新国立劇場「くるみ割り人形」 主要キャスト
2017/10/15(Sun)
新国立劇場の新作「くるみ割り人形」の主要キャストが発表になっています。 こちら
新版はフリッツではなくクララの姉のルイーズという役があるのですね。 ソロの踊りもきっとあるのでしょうね~。 フリッツはいるのかな? それともお姉ちゃんが人形壊しちゃうのかな(笑) 奥村さんの王子がないのは残念ですが、ねずみの王様で存分暴れてもらいたいですね!!

10月28日(土)14:00
クララ:小野絢子
王子:福岡雄大
ドロッセルマイヤー:菅野英男
ねずみの王様:奥村康祐
ルイーズ(クララの姉):細田千晶
雪の結晶:飯野萌子、広瀬碧
花のワルツ:芝山紗帆、飯野萌子、原健太、浜崎恵二郎

10月29日(日)14:00
クララ:米沢唯
王子:井澤駿
ドロッセルマイヤー:貝川鐵夫
ねずみの王様:渡辺峻郁
ルイーズ(クララの姉):奥田花純
雪の結晶:柴山紗帆、渡辺与布
花のワルツ:寺田亜沙子、細田千晶、原健太、浜崎恵二郎

11月3日(金・祝)13:00
クララ:米沢唯
王子:ワディム・ムンタギロフ
ドロッセルマイヤー:貝川鐵夫
ねずみの王様:井澤駿
ルイーズ(クララの姉):池田理沙子
雪の結晶:柴山紗帆、渡辺与布
花のワルツ:寺田亜沙子、細田千晶、原健太、浜崎恵二郎

11月3日(金・祝)18:00
クララ:小野絢子
王子:福岡雄大
ドロッセルマイヤー:菅野英男
ねずみの王様:奥村康祐
ルイーズ(クララの姉):細田千晶
雪の結晶:飯野萌子、広瀬碧
花のワルツ:芝山紗帆、飯野萌子、原健太、浜崎恵二郎

11月4日(土)14:00
クララ:木村優里
王子:渡辺峻郁
ドロッセルマイヤー:貝川鐵夫
ねずみの王様:奥村康祐
ルイーズ(クララの姉):奥田花純
雪の結晶:柴山紗帆、渡辺与布
花のワルツ:寺田亜沙子、細田千晶、原健太、浜崎恵二郎

11月5日(日)14:00
クララ:米沢唯
王子:ワディム・ムンタギロフ
ドロッセルマイヤー:貝川鐵夫
ねずみの王様:井澤駿ルイーズ(クララの姉):池田理沙子
雪の結晶:柴山紗帆、渡辺与布
花のワルツ:寺田亜沙子、細田千晶、原健太、浜崎恵二郎



また来年5月の「白鳥の湖」で未定だった奥村さんのパートナーは柴山紗帆さんに決まったようです。
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10月4日 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 コンサート
2017/10/14(Sat)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ペトル・アルトリヒテル
会場:サントリーホール

スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」Op.73
          (ピアノ:アリス=紗良・オット)

    ――― 休憩 ―――

ドヴォルザーク:交響曲第8番 Op.88 B.163

<アンコール>
ピアノ:ショパン夜想曲 嬰ハ短調(遺作)「レント・コン・グランエスプレッシオーネ」
オーケストラ:ドヴォルザーク スラブ舞曲第2集より第7番 ハ長調
        <<亡きビエロフラーヴェクへの想いを込めて>>
        ドヴォルザーク スラヴ舞曲第2集より第8番 変イ長調


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2013,2015年に引き続き今回のチェコフィル来日公演でタクトを振るはずだった主席指揮者のイルジー・ビエロフラーヴェクさんが5月31日に亡くなられました。 2年前の指揮姿から71歳というお年での逝去に信じられない思いでしたが・・・。 
当初のプログラムを変更する事無く代役を引き受けたアルトリヒテルさんは、3月にプラハ交響楽団を率いて来日し、東京芸術劇場では「わが祖国」を演奏しています。 コンサート自体は素晴らしいものでしたが、その指揮スタイルはビエロフラーヴェクさんとは似ても似つかないとても個性的なものだったので、イメージが沸かないというか何と言うか・・・。


売られた花嫁は弦楽器の細かい音が音の洪水のように聞こえます。 その洪水の中(笑)、主題の短いフレーズをヴァイオリンから順に奏でていくのがそれぞれの挨拶のようでもあり面白い。 管楽器も加わってスラブ舞曲を連想させるような民族調のメロディーになり表情豊かで速いテンポの曲調が気持ちの良い曲でした。 

アリス=紗良・オットのピアノは、彼女が報道ステーションに出演した際の演奏を2度ほど聴いた事がありますが生で聴くのは初めてです。 その時に裸足で演奏するというのを知って驚いた記憶がありますが、「音楽は楽しむもの、自然体で演奏するために」裸足が良いのだそうです。 彼女の言う自然体というのは体とピアノのより一層の一体感とかリラックスしてという事なのでしょうか? 自分も学生時代にはピアノを習っていましたが、家での練習は素足だったりソックスで、スリッパは履いていなかったですね。 直接触れるとやはりペダルの感触は違いますし、プロであればより繊細なペダルコントロールができるのでしょうね。
「皇帝」というと骨太のオーケストラと力強く堂々と鳴らすピアノの競演というイメージがあるのですが、この日の演奏はそれとは全く違うものでした。 曲のテンポは少し遅めでアリスのピアノは線が細く清らかに澄んだ音色。 ピアノを弾いていないときはオケの方に振り向き耳を澄ませたり、ピアノに向かいながらオケの演奏に浸ってとろけそうな笑みを浮かべたり口ずさんでみたりと自由奔放にオケと自分の音楽の間を行ったり来たりしているような・・・。 見ていて飽きない~~♪  そんなわけで1楽章は物珍しさ感一杯だったのですが、素晴らしかったのが2楽章のしっとりとした情感が込められた透明感あふれる響きの繊細な演奏。 生まれる一音一音に愛おしさを感じているような彼女の表情もまた魅力的でした。  3楽章への誘い方も良かったなぁ。  さらに3楽章はオケとの対話を楽しみながらも小気味の良さと躍動感ある力強さなどの多彩なところをみせ、聴き応えのある演奏だったと思います。
演奏前には彼女の思い描く「皇帝」をアルトリヒテルさんと密に打ち合わせをしたのでしょうか? 音量を抑えたオケは鳴らすところは鳴らしていましたが、ピアノの音質とのバランス加減が絶妙な、柔らかくて美しい演奏でした。
アリスはコンサートの前日に日本に着いたばかりで、時差ぼけが取れていないのでアンコールは遅い曲をという事でショパン夜想曲 嬰ハ短調(遺作)。 プロなのだから時差ぼけ云々は言わないで欲しいと思いましたが、柔らかなタッチで奏でられるもの悲しい旋律は美しく、トリルも音がクリアで綺麗でした。 

今回の一番の楽しみはドヴォルザークの交響曲の中で一番好きな8番をビエロフラーヴェク指揮チェコフィルの演奏で聴く事でした。 ビエロフラーヴェクさんのタクトがこういうかたちで叶わぬ事となったのは本当に悲しく、また公演前はアルトリヒテルさんとの相性はどうなのかと若干不安だったりもしたのですが、温もりがあって美しい出だしの弦の音を聴いた瞬間、心穏やかに幸せな気持ちに包まれいっぺんに惹き込まれました。  民族音楽的情緒にあふれたこの曲はどこを切り取っても美しく耳馴染みの良い旋律ばかりで、ブラームスがドヴォルザークのメロディーメーカーとしての才能を羨んだという話にも納得がゆきます。  愁いを帯びた弦の美しい演奏で始まる1楽章は、鳥のさえずりのようなフルートが聞えるあたりからはのどかな自然の中に誘われていくようですが、その後は力強く壮麗な雰囲気に。 アルトリヒテルさんは相変わらず変わった動きが多く、間近で見ていると大鷲が羽ばたいているごとくモーションの大きい指揮姿は個性的としか言いようがないのですが、オケとの息はばっちり合っているようで、最後まで堅実で明晰で情感豊かな曲の構築は素晴らしかったです。
2楽章は一つの楽章の中での旋律が色彩豊かで四季の移り変わりに触れているような感じ。 中盤のシュパチェクのヴァイオリンソロや管楽器の音色も優美で美しい。 なんとなくだけれど、1楽章の終わりはチャイコフスキーの旋律を感じ、2楽章の終わりではブラームスを思い浮かべるのですよね・・・。 
そしてチェコフィルの艶やかな弦で聴く第3楽章のノスタルジックなメロディーの美しさはたとえようもないほどで、この演奏がずっと終わらなければいいと思うほどに素晴らしかったです。 中間部のオーボエとフルートも綺麗な音だった。
4楽章冒頭のトランペットのファンファーレは澄み切って張りのある音。 変奏曲でのフルート独奏、オーボエ、クラリネット、ファゴットの音もクリアで美しく、16型の弦の厚みと相俟ったコーダでの迫力ある盛り上がりは圧巻。

演奏後、フルート奏者を真っ先に立たせて賛辞を贈ったアルトリヒテルさんはその後も管楽器奏者たちを褒め称え、シュパチェクや他の弦楽器の第1プルト奏者たちとも握手を交わし、オーケストラのメンバーをたててご自分はあくまで控えめに。 

  
アンコール1曲目のスラブ舞曲第2集より7番は速いテンポの賑やかな曲。 本当にお手の物という鮮やかさ!  続いてアルトリヒテルさんより「次の曲は亡きビエロフラーヴェクさんを追悼して」とアナウンスされた8番。
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亡き人を偲ぶにふさわしい穏やかでゆったりした心鎮まる曲でした。


チェコフィル、最近は2年後とに来日しているので次回も2年後だと良いなと今から待ち遠しいです。 誰が主席指揮者に就任するのかも気になるところですが、そう遠くない将来、その任についたフルシャが見られれば・・・。
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お月見うさぎ菓子(これでお仕舞♪)
2017/10/10(Tue)
中秋の名月の前にご紹介した源吉兆案の舟月夜。 源吉兆庵のサイトでは季節限定菓子のためかすでに削除されてしまいましたが、羊羹を切るとこんな感じ。

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あっさりとした甘さで小豆の風味が生かされて美味しかったです。 


こちらは新宿中村屋が出している月餅「円果天」。 「円」は家庭円満、「果点」は中国語でおやつ、「天」は天からの恵みを表しているそうです。 中国人の知り合いは中秋節の朝、中国のお母さんから電話がかかってきて「家庭円満のために、今日絶対に月餅を食べなさい!」と言われたのですって。 

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こちらの月餅は小さい一口サイズで250円以上とお安くはありませんが(月餅って中国料理店などで売られているものも何気に高いですよね)、いろいろな味の月餅が楽しめます。 卯の字とウサギの絵柄のこちらの月餅はやはり期間限定で求肥入りの黒餡で美味でした。  ウサギの月餅はもう販売していないかもしれませんが、「円果天」は伊勢丹新宿本店で販売されています。
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アンサンブル・ウィーン=ベルリン コンサート 10月1日
2017/10/09(Mon)
アンサンブル・ウィーン=ベルリン
会場:三鷹市芸術文化センター

カール=ハインツ・シュッツ(フルート)
ジョナサン・ケリー(オーボエ)
アンドレアス・オッテンザマー(クラリネット)
リヒャルト・ガラー(ファゴット)
シュテファン・ドール(ホルン)



ツェムリンスキー:ユモレスク
バルトーク(マーク・ポプキン編曲):ルーマニア民俗舞曲
ヒンデミット:5つの管楽器のための小室内音楽
リゲティ:6つのバガテル

   --- 休憩 ---

ニーノ・ロータ:ささやかな音楽の捧げ物
ジュリオ・ブリッチャルディ:ロッシーニの歌劇『セビリアの理髪師』による幻想的なポプリ
レスピーギ:木管五重奏曲ト短調
ルチアーノ・ベリオ:オーパス・ナンバー・ズー(作品番号獣番)*奏者による日本語のナレーション付き)
 第1曲:いなかのおどり(きつねに騙されるひよこの様子)
 第2曲:うま(戦争をする人間の愚かさを疑問に思う馬のモノローグ。 砲弾が飛び交う敵と味方の真ん中で考える馬)
 第3曲:ねずみ(年老いたねずみが若かりし自分を振り返る)
 第4曲:ねことねこ(睨みあう2匹の猫の様子)

<アンコール>
ドビュッシー:『子供の領分』より ゴリウォーグのケークウォーク


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2年前に引き続き、今回の来日ツアーでも三鷹市芸術文化センターで公演が行われました。 今回は前回来日できなかったオーボエのジョナサン・ケリーも加わって正式メンバーでの公演です。
今回は前半でウィーン、ドイツ、ハンガリーの作曲家を取り上げ、後半はオールイタリアンというプログラムが組まれました。

一曲目のユモレスクから色彩豊かで美しい音が会場に響き渡ります。 続くバルトーク、ヒンデミット、リゲティはそれぞれ5,6の短い曲で構成されていますが、どの作品も様々なリズム、旋律に溢れ、個々の楽器のカデンツァやアンサンブルとしての絡み合いなどヴァラエティーに富んでいて、聴き惚れているうちにあっという間に終わってしまいました。
前半で一番気に入ったのは上述の要素が一番色濃かったように感じたヒンデミットで、管楽器の魅力を堪能。 どの楽器も素晴らしかったのは言うまでもありませんが、3楽章のドールさんのホルンの繊細な弱音の刻みが特に印象的です。
後半も5人のアンサンブルの妙のようなものがますます冴えわたり、厚みと壮麗さも増していったように思います。 それぞれの楽器の音の多彩さと奥深さにもただただ感嘆するのみ。
プログラムのトリ、ベリオの「オーパス・ナンバー・ズー」は演奏者が語りも務める異色の作品。 奏者たちは自分の楽器を吹く傍ら楽譜に指示されたリズムと抑揚で動物たちが登場するユーモアと風刺の効いたテキストを読むというスタイル。 日本ではテキストを和訳した谷川俊太郎が「Opas number Zoo」を「作品番号獣」と訳した事に由来し、最近では「作品番号獣番」というタイトルが定訳となっているそうです。 この語りをみなさん日本語でやってくれたのです! 彼らの日本語の節回しがなんとなく狂言っぽかったりするのも面白い。 一番台詞が多くて大変だったのはフルートのシュッツでしたが、一番活舌良く聞きやすかったのはケリー。 うまを受け持ったドールさんは内容が重かったので神妙。 ガラーさんもすごく生真面目な感じで、すべてのタイトルをちょっとおどけた調子で案内していたアンドレアスが一番気楽そうだったかな(笑) 5人の熱演で会場からも笑いが絶えず、とっても楽しく幕となりました。
アンコールは一転、また精緻で素晴らしいアンサンブルの世界に浸らせてもらい幸せな気分♪


終演後はCD購入者対象のサイン会があり、前回や今回の公演で演奏された曲が入っているライブ盤の新譜を購入したので私も5人からCDのブックレットにサインをもらいました。 ウィーンフィル、ウィーン響、ベルリンフィルの主席という錚錚たるメンバーですが、本当に皆さん気さくで優しくて明るい。 トップバッターのドールさんは私がお願いしたドールさんの紹介ページにサインをし終わると、一ページめくって隣に座っているガラーさんのページを開いてガラーさんにパスしてくれまして♪  シュッツさんに流暢な日本語でびっくりしましたと話しかけると、「流暢、ほんと? 覚えるの本当に大変だったんだよ!」と笑顔で返してくれました。 隣のケリーさんは「流暢」に受けまくって笑ってましたけどね・・・。 
アンドレアスには7月に急逝されたお父様のエルンストさんのお悔やみを。 昨年2月のクラリノッツ公演での親子3人の共演の様子もまだ記憶に鮮明に残っていて、訃報に接した時には信じられない思いで本当にショックでした。 まだ2か月ほどしか経っておらず、この会場でコンサートを行う事が彼にとって辛い事でなかったと良いのですが、素晴らしい演奏に感謝です!

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コッポラの和食に合うワイン
2017/10/08(Sun)
FRANCIS COPPOLA DIRECTOR`S RED BLEND 2013 CALIFORNIAを飲みました。 ワインマーケットパーティーで1380円で購入。

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映画監督のフランシス・フォード・コッポラは1975年にナパヴァレーのワイナリーを購入して以来、様々なブランドのワインを作っていますが、このレッド・ブレンドは「和食に合うワインを!」というテーマで日本限定でリリースされたものだそうです。 ブレンドはジンファンデル44%、カベルネ20%、プティ・シラー19%、シラー17%との事。
綺麗な紫色のワインで、ほんのり甘い果実の香り。 私は和食に赤ワインを合わせようとは思わないのでいつもと同様、映画を見ながらモッツァレラチーズにオリーブオイルと黒コショウ、生ハムというおつまみで飲みました。 甘みと渋みにスパイシーなアクセントも加わって初めのうちはちょぴり複雑な味わいに感じたのですが、慣れてくるととても美味しい! けっこう濃くもあってコスパのとても高いワインです。
継続的にこのブランドを生産する予定はない貴重なシリーズなので、店頭で見つけたら是非!!


見た映画はデンマークとドイツ合作「ヒトラーの忘れもの」。 第2次大戦終戦直後のデンマークが舞台。 祖国に帰れずデンマークに残された少年兵たちがドイツ軍が埋めた無数の地雷の撤去作業を強いられるという史実に基づいた物語。 戦争の傷後の深さ、歴史の背景などに直面すると愕然とするものはありますが見るべき作品だと思います。 原題は「under sandet」(砂の下)、英語版タイトルは「Land of Mine」(地雷の地)であるのに対し、史実の悲惨さを軽く扱うようないかにも日本版としてつけそうな邦題には不快感を覚えます。
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パ・ド・ドゥ for Toes and Fingers 9月29日
2017/10/06(Fri)
「アモーレ」には行けませんでしたが、9月29日(金)のレーピンとの「パ・ド・ドゥ for Toes and fingers」には行って来ました。 (こちらにこのプロジェクト、ザハロワ、日本について語ったレーピンのインタビューがあります。)
6月のボリショイ来日ではザハロワの公演は見なかったので、かなりお久しぶり。 相変わらず極細だけれど最後までスタミナは十分で余裕のパフォーマンスでした。
 

☆N・パガニーニ:“ヴェネツィアの謝肉祭”による変奏曲 op.10 


バレエ「ライモンダ」より“グラン・アダージョ”
音楽:A・グラズノフ
振付:牧阿佐美
スヴェトラーナ・ザハーロワ、デニス・ロヂキン

ザハロワのパートナーに投げかける視線、差し出す腕はジャンへの愛を感じさせましたが、相手がロヂキンじゃぁライモンダを包み込む包容力でうっとりと甘い世界に誘うのは難しいわよね・・・というロヂキン不感症の私。


☆P・I・チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」より“レンスキーのアリア”
編曲:レオポルト・アウアー


「プラス・マイナス・ゼロ」
音楽:アルヴォ・ペルト「フラトレス」
振付:ウラジーミル・ヴァルナヴァ
スヴェトラーナ・ザハーロワ、ウラジーミル・ヴァルナヴァ

プログラムを買っていないので内容は全く分かっていないのですが、2人の関係がいろいろぶれながらもバランスをとっているのだというような事なのでしょうかねぇ?? ザハロワの切れのある動きとしなやかさを感じた作品。 ヴァルナヴァの身体能力の高い素晴らしいダンサーで2人の息もよく合っていましたよね。  


☆M・ラヴェル:「ツィガーヌ」


「レヴェレーション」
音楽:ジョン・ウィリアムス「シンドラーのリスト」より(録音音源)
振付:平山素子 
スヴェトラーナ・ザハーロワ

個人的には一番見たかった作品でこの日一番心に残った作品。 「Revelation」というタイトルをどう解釈するべきなのかはわかりませんが、天啓を受けて恐ろしがっているようにも、うろたえ苦しんでいるようにも見え、それに必死で抗っているような・・・。 全然的外れだったら観賞する資格なしですが(笑)、神の意思に翻弄されながらも強くあろうとするようなザハロワの凜とした表情と哀しみの表情の対比が印象的。 シンドラーのリストの曲の前あたり?彼女が床にうつぶせになり、まるでそのまま天まで運ばれるのか思うほどに四肢をふわりと上げてお腹の一部しか床についていなかったあのポーズも目に焼き付いています。 すんごい筋力ですよね・・・。 ザハロワ自身もお気に入りの作品らしいですが、恐ろしいほどの集中力で作品世界に没入しているように感じました。

話はそれますが、この哀切きわまりない曲を聴くとソチ五輪でのリプニツカヤの見ていて胸を締め付けられるような切なく可憐な演技が今でも思い出されます。 が、彼女引退してしまったのですね・・・。 


☆F・ワックスマン:カルメン幻想曲 


「ヘンデル・プロジェクト」
音楽:G・F・ヘンデル(録音音源)
振付:マウロ・ビゴンゼッティ 
スヴェトラーナ・ザハーロワ、デニス・ロヂキン

両脇が大きな網目模様でちょっとクラフトアートチックな一風変わった白いチュチュ姿のザハロワ。 意味深におすまししたような顔に見えたので、もしかしたら「ザ・グラン・パ・ド・ドゥ」みたいなコミカルな作品なのかと思いましたが、そうではなく。 こちらもザハロワの肢体がダイナミックに美しいラインを描くのを堪能。 ザハロワを見ていると、好みとはいえ、美しい肢体の雄弁さ、他を圧倒する絶対的な力のようなものを感じます。  
ロヂキンはあまり記憶に残っていないのだけれどサポートは安定していて踊りも良かったかと。 衣装はちょっと見上半身裸?と思わせる淡いベージュの薄~いランニングのようなものとタイツでした。 


☆P・I・チャイコフスキー:「ワルツ・スケルツォ op.34」


「瀕死の白鳥」
音楽:C・サン=サーンス
振付:ミハイル・フォーキン
スヴェトラーナ・ザハーロワ

レーピンのヴァイオリンとハープで奏でられ、ザハロワは儚さこの上なく気高さに溢れた白鳥でした。
ただ、楽器としては物悲しくもどこか温かな音色のチェロの低音が聴きたかった気がしなくもなく・・・って贅沢か。  


☆M・M・ポンセ:「エストレリータ」


「レ・リュタン」より
音楽:H・ヴィエニャフスキ「カプリース イ短調」(クライスラー編曲)より
A・バッジーニ「妖精の踊り」より
振付:ヨハン・コボー
スヴェトラーナ・ザハーロワ、ミハイル・ロブーヒン、ドミトリー・ザグレービン 

2012年のコジョカルのドリームプロジェクトで、コジョカル、マックレイ、ポルーニンで見て以来。 「おはよーございます!」と明るく挨拶しながら颯爽と現れたロブーヒンがレーピンのヴァイオリンと張り合うように技巧を誇示。 なんとなくロブちゃん、抑え気味で本調子じゃないのかどこか痛めているのかとちょっと気になりましたが。 続いて現れたザグレービンは切れのいい跳躍と回転。 レーピンそっちのけで今度は2人のテクニック合戦になるのだけれど、炸裂!というにはちょっと弱かったかな? そしてサスペンダーパンツ&お下げ髪のザハロワが登場。 後ろ向きで腰を振り振りなんだけれど、やっぱりなんつーかお色気を振りまききれずにに上品なのがザハロワだなと(笑)。 でもロブーヒンとザグレービンとの掛け合いもとっても可愛かったし、踊りにもキレがあって良かったです!  最後にヴァイオリニストに心奪われていくところもとっても自然でいい笑顔だったしね(笑)。 
 


音楽(☆印)とバレエが1演目ずつ交互に並べられたプログラムですが、レーピンは録音音源だった「レヴェレーション」と「ヘンデルプロジェクト」以外は出ずっぱりで立ちでの演奏。 温もりを感じさせるたっぷりとした中音がいい音ですね。 技巧的に高難度の曲ばかりでしたが、ゆったりとした構えのままさらっと事も無げに弾いてしまうのはさすがです。 オープニングの「“ヴェネツィアの謝肉祭”による変奏曲」はコンサートのアンコール曲としてよく弾いてくれた曲なのですが、ヴァイオリン独奏と今日のように小編成ながらアンサンブルがバックにつくとだいぶ曲のイメージが変わります。  また、偶然にも「カルメン幻想曲」と「ワルツ・スケルツォ」は2日前にシュパチェクのエネルギッシュで爽快な演奏で聞いたばかりでしたが、レーピンの演奏はアンサンブルとのバランスも考えた鳴らし方でとても味わい深い演奏だったように思います。

フィナーレは男性ダンサー4人がジャンプや回転などをそれぞれに披露してくれて最後にザハロワがグランフェッテで〆るという華やかな趣向。 カーテンコールがあまりにも盛り上がったので、ザハロワの合図でフィナーレagain! 一回目よりも長~~くグランフェッテを続けたザハロワに会場は総立ちで盛大な拍手で応えるという出演者と客席が一体となった素敵なフィナーレ♪ 
なんども視線を合わせるご夫妻は本当に幸せそうでしたし、客席を見て頷きながら微笑んでいたザハロワはとても満足そうでした。
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武蔵野市民文化会館でキエフ国立フィル & マリインスキー劇場管 
2017/10/02(Mon)
武蔵野市民文化会館で12月22日(金)19:00にキエフ国立フィルの公演があるようです。 こちら。 

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例によって武蔵野だけ!のプログラムは「チャイコフスキー:三大バレエ組曲 白鳥の湖・くるみ割り人形・眠りの森の美女」です。 行きた~~~い!! でもその日は新国立劇場の「シンデレラ」のチケットを取ってしまっているのですよね・・・。 絢子姫のシンデレラ・・・。

チケットは10月6日(金)発売で料金は以下の通りです。
S席:一般 5,300円 友の会 4,500円
A席:一般 4,300円 友の会 3,500円

武蔵野市民文化会館はリニューアルしてとても綺麗になりましたし、幅がちょっと広くなった椅子はとっても座り心地がいいんです! お化粧室も使いやすいですし。 お時間興味のある方は是非! 

バレエカンパニー繋がりで、武蔵野では12月5日(火)19:00にマリインスキー劇場管弦楽団のコンサートも予定されています。 
プログラムは 
  プロコフィエフ:交響曲第6番
  ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
  ムソルグスキー:展覧会の絵

こちらはA席はすでに完売ですが、S席(一般15000円、会員12500円)はまだ100席ほどあるようです。 プロコの交響曲は今ゲルギエフが特に演奏したい曲との事。
 
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9月27日 ヨゼフ・シュパチェク ヴァイオリン・リサイタル「望郷のボヘミア」
2017/10/01(Sun)
会場:東京オペラシティコンサートホール

ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品
          マズレック
クライスラー:愛の喜び/愛の悲しみ
スーク:ラブ・ソング
チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ

   --- 休憩 ---

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」
ワックスマン:カルメン幻想曲

<アンコール>
ドヴォルザーク:我が母の教えし給いし歌
ヴュータン:アメリカの思い出「ヤンキー・ドゥードゥル」


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2011年に24歳にしてチェコ・フィルのコンサートマスターに就任したヨゼフ・シュパチェクのリサイタル。 彼が昨年都響に客演して弾いたドヴォコンも良かったし、「ボヘミア」を意識したプログラムもとても魅力的で、コンサートを知った時点で聴きたいと思ったのだけれど、平日のマチネという事で最初は諦めていました。 ところが8月にチェコフィルのコンサートチケット購入者のみの特別優待価格のお知らせが来て聴きたい気持ちも再燃、平日なので集客が悪いのかとの思いもあって、なんとかなるさ!と友人に声をかけてチケット購入!
そんな勝手な心配をよそに集客は悪くなく客席は7割強は埋まっていたと思います。 シュパチェクが弓を下ろすまでは拍手も起こらず、マナーもとても良い客席。


「4つのロマンティックな小品」は素朴でメロディーラインの美しい曲ですが、始めのうちはピアノがちょっと強いようにも聞こえました。 テンポも比較的速く、きりりとフレッシュな感じの演奏。 もう少しゆったりうたってくれても良かったけれど。 
「マズレック」はサラサーテに献呈された曲だそうですが、哀愁を帯びた民族情緒があってドヴォルザークらしい綺麗な曲です。 
クライスラーの2曲は緩急をつけて躍動感がありとても若々しい演奏でした。
ドヴォルザークの後継者と言われたヨゼフ・スークの「ラブ・ソング」。 愛の喜びというよりは募る想いを切々と伝えているような静かに情熱的な曲ですね。 冒頭の中音の温かみのある音と中盤に盛り上がっていく高音の線の細い美しさが印象的。
軽やかで華やかなチャイコフスキーのワルツ。 でもスケルツォですから優雅なステップを楽しむという感じではないですね(笑) 出だしはあまりチャイコチャイコしていないようにも感じましたが、ヴァイオリンソロなどはそのままコンチェルトのカデンツァとしても違和感のない美しい旋律です。 

ブラームスの「雨の歌」は何度も聴いている曲ですが、こんなに繊細で優しい1楽章は初めて聴いたような。 2楽章、3楽章もシュパチェクの温かみのあるヴァイオリンの音色は秀逸でそこにしっかり寄り添うピアノとのハーモニーも素晴らしかったです。
優れた映画音楽の数々で有名なワックスマンがハイフェッツに献呈した「カルメン幻想曲」。 ハバネラ、アラゴネーズ、セギディーリャ、ジプシーの歌など旋律が次から次へと綴られ10分程度の時間の中にカルメンとホセの物語が凝縮されています。 ハイフェッツに献呈しているので言わずもがな超絶技巧満載の曲ですが、全く苦にする事なく溢れるパッションと場面に応じた多彩な表現力で見事に弾ききったシュパチェク! ブラボーです!!

アンコール一曲目の「我が母の教えし給いし歌」。 この曲、こういう題名だったのね・・・。 わずか数分の曲ですが優しく美しく癒される旋律です。 
2曲目はヴァイオリニストで作曲家でもあるベルギー人ヴュータンがアメリカ演奏旅行中に書いた曲で、南北戦争時にアメリカで流行っていた「ヤンキー・ドゥードゥル」(日本ではアルプス一万尺)のメロディーをもとに作った変奏曲。 情熱的でドラマティックな出だしのフレーズからいきなり茶目っ気のあるアルプス一万尺のメロディーになって客席も和んだ感じ。 ですがこの変奏曲は超高音、超ハイスピードにかなりの超絶技巧と凄い曲で、シュパチェクの渾身の演奏に大盛り上がりのフィナーレとなりました。


非常に充実した良いコンサートだったので、平日のマチネ1回しか公演がなかったのがつくづく残念です。 次回はぜひとももっと行きやすい日程を組んでいただきたいと。
シュパチェクはコンサートマスターとしてチェコフィルの公演にも出演しますが、私は4日の皇帝とドヴォ8のプログラムを聴きに行く予定です。  指揮者のビエロフラーベクさんが亡くなられたのは本当に残念ですが、素晴らしいコンサートになりますように。
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ぷくころっのうさぎさん♪
2017/09/25(Mon)
お月見うさぎ菓子第2弾は源吉兆庵の「うさぎさん」

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5個入り(600円)のものは中身が透けて見える簡易パッケージが何気に可愛い♪ 5センチほどのぷくころっとしたうさぎのお菓子自体もと~っても可愛くて食べちゃうのが可哀想なくらいなんですけどね(でも食べちゃう・笑)
 
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ほんのり香る柚子餡が上品で美味しい


「うさぎさん」と一緒に「舟月夜」という小豆羊羹(900円)もついつい買ってしまったのですが、まだ食べておらず・・・

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羊羹に満月と満月に向かってジャンプしているようなうさぎをデザインしているそうで、WEBを見るとこんな感じです
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レーピン&ザハロワ夫妻 明日NHK「ごごナマ」に出演
2017/09/24(Sun)
ザハロワ、夫君のワディム・レーピン、ロブーヒン、ロヂキンなどが出演する「トランス=シベリア芸術祭 in Japan 2017」が26日(火)から始まりますが、明日放送のNHK総合「ごごナマ」に、ザハーロワとレーピンが揃って生出演し、番組後半(14:05~ 知っトク!らいふコーナー)で、バレエの魅力や美しさを保つ秘訣などをザハーロワが語るとの事です。 必見&必録ですね!

また29日(金)に上演されるスヴェトラーナ・ザハーロワ&ワディム・レーピン『パ・ド・ドゥ for Toes and Fingers』では演目の変更が出ているようです。 こちら

 「メロディ」by ザハロワ&ロヂキン → 「ヘンデル・プロジェクト」振付:マウロ・ビコンゼッティ
 「チャルダーシュ」by レーピン → F・ワックスマン「カルメン幻想曲」


あと、さり気なく「ライモンダ」の振付がグリゴロから牧阿佐美に変更になったとありますが、新国立劇場版という事でしょうか? ザハロワ、新国のライモンダはダニーラとも踊ったのよね~~~。 懐かしい~~(涙)
大好きなワックスマンの「カルメン幻想曲」、とっても情熱的でかっこいい曲なのでひじょ~に盛り上がると思います♪ 27日に聴きに行くチェコフィルのコンサートマスター、ヨゼフ・シュパチェクのリサイタルではトリを飾る曲としてピックアップされていてとても楽しみにしているのですが、2日後にレーピンの演奏でも聴けるとは!!
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