様、ジュリエットは難しい振りの踊りが多く、テクニックもさることながら体力的にタフでないと難しいと感じた。

キャピュレット家の人たちの踊り。
キャピュレット夫人、ティボルト、キャピュレット卿の3人が中心となり舞踏会に出席していた多くの人が「騎士たちの踊り」の曲で踊る。 またしてもどことなくスパルタークだよなぁ・・。 権勢を誇るように、前後の動きを繰り返しながら勇壮に踊るすべての人たちの衣装が重々しくゴージャスで煌びやか。 特に夫人の角のような髪飾り?とキャピュレット卿のガンダム系のいかつい甲冑のような金色の服は凄すぎ・・・。 ティボルトは冑から薪になりそうなほどの海草のような?絡み合った木の枝のような??すごい装飾をつけている。 重かろう・・・。 キャピュレット家の人たちの中には子供も何人か混じっていてその中にぷっくりほっぺのぺトホワちゃん(ユーリ・ぺトゥホフの愛娘)を発見。 小さな淑女でか~わいいです。 思わずオペグラで何度も覗いてしまった。 
ジュリエットとパリスのよそよそしい踊り。 パリスがジュリエットの胸(鎖骨の下あたり)に手の平を乗せる仕草は何だったのだろう? ジュリエットもそこで初めて嫌悪感を顕にしたように思う。 パリスの腕をすり抜けて逃げてしまうジュリエット。 
踊っていた人々の動きが急に止まる。 時間が止まってしまったような舞台に仮面を付けたロミオとジュリエットが人々の間を縫うようにやって来て二人すれ違いざまに恋に落ちる。 ジュリエットの踊りを盗み見たロミオがその美しさに惹かれたというようなシーンもなかったのでいささか唐突にも感じる。 アシメトリーな二人の腕と足の動きがやがて一つになる出会いの喜びを表す短い踊り。 ペレンとマスロボエフの腕や脚の角度がぴったりと合っていて非常に綺麗だった。 さらに二人は舞台上手手前で跪き高揚する感情のままお互いの顔や体に触れて惹かれていく気持ちを確かめていく。 
舞踏会に忍び込んでいたロミオの4人の友人たちは、周りの目も気にすることなくジュリエットの4人の友人たちと楽しげに踊る。 さらにロミオ、マキューシオ、パリス、ティボルトという悲劇の運命が待ち受けている因縁の男性4人が手を繋ぎながら踊った後で宴はお開きとなり人々が帰っていく。 その中に再び発見したぺトホワちゃん、ちゃんと客席を意識しながらまだ役になりきって歩いている姿は未来のプリマだわ♪
すっかりロミオに心を奪われ雲の上でも歩いているような夢見心地のジュリエットに、ティボルトがロミオの正体を告げる。 兄の言葉にショックを隠せないジュリエット。
運命の出会いをした喜びと興奮を隠せないままにキャピュレット家を飛び出してきたロミオをからかうマキューシオと友人たち。 彼らと別れ、ジュリエットへの思いを胸に一人残ったロミオは、ティボルトとキャピュレット家の使用人たちがランプを持ちながら辺りを見回る間、柱の影に隠れて様子を伺う。 マスロボエフはそんなロミオの逸る情熱を表現するのがとても上手かった。 ヴィノグラードフ版初演とはいえ、ロミオ役は長いこと踊ってきているので彼の中にしっかりしたロミオ像があってすんなりと役に入り込んでいる感じがした。 ジュリエット役の経験が一度しかないペレンの相手役としてキャストした事はそんな点からも正解だったのかもしれない。

暗転してバルコニーの場面へ。
奥のアーチの回廊が一階部分だけになりその上がジュリエットのバルコニー。 空には満点の星が・・・。 まさにStar-crossed loversと言ったところか・・・。 ロミオの正体を知っても尚彼を恋しく思う気持ちを、伸びやかな手足の優雅な踊りで表すジュリエット。 ふわっと高く上げられたペレンの足がとても美しい。 衣装は鎖骨のあたりが大きく開いたナイト仕様の白いドレス。 そんなジュリエットを優しい瞳で見上げているロミオに気がつくジュリエット。 マネージュやピルエットによるロミオの情熱的な踊り。 バルコニーから降りてきたジュリエットとのPDD。 音楽を纏うように恋の喜びを全身で表しながら見つめあい舞台を走る二人や、同じ振りをぴったり合わせたユニゾンを見ていて、全幕の主演キャストとして組むのなんて初めてだろうに阿吽の呼吸のように見えるのは、20年近く付き合っているワガノワ同級生ならではか?と微笑ましい気持ちになる。 他のバージョン同様、流麗な動きの中にもリフトが多い振付で、ロミオが両手で頭上にジュリエットを抱え回転するなど音楽の雰囲気を上手く生かしたリフトもあったけれど、ジュリエットを逆さに持ち上げた状態で片足でバランスをとって動きを止めて観客に向かってアピールするようなリフトは好ましいとは思わなかった。 この場面は二人だけの愛の世界なのだから、お互いの存在だけを感じながら曲に身を委ねてくれればそれで十分なのに。 と、文句を言いつつも甘美なバルコニーの場面だった事には違いないです。 
長身とは言え、ペレンは思い切りが良いのでリフトする方もやり易いとは思うのだけれど、マスロボエフにとって決して楽な相手ではないと思う。 それでもリフトされたペレンが余裕をもってポーズを作る事ができていたのでマスロボエフのリフトが本当に安定してしっかりしていたのでしょうね。 ブラボー! アンドレイ。
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サンクト・ペテルブルグへのバレエ鑑賞の旅 (13)
2008/11/29(Sat)
3日目:10月31日 その4(ミハイロフスキー劇場)

プレミア公演用にちょっとだけお洒落をして(笑)、6時前にホテルを出、預けておいた花束をピックアップしてミハイロフスキー劇場へ向かう。 ブーケを濡らしたくないという思いが通じたのか?雨は止んだまま。 良かった。

金曜日のアフター5だからなのか、行き交う人の波もさらにパワーアップ。
血の上の教会は控えめながらライトアップされて、昼間とはまた違った佇まいを見せている。
ミハイロフスキー劇場の正面はドアがたくさんあって、いったいどこから入っていいのやら迷うのだけれど、三々五々集まりつつある人たちの後に続き、建物の中に入る。 昨日、初めて劇場の外観を目にした時と同じような感動で、思わず深呼吸(笑)。
入って右手奥にカッサがあり当日券を求める人たちが行列している。
反対側の左手奥にあるクロークでコートを預ける。 コートの他に傘と手荷物も預けたのだけれどマリインカと違い別料金は取られなかった。 花束はどこに預ければよいのかうみーしゃさんに聞いてもらうと、カッサの並びのアドミニストレーションに渡しなさいとの事だった。
深紅の薔薇だったか?かなり大きな花束(負けた!・笑)を持った女性と、ピンクと白のマム系の花7,8本の花束を持った可愛いおばあちゃんが並んでいた。 この季節に自宅の庭に花は咲いていないだろうから、多くはないだろうお小遣いの中からご贔屓のためにわざわざ買って来た花なんだろうな。 どうか、このおばあちゃんの花束がペレンに渡されますように。 彼女がこういうおばあちゃんファンのいるダンサーでありますようにと願ってしまった。 
そうそう、大きな花束のセロファン部分にはたいそう立派なカードがしっかり添えつけられてありました。 ちょっと日本調のデザインだったなぁ・・・。 誰のファンなんでしょうね(笑) 

ほどなくして客席への入場が可能になる。
まだほんの数人しかいない客席内は椅子のクッション部分の落ち着いた柿色(というのかな?)と白木のコントラストが心地よく、見渡す館内は思っていたよりも淡白なゴージャスさ(笑)が漂いとても綺麗です。
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客席内の写真は、明日別のカメラでゆっくり撮ろうと思ってあまり写さなかったのだけれど、これが大失敗。 翌日は立ち見の場所を確保するのに身動きがとれず写真どころじゃなくなってしまった・・・。 
とりあえずこの日に撮っておいたのが、
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一階の女性トイレの入り口のドア。 ロシアの劇場というよりはモダンなホテルのロビーな雰囲気(笑)。 中には個室が6~7室あり広々としていてとても清潔。 で、笑っちゃったのが二階のトイレ。 通路に面しているドアは全く同じなんだけど、ドアを開けるとそこには便座が!(笑) いきなり個室なんだわ、これが! 多分、1階以外はこういう造りなのかも? 行かれる方は要注意ですわよ!

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通路に置かれたゴージャスな椅子。 もちろん、記念写真を撮りました♪

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緞帳(ちと、手ぶれしてしまった・・・)。 向かって左のボックス(2階だったかな?)でオシペンコ先生とコール・ド教師のイワノワさんたちがずっと舞台を見守っていました。
 
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2階のホワイエ。 この写真を撮っている私の後ろにレストランがあり軽食やお酒を楽しめます。

この日の席は1階9列目の6番、7番だったのだけれど、席が見つからない!! マールイの客席の落とし穴は、横列の数字が舞台に向かって左から1,2,3、ではなく、舞台から客席を見て、左から1,2,3だという事(笑)。 初めてだよなぁ~、こういう席番の振りかた・・・。
まだ時間があったので二階からの眺望を確認。 けっこう舞台は良く見えそうだったので「明日は二階のセンターでもバルコニーでもいいかもね~」などと暢気な事を言っていた私たち・・・。
開演10分くらい前になっても、まだ席は6~7割くらいしか埋まっていない。 ひょっとして今日は人の入りが悪いんじゃないかと心配になりましたが、5分前くらいから怒涛のように入ってきて入りが悪いどころか立ち見の人が・・・。
客層は昨夜のマリインカとは全く違い、海外からの観光客の団体は見当たらず、普段からこの劇場に足を運んでいるだろう(席を探している人があまりいなかったし)地元の人たちで一杯。 華美になりすぎない程度に着飾った美しいご婦人が多かったように思います。  
客席の椅子は見た目はマリインカの方が立派だけれど、座り心地はマールイの方が断然いい。 背もたれがほどよくクッションが効いていて背中が痛くならなかったのは◎。
前に座った人の座高はごく普通だったし、席と席の間から舞台が良く見えて、死角はほとんどなかったのでゆったりとした気分でバレエを観ることができた。 

開演時間の19時を1,2分過ぎたところで客席内の照明が落ち、いよいよ「ロミオとジュリエット」の幕が開く。
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サンクト・ペテルブルグへのバレエ鑑賞の旅 (12)
2008/11/27(Thu)
3日目:10月31日 その3(花屋&スパース・ナ・クラヴィー聖堂&スーヴェニール・マーケット)

小一時間ほどで店を出るが、雨はまだ止む気配をみせず・・・。
「文学カフェ」の真下にお花屋さんを発見。
マールイ最寄のネフスキー・プロスペクト駅でも花を売っているのだけれど、あそこは始終人がわさわさ出入りしていて慌しく、落ち着いて花を選べるような雰囲気ではなさそうだったので、このお店を覗いてみる。
明るく広い店内にはアレンジされた花束と切花の数々。 うみーしゃさんの通訳で予算、今夜のバレエ公演に持っていく事、お金は今払うけれど夜まで預かっていて欲しい事を伝え、アプリコットピンクのスプレーローズと白のトルコ桔梗をメインに花束を作ってもらう。 トルコ桔梗は大好きな花なのだけれど、普通夏にしか手に入らないのでこんな時期にあったのがとても嬉しかったし、なかなか豪華な花束に仕上げてもらって大満足。 作るのも速いです。
花の値段は日本より高いと聞いていたのだけれど、このお店はそれほど高くなかった。 少なくても東京の平均的な値段より安い。

店を出て向かったのはスパース・ナ・クラヴィー聖堂(血の上の教会)。
人通りの多いネフスキー大通りを傘をさして歩きたくない私は、強引に(笑)左折し適当に歩き始める。 ネフスキー大通りの歩道はかなり広く、車が走れるほどの幅があるのだけれど、人通りが本当に多い。 観光シーズンでもない平日の昼になんでこんなに人が歩いているんだろうと不思議に思うほど。 で、皆さん歩くスピードは速いしそれぞれが我が道を行っちゃってるのですれ違いざまにぶつかりそうになる事甚だ多し! 日本だと歩道を行く人の流れが道幅を半分に分けて自然と上下路線になるでしょう、でも、ここはゴチャゴチャです。 歩道の幅すべてがスクランブル交差点みたい(笑)
実は昨日、傘の骨を一本折ってしまったのでした!
途中、ちょっと小走りに通過したほうが良さそうな狭い路地もあったけれど、教会の脇を流れる川沿いの道に到着。
この時はけっこうな雨が降っていたのだけれど、この教会は今回絶対に参観したかった教会なので頑張って写真を!
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こちらが教会の正面(ファサード)。 ここまで移動して来たほんの5分くらいの間に雨が小降りになる。
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教会の中はモザイク画が非常に色鮮やかで美しかったです。 自分の日常とは結びつくこともない異次元の世界です。
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教会を出ると!! 日が差しているではないですか!!! ペテルブルグで初めてみた陽光だよぉぉ! 
晴れ女の逆襲なるか?! でも、油断はならない・・・、隣には雨雲を背負った女が・・・(爆)
日の光を浴びたスパース・ナ・クラヴィー聖堂はさらに美しいでございましょ!
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血の上の教会の隣にあるミハイロフスキー庭園はすでに葉の落ちた木々が淋しそうな様子でしたが、少し前までなら黄葉でロマンティックな世界だったのだろうと思うと少し残念。

教会と道を挟んだ向かい側にあるスーヴェニール・マーケット。 小さな屋台のようなものにいろいろな形をしたマトリョーシカやイースターエッグなどお土産が所狭しとぎっしり並んでいて眺めるだけでとても楽しい。 どの屋台にも同じような品物が並んでいるので、どこで買うかは値段次第なのだけれど、
見比べているうちにさっきの安い値段の屋台がどこだったのかがわからなくなってしまって・・・(笑)
「片言の英語で交渉可能。マトリョーシカ:1,300ルーブルが2個買ったら1,000ルーブルになったりと価格があってないような・・・。物価の高いピーテルでは貴重な場所!」 byうみーしゃさん。
ということで、こちらがうみーしゃさんと色違いで買った1000ルーブルの自分用マトリョーシカ。
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全部で10体です。 一番大きな人形が高さ11センチで右端のおチビさんの身長はわずか6ミリ。 でもちゃんと洋服の模様と顔は描かれているんですよ!
メジャーリーグの選手やサッカー選手のマトリョーシカもありました♪ 松井人形があったら買ったかもしれないのに残念ながら見つからず、デレク・ジーター(ファンなんです♪)のマトリョーシカにはかなり心が揺れたけど、ジョークで買うには高すぎる!

一通り買い物が済んだ頃には4時半を回っていただろうか?
今夜の公演鑑賞の準備?のために一旦ホテルに戻る。 ペトロパレスはこういう自由がきくホテルなので本当に便利。
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サンクト・ペテルブルグへのバレエ鑑賞の旅 (11)
2008/11/26(Wed)
3日目:10月31日 その2(エルミタージュ美術館&文学カフェ)

こんなどことなくペルシャ風花更紗なんかもとっても好き。
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エカテリーナ女帝がポチョムキン将軍に送った仕掛け時計の「パヴリン(孔雀座)」。
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将軍の死後女帝に返却されたのだそうです。 

同じパビリオンホールの床の見事なモザイク。
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一番のお気に入りのラファエッロの回廊。 
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エカテリーナ2世がヴァチカン宮殿内部のラファエッロの壁画の複製を命じて作らせたものだそうですが、壁や天井にたくさんのモチーフが描かれていて、ヴァチカンのものに全く引けをとらない美しさ。 人物の絵がさほど好きではない私もラファエロの独特の優しさのある世界は昔から大好きなので、次にまたここを訪れる機会があったら、一枚一枚もっと丁寧に見てみたい。 

エルミタージュ美術館にいたのは3時間弱でしたが、人が集中している場所とがらんとしている場所とかなりはっきりしていたものの、それほど混んではいなかったと思います。 観光客に混じって、先生に引率された地元の小学生のグループもいくつか見かけましたが、目を輝かせている子とちょっと退屈そうにしている子と・・・、反応が正直です(笑)。

本当はもっと時間をかけて見たかったところだけれど、残りは次回に回す事にしてエルミタージュを後にする。
宮殿広場を抜けて路地に入ると、小綺麗で値段もリーズナブルそうなレストランが何軒か並んでいた。 とりあえず目をつけておいて(笑)、ネフスキー大通りに出て、創業が1815年でプーシキンなど文化人の憩いの場所であったという「文学カフェ」」(リチェラトゥルノエ・カフェ)に向かう。 地図上では間違いない場所なのにそれらしい入り口がなくしばし戸惑うけれど、とりあえずドアを開けて入ってみると、そこで何かのデスクワークをしているようだった男性に上にどうぞと言われる。 階段を登り、恐る恐る(笑)店のドアらしきものを開けると食事をしている人がいるもののウェイターがいない(厨房まで覗いたのに誰もいない)。 待っていても埒が明きそうにないので一度降りて、先ほどの男性に「誰もいないわ!」と通じないだろうと思って英語で強気で文句を言ったところ、その男性が一緒に上まで来てくれた(その様に記憶しているけれど・・・)。 あら、今度は店内にウェイターが・・・。 こんなもんなんだよな・・・、ゆっくりのんびり構えないとダメなのよね・・・と学習。
メニューにはロシア語の下に英語表記も載っていて親切。 
うみーしゃさんはロシア風水餃子のペリメニ(写真、左)、私はパンケーキwithきのこと書かれていた具入りクレープのブリヌイ(写真、右)を頼んだ。 それと紅茶。
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photo by うみーしゃさん

ロシアは紅茶好きには本当にありがたい国だとつくづく思う。 必ずアールグレイもおいてあるし、大き目のポットでサーブされるのでたっぷり飲める。 以前イタリア(唯一行った事のあるヨーロッパ)に行った時は、紅茶を置いていない店もあったし、最初にコーヒー関係が出てきてから最後にとんでもなく薄い紅茶が運ばれてくるという事がほとんどで私は虐げられていたのだ・・・。
クレープの中身はきのことお肉。 肉ときのこの旨みが大事にされていて厭きの来ない美味しさでした。

 
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マールイ公式サイトに「バックステージへようこそ!<その3>」がアップされています♪
ツァルと一緒にふざけているのは誰でしょうか?  そして・・・、う~~む、コリッパー・・・。 やっぱりアレは付け揉み上げだったのね!(笑)
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