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南極物語
2006/12/11(Mon)
 「南極物語」 
原題 : EIGHT BELOW (2006年 米 120分)
監督 : フランク・マーシャル
出演 : ポール・ウォーカー、ブルース・グリーンウッド、ムーン・ブラッドグッド
鑑賞日 : 11月14日(DVD)


米国科学財団・南極基地―ジェリー・シェパード(ポール・ウォーカー)は、超一流の南極のガイドとして知られていた。しかし、記録的な悪天候と予期せぬアクシデントに見舞われた時、ジェリーらスタッフは一時的に基地からの撤退を命じられる。ジェリーは、後ろ髪を引かれる思いで犬たちを残し南極を後にした。「必ず戻る」と約束を残して・・・。だが、そんなジェリーの思いも虚しく、天候はますます悪化し南極に近づくことすら不可能だった。1週間が経ち、ついに犬たちは立ち上がる。主人との再会を信じ、真冬の南極の大地を歩き始めたのだ。しかし、その行く手には想像を絶する過酷な大自然との闘いが待っていた―。(オフィシャルサイトより)

最初、原題のEIGHT BELOWというのが犬が8匹だったため、何のことやらと思ってしまったのだけれど、eight degrees below zeroだったんですね。 華氏ー8度だと摂氏-22.2度です。

邦題が「南極物語」となっているので、1983年に公開された日本映画の「南極物語」のリメイクという印象を与えるけれど、南極に犬が置き去りにされたという事にヒントを得た別の映画と思ったほうがいいのでしょうね。
動物が主人公的存在の映画はそれだけで、もう、勝ち組って感じ(笑)。 「南極物語」はテレビで断片的に見ただけできちんと見たことがありません。 15匹のうち、タロとジロしか生き残らなかったという事だけしか覚えていないといっても過言ではないほどで・・・。

こちらはディズニーらしく、人間の身勝手さや、置き去りにされた犬を襲った過酷な状況にはそれほど焦点をあてていない。 置き去りにされた犬たちのサバイバルというよりは冒険物語みたいな感じですね。 だから、ラストの感動やリアリティーには欠けるのかもしれないけれど、とにかく8匹の犬とポール・ウォーカーが良かった!


8匹の犬はシベリアン・ハスキー6匹とアラスカン・マラミュート2匹でみんな毛がふわふわしてムクムクしていて可愛い!
氷の原野にプリズムの光のように反映するオーロラと、犬たちが最初はビックリしながら、だんだん面白そうに戯れているのが印象的でした。

ジェリーがmy girlと言って可愛がっていたリーダーのマヤ。 お利巧で可愛くて勇気があって、映画を観ているうちに私もぞっこんになってしまいました。  氷の海に滑落したマクラーレン教授(ブルース・グリーンウッド)にロープをかけて教授を助け出すところのマヤの演技といったら、ほんと、素晴らしい。


そのマヤが脚に傷を負って倒れかかっている。
ジェリーたちが必死の思いで南極の基地に戻ったときには、早く早く、マヤが死なないうちに・・・と思わず手に汗握ってしまった。 ジェリーとマヤの再会は感動的だったけれど、マックスにマヤの存在を知らされるまでは、マヤの生存をけっこう簡単に諦めてたみたいで、なんだこいつ、けっこうドライじゃない!とかなり不満に思った事でした(笑)
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ナイロビの蜂
2006/11/18(Sat)
「ナイロビの蜂」
原題 : THE CONSTANT GARDENER (2005年 英・独 128分)
監督 : フェルナンド・メイレレス
出演 : レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ、ユペール・クンデ、ビル・ナイ
鑑賞日: 11月11日(DVD)


それは、しばしの別れのはずだった。英国外務省一等書記官のジャスティン(レイフ・ファインズ)は、ナイロビの空港からロキへ旅立つ妻テッサ(レイチェル・ワイズ)を見送った。「行ってくるわ」「じゃ2日後に」それが妻と交わす最後の会話になるとも知らずに…。ジャスティンに事件を報せたのは、高等弁務官事務所所長で、友人でもあるサンディ(ダニー・ヒューストン)だった。テッサは車で出かけたトゥルカナ湖の南端で殺された。彼女は黒人医師アーノルド(ユペール・クンデ)と共に、スラムの医療施設を改善する救援活動に励んでいた。今回もその一環のはずだったが、同行したアーノルドは行方不明、警察はよくある殺人事件として事件を処理しようとする…。(goo映画より)

映画館で見ようと思っていたのに、見逃してしまい、DVDが出るのを楽しみに待っていた映画です。 サスペンス色と、ジャスティンとテッサの夫婦愛のバランスが50・50くらいだったでしょうか? 鑑賞前はもっとサスペンス色が強いのかと思いました。
ストーリー、俳優陣、映像、音楽のすべてが素晴らしい出来だったと思うのですが、致命的なことに、あまりテッサに感情移入する事が出来ませんでした。


庭いじりが趣味の凡庸な英国外交官のジャスティンと人道活動家のテッサは、ジャスティンがサー・バーナードの代理を務めた講演会で出逢い、お互いに自分にはない相手の魅力に惹きつけられ、結婚する。 夫ジャスティンのナイロビ赴任に同行したテッサは、身重な体にも関わらず、黒人のアーノルド医師とともに、貧困に苦しむスラム街の人々への医療活動に携わらずにはいられない。 製薬会社の上役、政治家の面々が集まるパーティーでも、ジャスティンを難しい立場に追い込む事を承知で、彼らに対する敵意丸出しに舌戦を挑むテッサ。 夫の友人であるサンディを誘惑してまで、ある情報を手に入れるなど、彼女の有り余る情熱が空回りをしているようで、見ていて辛いものがあり、結末が分かっているとは言え、道を性急に真っ直ぐに突き進んでいく姿に不安を覚えた。

話がジャスティンをリアルタイムで追うようになってから、一歩手前で感情を殺しているような表情のレイフ・ファインズの演技にどんどん引き込まれていったような気がする。 テッサの死後ジャスティンは、彼女が、ケニアの貧しい人々を実験材料として薬品の開発を進める企業と、それをバックアップする現地の警察や英国役人の癒着の告発に心血を注いでいた事を知る。 テッサの同士でもあった彼女の従兄の協力を得て、自らの命の危険も顧みず真相に迫っていくジャスティンの姿は、まるでテッサの情熱に後押しされているようだった。 初めてテッサを心から理解したジャスティンの、テッサへの押さえがたい直向な愛情が感じられた。

テッサが成し遂げたかった事は、この一つの政治と製薬会社の癒着を暴いて世間に知らしめるだけではなく、命ある限り、貧困に苦しんでいる人たち、社会的マイノリティーとして虐げられている人たちに救いの手を差し伸べ続ける事だったと思う。 妻の愛にたどりついたジャスティンには、、その愛とともに、生きてテッサの意志を継いで欲しかった気もします。

以前、ニジェール共和国のレポートを見ましたが、アフリカの貧困は想像を絶するくらいの悲惨なものです。 ミルク、水すら飲めない子供たちが不衛生な生活環境の中で病気になり命を落としています。 レイチェル・ワイズをはじめ、飢餓撲滅運動に力を注いでいる人たちはたくさんいますが、願わくば、そういう財力と名声があり、人を動かす力のある人々が、何百万人、何千万人と苦しんでいる子供たちの中から、一人二人を選んで養子縁組をするのではなく、大勢の人たちが少しずつでも良い環境を享受できるような援助をしてもらえたら・・・。 もちろん、ただの庶民である私たちにも、できる事から行動を起こす必要がありますが。
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ニュー・ワールド
2006/10/12(Thu)
「ニュー・ワールド」
原題 : THE NEW WORLD (2005年 米 136分)
監督 : テレンス・マリック
出演 : コリン・ファレル、クオリアンカ・キルヒャー、クリスチャン・ベイル
鑑賞日: 10月7日 (DVD) 


1607年、英国の船が開拓の地を求めて新大陸アメリカの東海岸ヴァージニアに到着する。 そこにはすでにネイティブの王国が存在した。 ニューポート船長は反乱罪で囚われの身となっていたジョン・スミス(コリン・ファレル)を彼らとの交渉役に任ずる。 スミスは王に捕らわれ処刑寸前のところを 王の末娘の王女ポカホンタス(クオリアンカ・キルヒャー)の命乞いによって救われる。 王から最愛の愛娘に外の世界を教えて欲しいと命じられたスミスとポカホンタスは言葉の障害を乗り越えて次第に惹かれあっていくが・・・。

ディズニーアニメの「ポカホンタス」は見ていない。 ディズニーアニメ、動物はいいんだけれどあの独特な人の顔がちょっと駄目なのだ。特に女性となるとかなり嫌い。 

<ねたバレ大ありです>
テレンス監督が久しぶりに撮ったこの映画は、自然の雄大さ、美しさを存分に捉えた映像の美しい映画でした。  ただ最初のうちは、役者すべての台詞が少なく、かなり間があくテンポがちょっと辛かった。

ポカホンタス役のクオリアンカ・キルヒャーはこの映画のために起用した、全くの無名の新人なのだそうですね。 台詞よりも表情や体の動きで見せる場面が多く、キャリアのない初々しさが、ジョン・スミスと出会って以来、 常に新しいことに目にし、耳にするというキャラクターに生きていたような気がします。 穢れのない澄んだ瞳がとても印象的だった。
ジョン・スミス役のコリン・ファレルは暑っ苦しくてあまり好きじゃないのだけど、大自然の中に置いてみるとまぁ、なんとかなる感じ(笑) 私有欲、権力欲のない先住民の人たちが自然を崇拝しながら生きている姿に魅せられ、純粋無垢なポカホンタスと思いを寄せ合いながらも、王の命により英国側の砦に戻って行く。 そこでの荒んだ生活、先住民たちとの避けられない争いという現実に直面したスミスは「自分は彼女にはふさわしくない男」と、人質として砦で暮らしていたポカホンタスを一人残し、新しい任務のために船出してしまう。 砦に残る部下に2週間後に海で溺れ死んだと彼女に伝えるように言い残して。 それも愛なのかもしれないけれど、たとえ逆境にあっても一緒にいて欲しいと請われるのが女性の幸せなのに。

傷心の彼女を救ったのは、たばこ農園を経営するロルフ。 妻子に先立たれるという悲しみを経験した彼は、ポカホンタスの傷が癒えるのを待ち、やがて妻に迎える。 クリスチャン・ベイルってこんなに素敵だったっけ? 


いつも傍にいて大きな愛で包んでくれる、確かに結婚するならこういう男性の方がいいよな(笑) 後に夫妻が英国国王から招かれてロンドンに渡った時、スミスの存命を知って動揺するポカホンタスをスミスと合わせている間、妻が戻ってくるようにとただ祈るだけしかなかったロルフは痛々しかった。 クリスチャン・ベールの表情がなんとも悩ましく美しく・・、見てる側は思いっきりロルフに感情移入してしまう。
スミスという試練を乗り切り、真の幸福を掴んだように思えた2人だったのに、英国からの帰国の船中で ポカホンタスは病気のために命を落とす。 23歳くらいだったそうです。
ジョン・スミス、ポカホンタス、ロルフが織り成す愛の物語だったわけだけれど、2度も愛する妻に先立たれてしまったロルフがあまりにも気の毒で・・・という気持ちばかりが強く残ってしまった。 クリスチャン・ベイルのせいだわ!(笑)

ポカホンタスについてウィキペディアはこのページ
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ノエル NOEL 星降る夜の奇跡
2006/09/28(Thu)
「ノエル NOEL 星降る夜の奇跡」
原題 : NOEL (2004年 米 96分)
監督 : チャズ・パルミンテリ
出演 : スーザン・サランドン、ペネロペ・クルス、ポール・ウォーカー
鑑賞日: 9月24日 (DVD)


群像劇というほど大袈裟ではないけれど、母の介護に追われるバツイチでキャリアウーマンのローズ(スーザン・サRンドン)、セクシーでキュートで魅力的なニーナ(ペネロペ・クルス)とニーナとの一週間後の結婚式を控えた超やきもち焼きの婚約者のマイク(ポール・ウォーカー)。 そのマイクを妻の生まれ変わりだと言ってつきまとう初老の男性アーティ(アラン・アーキン)。 14才の時の入院中のクリスマスパーティーの楽しさが忘れられず、なんとか入院しようとする男性ジュールズ(マーカス・トーマス)の5人を巡るクリスマス2日間の物語。

<たっぷりネタバレです>
見終わった後に優しい笑顔になれるし、クリスマスのニューヨークが舞台という事もあって一種ファンタジーっぽさを届けてくれた映画だった。
スーザン・サランドンっていくつになっても魅力的な女優さんだなとつくづく思ったこの映画。 日本で探したら夏木マリさんあたりかしら? ふとした表情に心の機微が表れているし、年相応の落ち着いた雰囲気と同時に、嫌味のない可愛らしさも持っている。 だから年下のナイスガイからも口説かれたりして・・・。 でも、この彼とのエピソードは全く必要ないと思うんだけどな。 母親の病室の向かいの病室で知り合った元牧師とのプラトニックな一夜(笑)は、円熟の境に入った俳優同士の素晴らしい競演でした。 クレジットにも載らないカメオ出演というには、そのままのお顔でずいぶん長い時間の出演だったけれど、彼ならでは、という味を思う存分出してくれました。

ニーナ役のペネロペがとっても活き活きしていて魅力的。 黒のランジェリー姿でダンスを踊るシーン、健康的なお色気がムンムン漂っていた。 マイクの独占欲の強さは尋常じゃないけれど、あ~んな恋人がいたら確かに心配でたまらないのは女の私でもよくわかる(笑)


一番感動的だったエピソードはマイクとアーティの病院での出来事。 マイクを心配した同僚とアーティの息子から、アーティの過去を聞き、ニーナに対する自分を彼に重ねる。 アーティは、身勝手ともいえる強い愛情で妻を死に追いやった事を後悔し、妻から許されたいと思う気持ちが、誰かに「妻の生まれ変わり」と言って近づいては亡き妻と一緒にいる気持ちになっているのだろうか。 アーティの願いをマイクが悟ったとき、アーティは罪の意識から開放され、マイクは相手の幸せを思う事こそ愛だと気づく。
ポール・ウォーカーってスポーツマン系ハンサムでなかなか良いですね。若者の揺れ動く感情の繊細な部分を熱演していたんじゃないかな。
 
ジュールズはいなくてもいい人物なんじゃないかと思ったけれど、彼もまた淋しい人だったのだ。 病院のカウンセラーの「お母さんはあなたの事を暴力的な父親から守るために家から遠ざけたのでは?」という言葉に後押しされてずっと疎遠になっていた母親に電話をかける。
 
誰かのちょっとした一言が、今まで自分がかたくなに拒んでいた事を受け入れてみようとするきっかけになったり、立ち止まったままでいた状態から前進させてくれたり、いろいろな事に気がつかせてくれる。 人と人が触れ合うってそういう事なんだと思う。 そして、誰かが自分の事をいつも気に留めてくれていると感じながら、心が潤っていくものなんだろうなと。
人恋しくなるクリスマスという魔法が、人々の心に明かりを灯した事で起こったハートウォーミングな物語でした。
あ~、それにしても、クリスマスのニューヨーク、綺麗だなぁ・・・。 寒いのは苦手だけれどいつかクリスマスをNYで過ごしてみたい。
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ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女
2006/09/06(Wed)
「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」
原題  : THE CHRONICLES OF NALNIA THE LION, THE WITCH AND THE WARDROBE
      (2005年 米 142分)   
監督  : アンドリュー・アダムソン
出演  : ジョージー・ヘンリー、ウィリアム・モーズリー、スキャンダー・ケインズ
鑑賞日 : 8月5日(DVD)

 
第二次世界大戦のロンドンへの戦火から逃れるため、田舎の学者先生の大きな屋敷に疎開してきた、ペベンシー4兄弟、ピーター、スーザン、エドマンド、そして一番年下のルーシィは、大きな衣装ダンスを抜けてナルニアへ。ナルニアは、白い魔女が支配をしていて、長い年月の間、クリスマスも来ない冬が永遠とつづいていた。(映画生活より)

「ロード・オブ・ザ・リングス」の感動をもう一度!とまでは言わないけれど、ちょっと期待はずれだった。 3部作という事で、もう少しプロットが込み入っていて、話もじっくり展開していくのかと思っていたら、さくさくさくっと突っ込みを与える間もなく進んでいってしまった。 でも、あの男の子たちがいきなり、あの手綱捌きで、あの戦闘シーンはないよね・・・ いくらなんでもね。
 
それでも、子供の視線で見てみれば、けっこう面白かったり怖かったりするのでしょうね。かくれんぼの場所として隠れこんだ洋服ダンスがあんなに奥行きがあって、そこから飛び出してみれば一面の白銀の世界ナルニア国。 キラキラした冬の世界の映像は凄く綺麗だった。 

そこで末っ子のルーシー(ジョージー・ヘンリー)が出会ったフォーンのタムナスはユーモラスだし、ビーバー夫婦は可愛らしいし。 白い魔女の城の様子は少しダーク。 
あの4人の兄弟姉妹、ヴィジュアル的にイマイチくんたちの集まりなのだけれど、最後にはルーシーがけっこう可愛く見えてきたから不思議(笑) あの子のちょっとスローな表情の変化と大きく開いた目が個性があっていいのかも。
私的には白い魔女のティルダ・スウィントンの冷たい美しさと邪悪な迫力が良かったです。 この人、どこかで似たような感じの役を見たなぁと思っていたら、キアヌ・リーブスの「コンスタンティン」の 天使をやった女優さんなのね。 あの時もクールな恐さが光っていたっけ。

そしてナルニア国の創造主アスランは百獣の王そのものの勇壮さでかっこよかった。 なんたって、声がリーアム・ニーソンだもの(笑) 次男のエドマンドとナルニア国を救う為に命を投げ出し、後に甦るアスランはキリストを象徴しているのですね。
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ナショナル・トレジャー
2005/09/17(Sat)
ナショナル・トレジャー
原題 : NATIONAL TREASURE (2004 米)
監督 : ジョン・タートルトーブ
製作 : ジェリー・ブラッカイマー
出演 : ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ショーン・ビーン
鑑賞日: 9月10日(DVD)



テンプル騎士団の秘宝を捜し求めるベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)が、資金面での援助者であり共に秘宝を探していたイアン(ショーン・ビーン)と意見の食い違いから敵対関係になり命を狙われ、また、FBI捜査官からも執拗な追跡を受けながらも、わずかな手がかりを頼りに謎を解きながら宝物のありかに迫っていくという冒険アクション。

北極圏の氷原に埋もれたシャーロット号の船底の探索から始まったので、この先、世界のどの地で冒険が繰り広げられるかと期待していたら、意外にも国立公文書館や、ベンジャミン・フランクリン館、独立記念館など、アメリカ国内の都市の名所が舞台となった。この裏をかいたような設定はなかなかいけてる。
ラストのトリニティー教会の地下のシーンは、奈落の底を思わせるような地下の深さだったけれど、なんと、5階建てのビルに相当するそうです。
アメリカ合衆国独立宣言書の裏に秘宝探しのヒントがあるというようなアイディアも上手いと思うし、次々と仕掛けられている謎解きも凝っているのだけれど、ストーリーの展開からは、冒険映画に付き物のハラハラドキドキといった切迫感や緊張感が足りなかった気がする。 謎が凝ってる割には、ベンがけっこう簡単に解いてしまうのが良くないのかも。(ゲイツっていうファミリーネームが、ビル・ゲイツ<マイクロソフト<コンピューター頭脳<答は簡単!なんていう変な連想ゲームをさせるんだよねぇ・・・映画を観ながら・・・)
全編を通して、自分の中でストーリーに入り込みそうになってくる度に、ナンカはぐらかされてテンションが落ちるという事の繰り返しで、世間の評判ほどは楽しめなかった。ブラッカイマーの映画とはけっこう相性いいんだけどな??? ディズニー映画だから、暴力的な描写を意識的に抑えたのだろうか? もちろん暴力的描写=迫力、スリリングというわけではありませんが・・・・
と、いう訳で面白かったんだけど最後スッキリさっぱりという後味じゃなかった。 ま、ニコラス・ケイジがタイプじゃないせいもあるのでしょう(笑)

冒頭のシャーロット号のセットは「パイレーツ・オブ・カリビアン」の海賊船の一部を流用したものだそうです。映画も2007年の続編公開が決定したそうですね。

ジェリー・ブラッカイマーの映画で好きな3本を挙げてみました。

<パイレーツ・オブ・カリビアン 2003年>
ジョニー・デップ扮するジャック・スパロー船長がとってもセクシーで素敵!ストーリーも面白い。オーリーも、久々正統派美人のキーラ・ナイトレイも魅力的!






<タイタンズを忘れない 2000年>
実話の映画化。役柄に投影されたデンゼル・ワシントンの魅力もいいけれど、いろいろな人々の人種間の対立が、次第に理解へと変わっていく様がさりげなく描かれている。それでも人種間の問題は根が深いことを改めて考えさせられる。




<ザ・ロック 1996年>
面白い! ショーン・コネリーが美味しい役をいい味出して演技してるし、ニコラス・ケイジはこういう冴えない感じの役の方が違和感ないんだよなぁ・・・
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ニュースの天才
2005/08/15(Mon)
ニュースの天才」 原題: Shattered Glass
鑑賞日: 8月6日(DVD)





エアフォース・ワンの機内に唯一設置されている、米国でも非常に権威のあるニュー・リパブリック誌のスティーブン・グラス(ヘイデン・クリステンセン)という若手記者の捏造記事事件を扱ったノンフィクションドラマ。

という、筋書きを聞いて面白そうだなとかなり期待して観たのだけれど、迫力と緊張感に欠ける映画だった。
主人公のスティーブンが、頭が切れて、カリスマ的な魅力のある人物ではなく、どこかうじうじした口先だけのご機嫌取り男という感じに見えてしまったのが良くなかった。スター的な存在には見えないまま捏造記事が発覚して、彼の本当の姿が顕になっていく転落の坂道・・・
始めのうちから Are you mad at me? とか I'm sorry... を連発していたのがかな~り気持ち悪い。

記者が書く記事に関して、その真偽をチェックするスタッフがいて、その社内検閲を通らなければ記事となって掲載される事はないはずなのに、どうして何件もの捏造記事を雑誌に載せる事ができたのか、その辺をきちんと描いて欲しかったなぁ。 そこが映画の出来を左右する重要なポイントだと思うのだけれど。
物語後半は新編集長チャック役のピーター・サースガードが光ってました。

DVDの特典には、なんと! スティーブンご本人のインタビューがあります。それを観て納得! 映画の中の、あのじれったいスティーブンはご本人に忠実に演じられていただけでした。クリステンセンが上手いということですね。編集長のチャックの前任者であるマイケル・ケリー氏も実在の人物で(もちろんチャックも)、2003年にイラク戦争で亡くなったそうです。多分記者として取材中にという事だと思います。

スティーブン役のヘイデン・クリステンセンは、スターウォーズ・エピソード2のアナキン・スカイウォーカー役で一躍有名になったカナダ出身の俳優。
アナキンも魅力的ですが海辺の家という映画の中のサムという高校生役が秀逸だと思います。
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