田北志のぶさんプロデュースのバレエ公演
2017/08/16(Wed)
バレエスプリームとスタダンの公演でもらったチラシの中に田北志のぶさんプロデュースのシリーズ公演The 4th BALLET TRADITIONのお知らせがありました。 いつもシガミチヤさんの素敵なイラストが目を惹くチラシですよね。 
第4回の今回は9月8日(金)の18時半開演。 場所は大井町のきゅりあんです。 

《眠れる森の美女》第2幕より「幻影の場面」 
《薔薇の死》
《パキータ》グラン・パ 
《ジゼル》より第2幕 
     

田北さんは23年在籍したキエフバレエ団を昨年退団して、今は活動の拠点を日本に移しているのですね。 今回はキエフのニキータ・スホルコフと組んで薔薇の死とジゼルに出演。  スホルコフは今年は3回も日本に来るのですね~。
元キエフの新国立劇場の菅野さんはデジレ王子とリュシアンを踊る予定です。  また、ヒラリオンとパキータのPDDを踊る予定の待山貴俊さんというダンサーはベラルーシ国立ボリショイ劇場のプリンシパルとの事です。 
東バの20世紀の傑作バレエもチケットを取っていた日に法事が入り行けなくなってしまったので、こちらに行こうかどうしようか考えている内に別の用事ができてしまって・・・。
9月のバレエは月末のザハロワ公演だけになってしまいました。
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マイブームなワインのおつまみスナック
2017/08/13(Sun)
最近気に入っているワインのつまみが、数か月前くらいにスーパーで見つけたおやつカンパニーのワインにあうおつまみパンスナックという135円くらいの商品。 

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今まで「ゴルゴンゾーラとくるみのソース味」「海老のアヒージョ味」「アンチョビポテト味」の3種類を試してみてダントツに気に入ったのがゴルゴンゾーラ。 3種類ともとても美味しいですが、海老のアヒージョは海老とガーリックの風味がかなり濃厚なのでエレガントなワインには合わないかもしれません。 もちろん好みの問題ですけれどね。 ただ残念なことに今はゴルゴンゾーラとくるみのソース味は生産していないのかな? 店頭で見なくなってしまいました(悲) 私、けっこう気に入ったものがすぐに店頭から消えてしまうというついてない人みたいで・・・。 
(ごく最近ではとっても気に入っていた三幸製菓の小分けになっている米ひびきソフトというおせんべいもどこのスーパーに行っても見当たらなくてがっかり・・・。 好きだったハインツのキノコ系のパスタソースが販売中止になった事もあったしなぁぁぁ。) 
なので今はアンチョビポテト味一辺倒で、うす~くスライスしたモッツアレラを合わせたりして食べています。 店頭で見つけたら是非一度お試しあれ!
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飲み残しのワインに酸化防止の優れもの♡♡
2017/08/11(Fri)
ワイングッズでちょっと前に買ってこれは凄いなと実感しているのが、Pulltex AntiOxという酸化防止アイテム。

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飲み残したワインの酸化防止にはもう10年以上も手動ポンプでボトル内を真空に近づけるバキュバンを使って来たのですが、本体が壊れてしまったので新しい物を探しにいった恵比寿のワインパーティーで店員さんから勧められて買ってみました。 ただボトルに被せるだけで抜群の効果って本当かなぁ?とかなり懐疑的ではあったのですが、広告に偽りなし!の優れものでした。
キャップの中のカーボンフィルターが酸化を防ぐのだそうです。 バキュバンはシュポシュポとけっこう力もいりますが、こちらはただ被せるだけなのでメチャクチャ楽な上に、実際に翌日のワインの味が全く劣化していない。 ワインによっては昨夜より美味しくない?って思うこともあったりして・・・。
一つ2000円と安くはないですが、とってもお勧めです。 実家の父にもプレゼントしたところ、やはりラクチンさに大喜びしていました。
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スターダンサーズ・バレエ団 SUMMER MIXED PROGRAM 8月5日
2017/08/10(Thu)
8月5日土曜日に新国立劇場で行われたスターダンサーズ・バレエ団のSUMMER MIXED PROGRAMを見てきました。 
お目当ては都さんとボネッリだったのですが、バレエ団のダンサーたちのパフォーマンスも充実した素晴らしいものでした。


N.N.N.N.
振付:ウィリアム・フォーサイス
音楽:トム・ウィレムス
愛澤祐樹、石川聖人、川島治、友杉洋之


Tシャツ、ランニングにズボン、半ズボンといったラフな格好の4人の男性ダンサーによるこの作品、全くの予備知識なしでは理解するのが難しく・・・。
幕が開くと一人のダンサーが自分の手をもう一方の手で持ち上げてはその手を外し、重力に任せてブランとなる腕の動きを楽しむというか不思議そうに見ているというか。 その後は4人のダンサーが入れ替わり同じことをしてみたり、舞踏のように踊ってみたり、お互いの体のパーツで遊んでみたり・・・という具合。
音楽:トム・ウィレムスとあるけれど、ほとんど音楽らしいものは聞こえなかったです。 席はけっこう前のほうだったのですけれど、時折ブーとかゴォーというような音が聞こえてきただけ。 それでも舞台上のダンサーには音楽として常に聞こえていたのでしょうか? 音楽に頼らずダンサーたちだけの呼吸で組み立てているようだったのが凄いななんて思ったりもしたのですけれど。 


ワルプルギスの夜
振付:ジョージ・バランシン
音楽:シャルル・グノー”ファウスト“
喜入依里、池田武志、渡辺恭子
久保田小百合、西原友衣菜


オペラ「ファウスト」のために振りつけられたバレエシーン「ワルプルギスの夜」。
自分にとって馴染みのある「ワルプルギスの夜」といえば、ミハイロフスキー劇場がまだレニングラード国立バレエとして公演していた頃にガラ公演で上演していたコフトン版。 バランシン版は一度だけ(おそらく)、都さん&テューズリーゲストでのスタダンの上演を2012年に見ています。
そしてスターダンサーズバレエ団の公演を見るのは2013年8月に「20世紀のマスターワークス」以来なのですが、コール・ドも長身でスタイルの良いダンサーが増えましたね。
新国立劇場から移籍したばかりの池田さんが早速活躍の場を得、実力を発揮していて良かったです。 ジャンプも高く踊りも綺麗で、パートナーを包み込むような優しい笑顔は喜入さんも頼もしく感じたと思うのですが、二人での合わせ方が足りなかったのか、サポートに少しぎこちなさが目立ったのは残念でした。 喜入さんは音をしっかりとらえた気持ちの良い踊りでしたが、自分が好みだったのは渡辺さんの流れるような綺麗なラインでの踊り。 久保田さんと西原さんもとても手堅く、特に久保田さんの長い手足がスピーディーに切れ良く動くダンスは魅力的!
そして女性たちがほどいた長い髪をなびかせながらの饗宴のクライマックスは疾風が吹きまくるようなスピード感があり、統制の取れたコール・ドのダンスも見事でした。
 
 
「眠れる森の美女」よりグラン・パ・ド・ドゥ
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
オニール八菜、ユーゴ・マルシャン


パリオペラ座のNY公演、8月2日に福岡で終わったばかりのバレエ・スプリームと、かなりお疲れだろうとは思いますが元気に東京に戻って来てくれた二人。
パリオペの衣装はやはり手が込んでいて美しいですねぇぇ。 次の来日では是非全幕で「眠りの森の美女」を上演していただきたいです。 
そんな素晴らしい衣装に衣装負けしない華やかな二人のエレガントなPDDは本当に眼福でした。 マルシャンは手も大きい? 八菜さんをすっと引き寄せフィッシュダイブに持っていくときのあの抜群の吸い込み感(笑)。 踊りはとても柔らかくノーブルでした。 ザンレールの着地がやや乱れたりシェネが粗かったりもしましたが、いずれエイマンのように流麗な美しさを身につけてくれると期待しています。 
八菜さんもとても伸びやかで丁寧な踊りが良かったです。 途中二人のタイミングが合わなかったところもありましたが、最後、アラベスクで二人して後退していくところなどは上げた足も十分な高さをキープしたままぶれる事もなく息もぴったり。 これからますます注目の二人ですね。


Flowers of the Forest
振付:デヴィッド・ビントレー
音楽:マルコム・アーノルド、ベンジャミン・ブリテン
★4つのスコットランド舞曲
  渡辺恭子、池田武志
  加藤大和、高谷遼、西原友依菜、林ゆりえ
★スコットランドのバラード、  吉田都、フェデリコ・ボネッリ

  
小山さんによるプレトークの事をすっかり忘れていて席についたのは最後数分というところ。 大失敗~~(特にN.N.N.N. 聞いておくべきだった!)。 聞けたのはスコットランドのバラードの男性の衣装がこの季節には暑過ぎるのでダンサーたちから泣きが入ったというお話でした。 確かに軍服に近いキルトの衣装なので上半身部分もあり、素足にソックスではなくタイツの上にソックスをはき、さらに皮のベルトをしっかり締めるという事でかなりの暑さと重さのようです。 
日本初演の演目でもあるのにトークを聞きそびれたので、作品についての解説がないか?とバーミンガム・ロイヤル・バレエ団のサイトをチェックしたのですが、レパートリーというカテゴリーは見つからず・・・。 その代わり?この作品についてのビントレー監督のインタビュー記事がありました。
前半のスコットランド舞曲はスコットランドの絵葉書のような光景(丸太投げcaber tossingや咲き誇るヘザーの花畑の散歩とありましたが、のどかで明るく平和的なという事なのだと思います)を表現しているそうです。 後半のバラードは歴史的に影響のあった事に結び付けたかったために戦争がテーマとなったと。 使用しているブリテンの曲は第二次世界大戦中に書かれ、15分の曲の最初10分が葬送行進曲という一風変わった曲。 また、作品のタイトルであるFlowers of the Forestはイングランドに侵入しようとして大敗した1513年のフロッデンの戦いでの死者を悼むために歌われたスコットランド民謡との事です。 

4つのスコットランド舞曲はリーディングカップルの渡辺さんと池田さんがとても良かったです。 池田さん、渡辺さんへのサポートはさっきの不安定さは何?というほどしっかりしていて、さり気ない表情もいいし、また作品の表現力もとてもあるダンサーだと思いました。 移籍して良かったですね。 願わくば、もう少し白いタイツが似合う体型になってくれれば・・・。 この作品を作ったのはビントレーが21歳だった1979年との事ですが、新国立劇場で見てきた彼の作品を思わせる細かいステップやタフな動きも多く、それを軽快に踊りこなしていた3組のダンサーたちの実力に感心しきりでした。 そうそう、スコッチウィスキーでも飲みすぎたのか、一人の男性ダンサーの酔っ払いダンスなんかもあって面白かったです。 加藤さんなのかな?終盤の独楽のような高速シェネには目を見張りました。 こちらの男性衣装は白いシャツにキルトスカート、素足にソックスでした。 まだマシかな?(笑)

照明が一段と暗くなり全体的に深緑のトーン。 ボネッリの登場で和やかさの余韻が残っていた舞台上の空気もいっぺんに引き締まります。 キルトの軍服姿が麗しく立っているだけで絵になるボネッリ! 踊りも衣装の鬱陶しさなどこれっぽっちも感じさせない彼らしいノーブルな踊り。 やっぱりフェデリコ好きだなぁ~~。 次回のロイヤルの公演でも是非来日して欲しいです!! そして久しぶりに見る都さんは衰えなど微塵も感じさせない。 軽やかで優雅で身体伸びやかな踊りは驚異的ですね。 パートナーシップも変わらずに素晴らしく、2人で踊る姿をまた見る事ができたのも本当に嬉しかったです。

作品の最後では前半と後半のダンサー皆が一緒に踊りますが、ビントレーによればスコットランド人のロマンティシズム、悲しみ、ストイックなまでの高潔さを伝えたかったとの事です。 都さんと池田さん、渡辺さんとボネッリとペアを変える事(群舞もそうっだったと思うのですが、二組ばかり見ていたので・・・)で明暗両面の融合が感じられます。 暗いテーマを取り上げてはいるものの、前半と後半の対比は効果的でダンサーたちの多彩な舞踊表現に惹き込まれた作品でした。  是非また見たいです。 今度は冬にね!


何度も繰り返されたカーテンコールの最後にビントレーさんが登場しました。 いらしていたのですねー、感激!!
ビントレーさんもこの日の上演内容には満足されていたのではないかと思いますが、意欲的なスタダンのダンサーたちによる素晴らしいパフォーマンスと新国立劇場のステージに戻ってきたビントレーさんを見ていてこちらはやや複雑な気持ちになりました。 
新国立劇場では今シーズンも来シーズンもビントレー作品が上演されません。 劇場オリジナルも含め、過去に新国立劇場バレエ団が上演したビントレー作品には再演を望む作品も多いのに劇場側がその声に応えないのは本当に残念です。  古典でなければ云々という理由の他に前芸術監督時代の作品はもう上演しないというようなポリシーがないといいですけれど。 新国立劇場のレパートリーにはビントレー作品を含め様々な振付家の数多くの作品があります。 観客の声に耳を傾け、もっと偏りのないプログラミングを真摯に考えて欲しいと、スタダンの公演に満足しながらもそんな事を思いながら劇場を後にしました。
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虹を見た🎶
2017/08/08(Tue)
今日は地元で飲み会。 いったん家に帰って荷物を置いてと急ぐ道すがら目に飛び込んできた大きな虹!

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しかもよ~く見ると二つなんです。
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iPhoneのズームなのでこの画面でははっきりしませんが、くっきりしたアーチの上側にぼんやりともう一つ。  虹をいっぺんに二つも見たのもこんなに綺麗な虹(この写真じゃちっとも綺麗に見えませんけれど、でもiPhoneでこれだけ写るのだから凄いですよね?)を見たのもすっごい久しぶり♪ 
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バレエ・スプリーム Bプロ 7月29日マチネ
2017/08/04(Fri)
3公演あるBプロは29日のマチネを選びました。 座席は中央通路より前ブロックのちょうど真ん中あたりながら前に座った方が座高の低い方だったので視界良好での観賞でした♪
 
― 第1部 ―
 
「グラン・パ・クラシック」   
振付:ヴィクトル・グゾフスキー
音楽:フランソワ・オーベール     
オニール八菜、ユーゴ・マルシャン
 
 
鮮やかなロイヤルブルーの衣装かと思いきや、白地にビーズがキラキラ光り輝く衣装に身を包んだゴージャスで舞台映えのする2人。 ジュエルズのダイヤモンドの衣装でしょうか? 
八菜さんの堂々として常に観客に気持ちが向いているパフォーマンスは見ていてとても好ましく応援したくなります。 上半身やアームスのラインがもっと綺麗になればさらに踊りが美しく見えるはず。 恵まれた容姿を生かすべく、これからも頑張って欲しいです。 
マルシャンの踊りはダイナミックだけれどもゆったりとした柔らかさもあって目に優しいですね。 空中で空気に包まれて浮いているようなふわっとしたジャンプにも目を見張りました。 サポートも安定していましたし、八菜さんとの息も合っていて、2人して同じポーズをとるところなどはタイミングもピシャリで気持ちよかったです。 
次回のパリオペ来日公演ではきっと主演カップルとなると思いますが、何を見せてくれるのでしょうね?
 
 
「ロミオとジュリエット」 第1幕よりパ・ド・ドゥ          
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ    
レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ
  
 
ヌレエフ版のロミジュリはDVDは持っているのですが、恥ずかしながら持っているだけで見た事がなく・・・。  情感を深く表すマクミランの振付とは違ってヌレエフの振付は恋心の自然な表現というには細かく忙しない動きと繰り返しが多すぎるようにも感じアブストラクトバレエに近いような印象も。 だからなのか、Aプロではあっという間に終わってしまったこのPDDが少し長く感じましたしね・・・(あ、でも、Aプロはボネッリなので思い入れも全く違いますから・・・)。 全幕で最初から見ていればそんな事も思わなかったかもしれませんけれど。 
ダンサーは2人ともAプロの黒鳥よりは良かったです。 特にボラックは体もよく動いていてこの人は古典以外向きのダンサーなのかなと思いました。 ルーヴェも彼なりの精一杯のロミオなのでしょうけれど、もう少し若者らしい情熱なり疾走感なりを感じさせて欲しかったです。 踊っていない時の演じ方というのも難しいですね。  加えて終盤のリフトでボラックのスカートがまくれ上がったまま、下半身丸出し状態でリフトを続けていたのは、チュチュではないので気づきにくいにしても、クライマックスの盛り上がりをヴィジュアル的に損ねるのでもうちょっと早く気づいて欲しかった気も・・・。
  
 
「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」    
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
ミリアム・ウルド=ブラーム、マチアス・エイマン

 
ミリアムもマチアスも音楽性豊かで、パリオペテイスト溢れるエレガントなチャイパドでした。 
流れるように滑らかな踊りのミリアムは小鳥のようにキュート。 舞台下手に捌けて行きながらぴょんと跳ね上げた後ろ足が妙に可愛くて(笑)、最後まで気を抜かないのもさすがです。 そしてマチアスのしなやかで美しい動きはため息もの。
 
 
― 第2部 ―
 
 
「真夏の夜の夢」
振付:フレデリック・アシュトン 
音楽:フェリックス・メンデルスゾーン
高田 茜、ベンジャミン・エラ

 
高田さん、雰囲気に似合わずけっこう怖そうなタイターニアだわ!(笑)。 体のコントロールが抜群で上手いダンサーだなと再認識。  
オベロンのエラ、Aプロのアルブレヒトよりは数段良いけれど、タイターニアに押されまくりであまり威厳がなく、タイプ的にパックなんだろうなと思いながら見ていました。 
 
 
「タランテラ」     
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ルイ・モロー・ゴットシャルク
フランチェスカ・ヘイワード、マルセリーノ・サンベ

 
小柄で小回りが利いて身体能力の高いダンサーにはうってつけの作品ですね。 
ヘイワードはただキュートなだけではなく、可憐さの中にコケットリーが見え隠れするタイプのダンサーなんですねぇ。 そして何気に強気。 ロミジュリでなんとなくあれ?と思ったのはこれなんだと勝手に納得。 速くて細かいステップも綺麗に刻み音楽に合わせて爽快なダンス。 コミカルに楽しさ溢れる感じもとても良かったです。
サンベもショーマンシップ旺盛で、この演目でここまで明るく楽しそうに踊っていたダンサーを見たのは初めてでしたが、最後少し疲れちゃったのかタンバリンを叩くタイミングやダンスが音楽にちょっと遅れていたのが残念といえば残念。 でもとっても楽しめました!!   
  
 
「白鳥の湖」 第2幕よりパ・ド・ドゥ
振付:レフ・イワーノフ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
金子扶生、フェデリコ・ボネッリ

 
サラが来ていれば「コンチェルト」が見られたのに、白鳥2幕のPDDでは王子は踊らないのでつまらない・・・とテンション下がっていたところに飛び込んできた軍服姿のボネッリ。 ふいをつかれたのも手伝って端整で甘いマスクな彼の凛々しい姿にときめいたりして(笑) 誠実なサポートでバレリーナを美しく見せながら彼自身のポーズも美しく、しっかりとドラマも紡ぐベテランの妙を見られたのも幸せといえば幸せです。 
金子さんはわりと大柄なのですね。 王子との出会いを否定するミリアムとは対照的に、時に笑みを浮かべ王子の温もりを感じながら巡り会った幸せをかみしめるオデットでした。 
 
 
「ドン・キホーテ」よりパ・ド・ドゥ     
振付:マリウス・プティパ
音楽:レオン・ミンクス
ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー

 
やはり一番盛り上がるPDDといったらドンキなのでしょうねぇ。 それをガラ仕様にやりすぎないギリギリのところまで仕立て直して最高のバレエ芸術として見せてくれたこの日の2人のドンキはあきれるほどに素晴らしくエキサイティングでした。 
サレンコが強靭な脚と驚異的なバランス能力を持ったテクニック的に秀でたダンサーだというのは今更言うまでもないことですが、昔はテクニックありきでそこだけが強調されすぎているように感じる事もありました。 でも今は一つの作品を演じる上での表現として自然にさらっとやってしまうのが凄いです。 対するマックレーも回転の速さや安定性、キレのある動きやジャンプが尋常でないほどの素晴らしさでした。 それを2人ともケレン味たっぷりに、お互いを挑発するのを楽しんでいるかのようにやってみせるのだから盛り上がり方も半端ないです。
実は昨年のロミジュリ(結果的にはキャスト変更でしたが)や今回、劇場のGuest Artistとは言えロイヤルというカンパニーの名前がついている公演でマックレーがサレンコとペアを組む事についてはあまりwelcomeではなかったのですが、この日のドンキを見ていて少し思いは変わりました。 マックレーが何に遠慮する事無く彼らしく踊って演じられ、彼の技量に過不足なく応えられる一番のパートナーがサレンコなのでしょうね。  もちろん演目によるでしょうし、他のダンサーと踊るのも見たいですけれど。
 
 
 ― 第3部 ―
 
 
「眠れる森の美女」 ディヴェルティスマン 
振付:マリウス・プティパ 
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
 
序曲: 全員
リラの精: オニール八菜
ローズ・アダージオ: 高田 茜、スティーヴン・マックレー、ベンジャミン・エラ、 
                              ジェルマン・ルーヴェ、ユーゴ・マルシャン
オーロラ姫: ミリアム・ウルド=ブラーム
王子: フェデリコ・ボネッリ
オーロラ姫と王子のパ・ド・ドゥ: ミリアム・ウルド=ブラーム、ジェルマン・ルーヴェ
青い鳥(パ・ド・ドゥ): フランチェスカ・ヘイワード、マルセリーノ・サンベ
青い鳥(コーダ): フランチェスカ・ヘイワード、マルセリーノ・サンベ、ユーゴ・マルシャン
オーロラ姫と王子のパ・ド・ドゥ: ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー
王子: マチアス・エイマン
オーロラ姫: レオノール・ボラック
コーダ: 全員
 
 
 
序曲に乗って下手からこの公演での各ペアが並んで一斉に登場。  眠りの豪華で美しい衣装の麗しのダンサーたちは会場から思わずうぁ~~っという歓声がもれるほどの眩しさです。 
ドンキ同様、大胆はしょりダイジェスト版という事でリラの精のプロローグのソロから♪ 八菜さんの衣装がライラックではなくブルー系だったのがあれ?でしたが、おおらかで包容力のありそうなリラで踊りも大きくくっきりと。 
続くローズ・アダージオはなんとも豪華な求婚者たちで・・・。 2&2とカンパニーのバランスを取ったのかどうかは知りませんが、もしエラじゃなくてエイマンだったらこの先絶対にありえない超ゴージャス王子たちになりましたよね♪  と、思ったのですけどね、最初は・・・。 ちょっと一人困った王子がおりまして・・・。  エラがこの中でどうしても身のこなしやプレゼンスで(衣装もねぇぇ)見劣りするのは仕方ないとしても、 見た目は立派ながらオーロラに捧げる大事な薔薇をいきなりぽとりと落として慌てて拾っていたルーヴェにはまわりも苦笑。 エラ王子やマルシャン王子に語りかけるのもなんとなくタイミングが悪かったりぎこちなかったり。 あげく、ローズアダージョのラ スト、離れて見守っていた4人の王子がオーロラの後ろに進み出てポーズを決める時に段取りを忘れていたのか?一人遅れに遅れて急走するも間に合わず。 痛すぎるルーヴェ・・・。 この人天然??? 
高田さんはアチチュードもプロムナードもバランスは安定のキープ力で4人目の王子の手は取らずに一気にフィニッシュのポーズへ。 ただ、ともかくルーヴェが気になっちゃって・・・。
ミリアムの軽やかなオーロラのヴァリは清らかさと愛らしさが漂っていて、彼女にはまだまだ十分オーロラが似合う。
2幕の音楽が流れ、愁いを湛えたフェデリコ@デジレ登場。 白鳥でのフラストレーションが解消されるほどの時間ではなかったですが、佇むだけでも絵になる彼の端整な踊りを見られて嬉しかったです。 
森に迷い込んだ王子の幻影のシーンはオーロラは変わらずミリアムなのにデジレはルーヴェ・・・・。 ここでは儚げなミリアムが可愛いわぁと思いつつ、またルーヴェが何かやらかすのではないかとヒヤヒヤしながら(笑)の観賞でしたが、なかなか雰囲気があって良かったです。 ですが、突然ブツっと音楽が切れて容赦なく終了・・・。 
そして物語はいきなりブルーバードとフロリナ王女のPDDへと飛んでかなりの違和感(笑)。  ヘイワードは鮮やかなブルーのチュチュがとてもよく似合う。 サンベはバネの効いた踊りで本領発揮。 そしてヴァリの後半で突如現れた大鷲ならぬ大孔雀? キャスト表をしっかり確認していなかったので、ともかくなんだかデカイもんが出て来てびっくりだったのですよ・・・。 衣装が似合うか似合わないかはおいておいて、けっこうガタイのいい長身ダンサーなのに跳躍が軽くしなやかで美しかったマルシャンに感心。 コーダのラストでヘイワードの両脇にサンベとマルシャンってのはバランス悪くて妙~~~な絵だったですけどねー。 
そしていよいよGPDD。 アダージョのサレンコとマックレーは切れと気品と風格のあるさすがの踊り。 エイマンのヴァリも美しくエレガントで眼福のGPDDでした。 
最後はそれぞれのペアが少しずつさわりを披露して華やかにフィナーレ。 リラの八菜さんのブルーの衣装はマルシャンのブルーバードに合わせたフロリナのチュチュだったのね!!  
 
 
日本にファンは多いながら3年に一度くらいしか来日しないパリオペラ座と英国ロイヤル・バレエ団。 そのダンサーたちによる夢の競演ということで非常に楽しみにしていたこのバレエ・スプリームですが、すべての演目が発表になったあたりからなんとなく期待値が下がり始め、出演予定ダンサーの降板交代によるプログラムの変更が残念だったり・・・。 そして迎えたAプロでは、やはり選んだ演目が公演の質と満足度を下げてしまったようにも感じるところがありました。 それでも概ねロイヤルは良かったと思うのですが、パリオペと合同プログラムは別の方向性のもとにもう少し違った形でも良かったかと。 
まーでも、そうこう言いつつけっこう楽しんだ事も事実です。 若いダンサーたちには可能性を感じる事ができたし、フレッシュさは魅力ですしね。 またベテランのダンサーたちの充実ぶりと芸術性は心に強く残りました。 一人面白いダンサーも見つけましたしね~~~(笑)。
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バレエ・スプリーム Aプロ 7月26日
2017/07/30(Sun)
― 第1部 ―

「ラプソディ」
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:セルゲイ・ラフマニノフ
ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー


Aプロは2公演ということで祭典の会員ながら中央通路より後ろの席。 文京シビックの前方は文化会館よりも前列との傾斜が緩いので見易さから言えば良かったとは思いますが、やはりちょっと遠い。
マックレーは身長こそ高くないですが、手足長く均整のとれた体つきでラインが綺麗ですね。 出だしから跳躍しての開脚などもスパッと切れ味良く、アシュトンの難しいステップも流麗にこなしてさすがのパフォーマンス。 サレンコも貫禄すら感じさせる余裕のダンスで、マックレーともとても自然に息が合っていて伸び伸びと踊っていました。


「アスフォデルの花畑」
振付:リアム・スカーレット
音楽:フランシス・プーランク
フランチェスカ・ヘイワード、マルセリーノ・サンベ


2010年に初演となったこの作品はプーランクの「2台のピアノのための協奏曲」にのせた3組のカップルによるパ・ド・ドゥ集との事ですが、上演されたのは2楽章のPDD。 アスフォデルとは古代ギリシア神話の「黄泉の国」に咲く花の名前だそうです。
物語性のないというアブストラクト・バレエながら、女性が主導権を握った恋愛模様のようにも見えました。 アクロバティックなリフトなど見せ場はありますが、全体的には凡庸な振付ですかね?
リスボン生まれのマルセリーノ・サンベは2012/13シーズンに入団以来順調に伸びてきているダンサーで来シーズンからはファースト・ソリストに昇進との事。


「ジゼル」 第2幕よりパ・ド・ドゥ
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー
音楽:アドルフ・アダン
高田 茜、ベンジャミン・エラ
  

流れ的に、ここでいきなり「ジゼル」?で、こちらの気持ちの切り替えも出来てなくてみたいなところはあったのですが、あまり良い印象は持てませんでした。 
初見の高田さん、跳躍がとても高く、技術レベルも高いダンサーなのだとは思ったのですが、動きに流れるような滑らかさが足らず、ちょっと勢いがよすぎるところが目に付いてしまい精霊には見えませんでした。 パートナーのエラはまだファースト・アーティストで、高田さんと組むこと自体に緊張があるのかもしれませんが、いまひとつの出来。 二人の間に愛情が見えなくて1幕が想像できない組み合わせだったのも残念。


「アイ・ガット・リズム」
振付:スティーヴン・マックレー
音楽:ジョージ・ガーシュウィン
スティーヴン・マックレー

爽快!! タップダンスって自分がリズムそのものにならないと踊れないですよね。 彼の素晴らしい音楽性の原点はこのタップダンスなんでしょうね。


「ロミオとジュリエット」 第1幕よりパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
フランチェスカ・ヘイワード、フェデリコ・ボネッリ


当初予定のサラ・ラムとの「アポロ」が見られないのは残念だけれど、ボネッリのロミオがまた見られたのは嬉しかったです。 でも、こんなに髪、真っ黒でしたっけ?(笑) 彼自身は今でも十分ロミオが似合うのだけれど、パートナーがヘイワードだとさすがに見た目の年の差がありすぎましたかね? でも甘く情熱的なソロはとっても魅力的だったし、演技もサポートも上手いです。 
ヘイワードはサンベと踊っていた時は大きく見えたくらいなのにボネッリと並ぶとちっちゃくて華奢。 ジュリエットを自然に演じられる年齢ではあるけれど、彼女のジュリエット、それほどピュアで初々しく見えなかったというか、なんかちょっと恋愛慣れしているように見えたのは自分だけ?


― 第2部 ―


「白鳥の湖」 第2幕よりパ・ド・ドゥ
振付:ルドルフ・ヌレエフ(マリウス・プティパ、レフ・イワーノフに基づく)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
ミリアム・ウルド=ブラーム、マチアス・エイマン  


このPDDだと、マチアスがほぼサポートだけなのがね・・・、もったいない。 ミリアムのオデットは王子に心を許しかけては否定するというようなオデットでしたね。 まぁそれよりも、白鳥はどうしてもロシアダンサー的ラインがないと駄目なので、このペアには別の演目を踊って欲しかったというのが本音です。 


「白鳥の湖」 第3幕よりパ・ド・ドゥ
振付:ルドルフ・ヌレエフ(マリウス・プティパ、レフ・イワーノフに基づく)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ


パリオペのメンバーがNY公演が終わったばかりの強行スケジュールだったのは知っていますが、それにしてもこの二人の出来はエトワールとしてひど過ぎ。
ボラックがグランフェッテで32回回らず、残り3分の2くらいからはルーヴェのグラン・ピルエットに変わったのは演出なのかもしれないので構わないのですが、そういう事以前に二人ともいっぱいいっぱいの踊りにあちこちほころびだらけで、あまりに精彩を欠いた出来に不満しか残りませんでした。


「エスメラルダ」 パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ
音楽:チェーザレ・プーニ
オニール八菜、ユーゴ・マルシャン 


この二人もボロボロなのかしら?と思わず身構えて見てしまいましたが、こちらはしっかりとみせてくれました。
八菜さんは長身で華やかな顔立ちなので舞台栄えしますね。 とっても落ち着いていて舞台度胸もよさそうで技術的にも不安定なところはなくて良かったのですが、まだラインがあまいというか、特に上半身の動きで綺麗に見えないところもあったので今後に期待です。
マルシャンはパリオペ来日公演では見られなかったので初見。 こちらも容姿に恵まれた大柄なダンサーです。 エレガントな立ち振る舞に丁寧な踊りが好感度高し♪


「マンフレッド」
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
マチアス・エイマン
 

フランソワ・アリュの降板により急遽追加になった演目ですが、第2部でようやく心から満足できる踊りが見られて本当に良かったです。 マチアスの踊りはどこを切り取っても美しいですね。 


― 第3部 ―


「ドン・キホーテ」 ディヴェルティスマン 
振付:マリウス・プティパ 
音楽:レオン・ミンクス

キトリ、バジル: 高田 茜、フェデリコ・ボネッリ ほか
キトリのヴァリエーション: ミリアム・ウルド=ブラーム
キトリ、バジル: ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー
パ・ド・トロワ: ミリアム・ウルド=ブラーム、レオノール・ボラック、ユーゴ・マルシャン
バジルのヴァリエーション: マルセリーノ・サンベ、ベンジャミン・エラ
キューピッド: フランチェスカ・ヘイワード
ドリアードの女王: オニール八菜
キトリ、バジル: レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ
バジルのヴァリエーション: マチアス・エイマン
キトリのヴァリエーション: レオノール・ボラック
コーダ: 全員


キトリ、バジル、それぞれ何人いるんだか~~!!な出演者全員による「ドン・キホーテ」ディベルティスマン。
高田さんは断然キトリの方が良かった。 本当に脚が強くてビシッと決めて踊れる人なんだなーと思いました。 ボネッリにはもっと踊って欲しかったけれど高さのあるアントルシャが綺麗でした。 続くサレンコとマックレーもノリノリで楽しそう。 キトリのバージョンを踊ったミリアムのフェアテも軽快。 さらにマルシャンのミリアムとボラックを従えて?のダンスはなかなかエレガントでナイス。 何気に良くてびっくりだったのがサンベとエラのヴァリエーションで、二人とも思い切りのいい溌剌とした動きで持てる力を十分発揮。 エラも来シーズンはソリストに昇進が決まっているとの事でした。 伸び盛りの若いダンサーの勢いのある踊りは見ていて気持ちがいいですね!
そしてちょっと唐突な感はありましたが、チュチュ姿のキューピッドのヘイワードもとってもキュート。 ドリアードの女王の八菜さんもゆったりと大きな踊りが良かったです。 
結婚式のPDDのアントレはボラックとルーヴェで、二人とも黒鳥よりは破綻なく。 ヴァリ担当のマチアスはやはり動きが流麗で美しく上手いですねぇ。 コーダは全員でフェッテ&ピルエット合戦かと期待したのですが、それはなかったです。 盛り上がっていたのでちょっと残念だったなぁ。

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東京都交響楽団 第837回定期演奏会Cシリーズ 7月22日
2017/07/27(Thu)
東京都交響楽団
指揮:ヤクブ・フルシャ
女性合唱:新国立劇場合奏団
会場:東京芸術劇場コンサートホール

ブラームス:交響曲第3番ヘ長調

   ――― 休憩 ―――

スーク:交響詩「人生の実り」


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都響主席客演指揮者のフルシャも2012年に初めて聴いて以来、可能な限り聴いてみたい指揮者の一人です。 ただ運悪く、なぜかバレエ公演や他の用事と重なる事がけっこう多く、聴きたかったのに聴けなかったコンサートがけっこうありました。 今回もまた26日の「わが祖国」はバレエ・スプリームと重なってしまい断念。 プラハフィルとの演奏は聴いていますが、曲自体とても好きな「わが祖国」の都響との演奏は本当に聴きたかったのでつくづく残念。

この日は演奏前にプレトークとしてフルシャがスークとの出会いと演奏曲「人生の実り」について20分にわたり熱く語ってくれました。
「17歳の時にプラハの街を歩いていて通りかかった古い楽譜屋で見つけた大きなスコア。 とうてい買えないだろうと思ったそのスコアはたったの3ユーロだったので買って帰り、読み始めると1ページ目から意識を失ってしまうような世界。 それまで趣味で音楽をやってきた自分が本格的に人生を音楽に捧げようと思ったきっかけがこの『人生の実り』との出会いだった」と。
「実り」は英語では「Ripening」というINGのつく進行形の単語で表されるように、終わりではなく過去からずっと続いている過程との事であり6部に分かれているこの曲の流れを感じて欲しいと。 まだ語り足りなかったようですが、あと5分で開演というところで終了となりました。 最後に突然思い出したようにPlease also enjoy Brahmsと笑顔で付け加えていたのを聞いて思わず笑ってしまいましたが、プログラムには「スークはチェコの音楽史の中で非常に重要な作曲家で、ドイツ音楽におけるマーラーと同じように巨大な存在です」と記載されている事からもフルシャのスークへの深い敬愛の念が伝わって来ます。


演奏会では久しぶりのブラームス3番は全体にゆったりと穏やかな演奏でした。 16型のオケは十分迫力があるけれども渋すぎず重すぎずに美しい音色。 2楽章の冒頭のクラリネットから弦楽器に続くところから中盤まで、どんな荒れた心も安らぐだろうと思うような長閑で平和的な旋律の美しさは感動的。 2楽章は本当に美しい演奏でした。 続く3楽章もチェロやホルンの歌い上げが素晴らしく心に染み入る演奏。 4楽章は次第に熱を帯びフルシャらしい端正ながらエネルギッシュな指揮。 それに真摯に全力で応えた都響も見事でした。

フルシャ&都響は、12月にブラームスの2番と1番をそれぞれマルティヌーの2番、1番とのコンビで演奏します。 彼はブラームスの交響曲を4番から逆順で演奏する事になるのですね。 チクルス制覇で12月の公演ももちろん行く予定です。 とても残念な事ながら、フルシャはその公演をもって主席客演指揮者としての役割を終えますが、今後も1年に1度は戻って来て都響の舞台に立って欲しいと切望します。 昨年の秋からずっとアンケートにはそれを書き続けているのだけれど・・・。 願いが叶いますように!!


ヨセフ・スークは1874年生まれのチェコの作曲家で、プラハ音楽院でドヴォルザークに音楽を学んでいます。 音楽院を出たばかりの頃にドヴォルザークの娘のオティーリエと出会い結婚。 しかしながら師てもある義父のドヴォルザークが亡くなった翌年、結婚わずか6年後にオティーリエも27歳の若さで亡くなるという辛い出来事を経験する事になります。 スークの作品には交響曲第2番「アスラエル」、交響詩「夏の物語」、交響詩「人生の実り」、交響詩「エピローグ」という標題的4部作と呼ばれる作品郡がありますが、それはその深い悲しみを乗り越え20年以上もの歳月をかけて1作品、1作品書かれたものとの事です。 

「人生の実り」はRecognition / Youth / Love / Fate / Resolve / Self-Moderationの6部構成ですが、各部切れ目なく続く演奏時間40分ほどの大曲でした。 そしてオケはブラームスと同じ16型ですが、管楽器、打楽器の人数が増え、ステージ奥には合唱団の女性がずらっと並び、ステージ上方パイプオルガンのスペースにバンダのトランペットが6人配置されるという大編成。 
冒頭のヴァイオリンの繊細で柔らかな音色がとても美しく、思わず目を向けると第1プルトの2人と第2プルトの外側の3人だけがメロディーを奏でていたように見えました。 他の弦も最初はトップだけだったような・・・。 初めて聞く曲だったので、プログラムの解説を頼りに6部それぞれを認識しようと思いながら聞いてはみたもののなかなかに難しい。 全体的に美しく聞きやすいメロディーが多く、その曲調が穏やかだったり幻想的であったり激しかったり雄大だったりと色彩も豊か。 また、それぞれの楽器での分奏も多く、旋律が複雑に絡み合ってさらに豊かな表情と厚みを出しているようでした。 各部につけられたタイトルをイメージして捉えるのは凡庸な感覚では難しかったのですが、前衛的なバレエや映画の壮大なシーンに合うような旋律を多く感じました。 ハープ、チェレスタ、グロッケンシュピールも独特な音の世界を作りますしね。 曲の終盤に置かれたヴォカリーズでの女声合唱は、どこか神秘的でいよいよクライマックスを迎えるという雰囲気を醸し出していてドラマティック。 ですが、その後は盛大なフィナーレではなく、実りというよりは終焉を思わせるように静かに締めくくられていきました。

好きな指揮者、演奏家、オケ、作曲家がいるってやっぱりいいですよね! 自分に新しいものを与えてくれる!!  指揮者がフルシャでなければ、絶対に縁がなかったと思われるこの曲、切れ目なしの40分はあっという間でした。 
彼にとっても初演との事で、敬愛する作曲家の大曲を振る事のできる幸せとクラシック音楽を好む客席の人々にこの曲を聴いてもらう事ができるという喜びに満ちていたような気がします。 終演後にオケの主要メンバーに一人一人握手を求め、演奏の成功を共に喜んでいた姿も良い光景でした。  
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壊れたPCその後・・・
2017/07/25(Tue)
壊れたPCは主に私が使っていたデスクトップで、うちのPCスタッフ(夫・笑)がハードディスクを取り出していろいろチェックしてくれましたが、一部修復はできたものの大方ダメで業者に復旧を依頼するか考え中。 いずれにしても新しいPCを買わないと駄目みたいです。 Jcom mailは夫のラップトップからアクセスできるようになり19日からのメールは見られますが、それ以前のものは見られず・・・ しかもえらくフォームが変わっていて見づらい。 というか、あんな見づらいメールフォーム初めて見たというほど変!! Web mailは設定どおりにやっているのにinboxが空状態で機能せず・・・。
会社のITスタッフからもBack upの必要性って痛い目に合わないとわかんないんですよねーと軽く流されてしまいましたが、ほんと、痛いほど実感しましたです・・・。
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PCが壊れた!
2017/07/21(Fri)
家のPCが立ち上がらなくなってしまいました。
火曜日の使用中に急にプッツンして以降動かない・・・。 それまで特に調子が悪くなったりという事もなかったのでまさかのおしゃか。
この週末にいろいろ試して駄目だったら業者に相談に行こうかなと思っていますが、さっきPCの販売証明書を引っ張り出してきたら買ったのは2008年でした。 びっくり!!  こりゃーとっくに寿命がきていてもおかしくない年数ですね。 てっきり4,5年前かと思っていたけど、ほんと、時間のたつのが早く過ぎる。 Back Upほとんど取ってないし・・・(泣)。
困っちゃっているのがメールです。 WEB MAILを見られるようにしてなかったから火曜日からメールがチェックできてない。 JCOMに事情を話してなるべく早く設定しなければ・・・。 
ということで、何かご連絡の際は携帯にお願い致します。 またはブログコメントのsecretでも大丈夫です。 
まいったなぁぁぁ。
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