壊れたPCその後・・・
2017/07/25(Tue)
壊れたPCは主に私が使っていたデスクトップで、うちのPCスタッフ(夫・笑)がハードディスクを取り出していろいろチェックしてくれましたが、一部修復はできたものの大方ダメで業者に復旧を依頼するか考え中。 いずれにしても新しいPCを買わないと駄目みたいです。 Jcom mailは夫のラップトップからアクセスできるようになり19日からのメールは見られますが、それ以前のものは見られず・・・ しかもえらくフォームが変わっていて見づらい。 というか、あんな見づらいメールフォーム初めて見たというほど変!! Web mailは設定どおりにやっているのにinboxが空状態で機能せず・・・。
会社のITスタッフからもBack upの必要性って痛い目に合わないとわかんないんですよねーと軽く流されてしまいましたが、ほんと、痛いほど実感しましたです・・・。
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PCが壊れた!
2017/07/21(Fri)
家のPCが立ち上がらなくなってしまいました。
火曜日の使用中に急にプッツンして以降動かない・・・。 それまで特に調子が悪くなったりという事もなかったのでまさかのおしゃか。
この週末にいろいろ試して駄目だったら業者に相談に行こうかなと思っていますが、さっきPCの販売証明書を引っ張り出してきたら買ったのは2008年でした。 びっくり!!  こりゃーとっくに寿命がきていてもおかしくない年数ですね。 てっきり4,5年前かと思っていたけど、ほんと、時間のたつのが早く過ぎる。 Back Upほとんど取ってないし・・・(泣)。
困っちゃっているのがメールです。 WEB MAILを見られるようにしてなかったから火曜日からメールがチェックできてない。 JCOMに事情を話してなるべく早く設定しなければ・・・。 
ということで、何かご連絡の際は携帯にお願い致します。 またはブログコメントのsecretでも大丈夫です。 
まいったなぁぁぁ。
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ENB「海賊」 7月16日
2017/07/20(Thu)
ともかく海賊は楽しくなくちゃ!というのを改めて感じさせてくれた舞台でした。 大満足♪♪
ENB版は冒頭の海賊船の難破シーンとそれに続くメドーラとコンラッドの出会いのシーンはなく、奴隷商人ランケデムにさらわれてしまったコンラッドの恋人のメドーラをコンラッドたち海賊が船で救出に向かうというシーンで幕を開けます。 親しんだマールイボヤルチコフ版にあるものがけっこうないのは淋しいながら、まーそれはそれでいいのですけど、2度も恋人をさらわれるってどうよ!と、思わなくもなく・・・(笑)
また音楽も曲からはシーンが浮かんで来ない聞いた事のないものが多く、振付も見慣れた版とはかなり違うので少し違和感はありましたが、それもそれ。 

ロホのメドーラは、芯は強いけれど守ってあげたくなる姫キャラではなく、パシャたちを蠱惑的な視線で惑わす囚われの身感皆無な姐さんタイプ。 作品の中の人物像というものをしっかりとイメージした彼女の役作りと演技力については今更言うまでもない事ですが、今回のメドーラに関してはこう来たか!と初めて見るタイプのメドーラでした。 踊りの方も彼女比では全盛期ほどではないのでしょうが、足の強さは相変わらずで、軸が全くぶれない回転、バランスなどは圧巻です。 それらがすべて自然にさらっとなのもロホらしいし舞台上でのオーラもやはり格別なものがありますね。  

もともと海賊はロホでと決めていましたが、この日に決めたのは久しぶりのハニュコワを見たかったから。 同じ理由でこの日を選んだ友人も何気に多かったんですよ! しっかりしたテクニックに柔らかい品のある踊りはキエフの頃と変らずで調子も良さそうだったのに、奴隷のPDDのコーダでアクシデント。 コーダに入ってすぐの連続ジュテが途中で途切れ、辛そうな表情を見せていて。 ただ物語的に嫌々で暗い顔をしていてもおかしくなかったし、足を引きずっていたりはしていなかったので何事もなければいいなと思っていたのですが、やはり怪我をしたそうで3幕は降板。 大事無ければいいですが、怪我をする危険性というのは常に舞台に潜んでいるものなのですね・・・。
ハニュコワの代役で3幕のギュリナーラを踊った金原さんは前日にこの役を踊っているので急な事とはいえ、自然に役をこなしていて良かったです。 音取りにちょっと癖があるような気もしますが、床に触れていないようなソフトタッチの柔らかなステップが印象的です。

この日のキャストは踊る主要キャストすべて(パシャも重要なキャラですけどねー)がカンパニーのダンサーというのも決め手の一つでした。 
コンラッドのエルナンデスはエレガントさも持ち合わせた溌溂とした踊りが良かったです。 別に顔が似ているわけじゃないんだけど、髪の感じとかなんとなくシヴァに通じる雰囲気があってにわかファンモード♪  一番美味しいところはアリに持っていかれる役ですが、ロホをきちんと支え、難しいリフトも決めながら見せるところはしっかり見せていましたし、洞窟でのメドーラとのPDDもとても微笑ましくラブリーなコンラッドでした♪ 

そのアリのコラレス。 フランツを見た時には荒削りながら身体能力が高い飛んだり跳ねたり回ったりが得意なタイプのダンサー程度の印象だったのですが、その得意分野がここまで圧倒的に凄いとは思いもしませんでした。 ハーレムパンツに隠されてしまった大腿筋の成せる業? この版でもアリが踊るのは洞窟でのパ・ド・トロワだけだったので、一点集中で大爆発ですね。 そのもの自体が驚嘆の超々高速の回転とそれを減速していく回転まで、軸はまっすぐに体のコントロールもパーフェクト。 コーダで見せた下手からのグランジュテ3連発の高さも異常なほどに高く、そこらじゅうからどよめきが聞こえました。 しかもフォームも綺麗で決して勢い任せではありません。 演技では寡黙で忠実なコンラッドの下僕になりきっていましたし言う事なしでしたね!

ビルバンドのヨナ・アコスタはカルロス・アコスタの甥っ子なんですねー。 引き締まった肉体でキレのあるダンスでした。 彼だったら絶対迫力あったにちがいないと思う鉄砲ダンスがなかったのはとても残念。 ビルバンドっていったらあれでしょう!! 
鉄砲ダンスの替わりではないけれど一幕の海賊とパシャの手下たちによる剣を持った争いのダンスは面白かったなと。 また1幕では同士としての熱いダンスをみせたコンラッドとビルバンドが2幕では対立のダンスをするという対比もなかなかの演出。 かなりコンラッド劣勢でしたけどね(笑)。

マールイ旧版と比べてこれがないあれがないながら、ランケデムを使った眠り薬のシーンがあったのは「ムフフ」。 見張りが立っていたのでやるかなーと期待していた、薬の効果を試してみるシーンもちゃんとあったしね♪ (マールイルジ版であそこがなくなったのはねぇ!) 薬をたっぷりふりかけた一厘の花をメドーラに渡すのがランケデムに頼まれた女の子だった事に「そーだよねー」と深く納得。 

ランケデムのジンハオ・チャンはコッペリアの3幕で日本人の猿橋xxさんとどっちがどっち?と判別がつかなかったダンサーだったのですが、この日ですっきり。 東洋人らしいすらっとした長身のダンサー(猿橋さんも)で踊りがしなやか。 奴隷のPDDも良かったですが、一幕最初のソロが足先まで神経を使っていて綺麗でした。

パシャのマイケル・コールマンは英国ロイヤルバレエ団で活躍し、ENBには1995年に初めてゲスト出演して以来、定期的に出演しているというベテランダンサー。 ふとっちょお腹ボォ~~ンで憎めない感じのパシャを好演。 権力者ですからね~、一番キンキラキンで贅を尽くしたゴージャスな衣装に身を包んでおりました。 とっても似合っていたし(笑)。

花園のシーンは水煙草を吸って眠ってしまったパシャの夢というようにわかりやすいのもいいですね。 花園といえばピンクのチュチュという思い込みがありましたが、こちらはホワイト系。 それまでの舞台が華やかな衣装で彩られていたので、一転清涼感が漂っていました。 期待したピチカートがなかったのはちょっと残念。

衣装・舞台装置ですが、「コッペリア」同様、細部まで凝った作りで美しく見事でした。 特に19世紀中ごろの舞台衣装を現代人の感覚を通して再解釈したという衣装は東洋を意識してインド・パキスタン・などで作られた生地や装飾品を用いて作ったとの事です。 かなりカラフルでしたが、どぎつく毒々しいわけではなく、調和が取られていて品がありました。  

物語のエンディング。
裏切り者の(ちょっとかわいそうだけど・・・)ビルバンドをコンラッドが銃で撃ち殺し、メドーラも無事救い出し、アリとギュリナーラの4人で船で逃げるも幸せはつかの間。 大嵐に遭遇しアリは海に投げ出され船は大破。 ギュリナーラも行方知れずで船の残骸とともに流されたコンラッドとメドーラの2人だけが生き延びる・・・。
ちょっと最後にしんみりしちゃうよりは、荒唐無稽の明るいノリで来たのだから、4人の船出でハッピーエンド♪でいいんですけどねー。


「コッペリア」「海賊」の2作品を見て、良いダンサーも大勢所属しているエネルギッシュで勢いのあるカンパニーである事は十分わかったので、時間をおかずに次の来日公演が決まるといいなと思います。 ENBでなければ見られないような作品と数ある作品の中のENB版のようなものを持って来て欲しいです!

 



振付:アンナ=マリー・ホームズ
装置・衣装:ボブ・リングウッド

メドーラ : タマラ・ロホ
コンラッド : イサック・エルナンデス
ギュルナーラ : カーチャ・ハニュコワ(3幕:金原里奈)
ランケデム : ジンハオ・チャン
アリ : セザール・コラレス
ビルバント : ヨナ・アコスタ
パシャ : マイケル・コールマン


第1幕 市場
 オダリスク : 金原里奈、アリソン・マクウィニー、フランチェスカ・ヴェリク
第3幕 踊る花園
 薔薇:クリスタル・コスタ、アンジュリー・ハドソン
     アリソン・マクウィニー、康千里
 花のソリストたち:ジア・チャン、ジャネット・カカレカ
           ユナ・チェ、ティファニー・ヘドマン

指揮:ギャヴィン・サザーランド
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
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癒しの動物たち♪
2017/07/17(Mon)
今夜のNHKの動物園と水族館の楽しみ方を紹介した「ぱぴぷぺZoo!」という番組で取り上げられた大分県にあるアフリカンサファリ。 数多くの動物たちを自然に近い状態で見ることのできる非常に大規模な体験型サファリパークです。 いつか行ってみたい!! 番組ではこの施設の名物獣医さんの一日を密着取材。 獣医さんは動物たちの健康状態をチェックするために本格的な望遠レンズのついたもっの凄い立派なカメラで細部までくまなく観察していましたが、同時に動物たちがみせる様々な表情もばっちり撮影していて(毎日300枚くらい撮るのですって!)、それが本当に岩合さんも真っ青なナイスショットだらけ! 写真集出して欲しいぃぃ~~と思ったら「もふもふ日誌ー仔トラと仔ライオンーときどきウサギ」という単行本が出ているんですね。 「マツコの知らない世界」でも紹介されて話題沸騰だったとか。 
さらにサファリパークの公式ツィッターに獣医さんのツィート付きで写真がたくさんアップされています。 こちら。 もう動物好きにはたまらない写真ばかり!! スマホの壁紙に使える写真もあります。 昨日見たENBの「海賊」の感想を書き始めたのですが、いやもう当然中断(笑)。 もうしばらく動物たちに癒されてみます♪  
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7月4日 ハンブルク交響楽団コンサート
2017/07/16(Sun)
ハンブルク交響楽団
指揮:シュテファン・ザンデルリンク
会場:武蔵野市民文化会館

ブラームス:交響曲第4番ホ短調

 ――― 休憩 ―――

ブラームス:交響曲第1番ハ短調

<アンコール>
モーツァルト:フィガロの結婚


2017071601.jpg


6月に初来日を果たしたブリュッセル・フィルハーモニー交響楽団に続き、ハンブルク交響楽団も初来日との事です。 
全国9箇所での日本ツアー、ハンブルグが生誕の地であるブラームスの交響曲第1番と第4番というプログラムは武蔵野だけの特別プログラム!  「彼らのDNAにみっちりと叩き込まれたブラームスを」と特別に依頼したのだそうです。 本当に武蔵野の担当者は意欲的ですよね。 以前マールイの「眠りの森の美女」でも当時芸術監督だったルジマトフに直接交渉してボルチェンコのオーロラを実現させたりもしています。 私はともかくブラームスの交響曲が好きなので、ブラームス生誕の地のオケが演奏となればやはりどうしても聴いてみたくなります。 
今回のツアーの指揮者であるシュテファン・ザンデルリンクは巨匠クルト・ザンデルリンクの次男ですが、時期を同じくして弟のミヒャエル・ザンデルリンクもドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団を率いて来日中で、武蔵野でも6月26日にコンサートがありました。 武蔵野は違いましたが、日本国内で兄弟そろってブラームスの1番と4番を振っていたのですね(笑)。

演奏会で「1番&3番」と「3番&4番」という組み合わせのプログラムは聴いた事がありましたが、どちらもほぼプログラム後半にあてられる「1番&4番」は初めてです。 武蔵野の案内にはただ1番4番と書かれていただけだったのでさて順番は?と気になっていました。 やはり4番→1番なんですね! ミヒャエルの方も同プログラムの順番は4番→1番だったようです。
さて、この日は台風3号が九州や四国に上陸、武蔵野市も開演のちょうど30分くらい前から雨が降り始め、休憩時間の20時頃には猛烈な豪雨。 あの湿気では空調システムが効いているとはいえ、楽器の調整はとても大変だったのではないでしょうか? あちらの方は低気圧状態もかなり辛いと聞きますし、コンディション的には最悪だったかもしれませんね。

4番のテンポは若干遅め。 1楽章はなんとなく纏まりが悪くお互いの音が絡み合って上手く抜けて来ないようにも聞こえましたがメロディーラインは好みのトーン。 2楽章の出だしのホルンのふくよかで朗々とした響きは綺麗で、全体的にも楽章を追うごとにどんどん音も開放されて来たような感じでした。 ただ、何だろう? 手探り感が拭えないというか、いま一つ会心という出来ではないように思いました。 やはり最初うーん・・・ながら後半は素晴らしかった4月のルイージ&N響と無意識のうちに比べたのかもしれませんが、今回のツアーで4番を演奏するのは武蔵野だけだったのが要因でしょうか?

1番もどちらかといえば少し遅めのテンポでした。
女性のティンパニー奏者というのは珍しいですよね? 日本人女性でNomuraさんという方でした。 1番では男性奏者に変わるのかなと思ってましたが引き続き担当。 ですが、4番の時とは違って出だしから強く引き締まった堂々とした音。 14型の編成が変わったわけでもないのに弦の音も厚くなりオーケストラ全体の音が生き生きと躍動感あるものに変わったように思いました。 弦も管もそのバランスもとてもいい。 2楽章は美しいメロディーが続きますねぇ。 後半のホルンとヴァイオリンの響きあいに詩情があり、その後のコンマスの艶やかで伸びのある音がとても美しかった。 その余韻に浸りたかったのに、指揮者が手を下ろさないうちからの咳の連発が何とも腹立たしい。 団員もちょっとむかついていたような。 3楽章はクラリネットが目立ちますが、曲を通してオーボエ、クラリネット、フルート、ファゴット、ホルンのソロの聴かせどころが多いですね。 どの奏者も良かったですがなかでもオーボエ奏者の情感豊かな演奏が素晴らしかったと思います。 この曲の中で一番好きな4楽章は、第1主題が流れてくると無性に高揚するのですが、渋いながら温かみのあるオケの音もじわじわと熱くドラマティックになってゆき、最高潮でのフィニッシュでした。本当に感動的!!  

アンコールのモーツァルトは典雅に軽快な響きが美しかった。 

購入したプログラムのツアーメンバーリストにおそらく日本人と思われる5人の名前がありました。いずれも女性です。 またブリュッセル・フィルハーモニー同様第2ヴァイオリンの主席奏者が日本人の方なのですが、本当に今多くの日本人演奏家が海外のオーケストラで活躍されているのですね。 5月に聴きに行ったコンチェルト・ケルンはコンサート・ミストレスが平崎真弓さんという日本人の方でメンバーをリードしながらとても素晴らしい演奏をされていました。
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ENB 「コッペリア」 7月8日マチネ
2017/07/11(Tue)
コジョカルの代役となったユルギータ・ドロニナは2014年のコジョカル・ドリームプロジェクトに出演したダンサーで、その時のパートナーが当時オランダ国立バレエのプリンシパルだった現ENBプリンシパルのイサック・エルナンデス。 コンテ、古典ともにきっちりと踊れるダンサーという良い印象だったので、今回コジョカルが見られなくなったのは残念でしたが、ドロニナならスワルニダは似合うはずと楽しみにしていました。 初役とは意外でしたが、期待通りに彼女の踊りはとても安定していて見せ方にも余裕があり、2幕のコッペリウスの工房でのスペインやスコットランドの民族舞踊の踊りも達者にこなすあたりはさすがです。 目の表情が豊かでちょっと気の強いスワルニダのころころ変わる感情をマイムと合わせてしっかり伝えていました。 ふくれっつらも可愛かったし♪ 

フランツを踊ったセザール・コラレスも役デビューとの事ですが、こちらもそんな事はこれっぽっちも思わせないくらい、ノー天気なちゃら男が板についている(笑)。  ともかく若さの勢いでというように見えましたが嫌味のないダイナミックな踊りは良かったです。 

コッペリウスを演じたジェームズ・ストリーターはキャラクテールでもなさそうな中堅クラスのダンサーに見えますが(リードプリンシパルの高橋絵里奈さんのご主人なんですね)、偏屈で気難しやのコッペリウス博士を好演。  けっこう手荒な扱いを受けていたり運動量もさり気なく多かったので体力も必要な役ですね。  発明家&錬金術師でもあるというホフマンの原作を意識したこちらのコッペリウスはフランツの魂を抜き取ってコッペリアに移すのに妙なマシーンで電流を流すような演出なのがユニークで、昔のアニメやドラマに出てきたようなデザインに懐かしさも(笑)。 またライト版の奇跡ともプティ版の哀れとも違った、周囲との和解というコッペリウスの行く末も明るく楽しいこの版に合ってましたね。 

他のダンサーたちですが、まだ19歳でアーティストの金原里奈さんが出番も多く大活躍でした。 日本公演にあたってのロホの配慮なのかもしれませんが、小柄な体を十二分に使った柔らかな踊りが良かったです。 彼女は「海賊」でギュリナーラにも抜擢されているのですね。 金原さんと組んでいたジャネット・カカレカは対照的に長身で手足の長いラインが目を惹くダンサーです。 笑顔での丁寧な踊りには好感が持てました。 ただコール・ドの全体的なレベルとしてはこれからの底上げが必要だなという印象です。 6月にロシアのボリショイ、日本の新国立とそれぞれにレベルの高い整然とした踊りを見た後なので余計に感じたところもあるとは思いますが。 ダンサーたちも多国籍ということで、それが良い方にも悪い方にも出るのでしょうが、特に3幕はもう少し揃ったクラシックラインが綺麗に出せるようになると良いなと。 

NBSのサイトの写真通りにかなり立派で凝った舞台装置とカラフルで美しい衣装には「おおっ!」だったのですが、スワルニダの家がせり出しすぎていたり、宿屋?のウッドデッキが広かったりで踊れるスペースがちょっと狭く、ダンサーも思いっきり踊りたいように踊れなかったのではと感じるシーンもありました。 踊っているダンサーと周囲の人たちの距離が近くてちょっと雑然とした印象。 本国ではどうなのでしょう? 女性の衣装もわりとボリューミーなのでもう少しスペースが取れると全体的な見た目がすっきりしましたよね。 
でも、衣装は本当にデザインと色が素敵で衣装展を開いて欲しいくらい! 細かい刺繍もたくさん施されているので実際に触ってそばで見てみたい! 特にカカレカが祈りの踊りで着ていたドレスの上半身の刺繍!!





振付:ロナルド・ハインド(マリウス・プティパに基づく)
装置・衣裳:デズモンド・ヒーリー

スワニルダ:ユルギータ・ドロニナ
フランツ:セザール・コラレス
コッペリウス博士:ジェームズ・ストリーター


<第1幕>
スワニルダの友人:金原里奈、ジャネット・カカレカ、アンジュリー・ハドソン、
            康 千里、ティファニー・へドマン、ジア・チャン
宿屋の主人:ダニエル・クラウス
宿屋の夫人:タマリン・ストット
市長:ファビアン・ライマー
コッペリア人形:フランチェスカ・ヴェリク

<第2幕>
兵士の人形:ジョージオ・ガレット
長靴をはいた猫の人形:ネイサン・ハント
中国の人形:クレア・バレット

<第3幕>
暁の踊り:金原里奈
祈りの踊り:ジャネット・カカレカ
仕事の踊り:ユナ・チェ、フランチェスカ・ヴェリク、アンバー・ハント、エミリア・カドリン
花嫁の介添え人たち:アンジュリー・ハドソン、康 千里、
             ティファニー・へドマン、ジア・チャン、
             アイトール・アリエタ、ギレーム・メネゼス、
             猿橋 賢、ジンハオ・チャン

指揮:ギャヴィン・サザーランド
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
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6月21日 金子三勇士 ピアノリサイタル
2017/07/06(Thu)
ショパン:革命のエチュード
      前奏曲「雨だれ」
      幻想即興曲
      ピアノソナタ「葬送」

     ---休憩---

リスト :ハンガリー狂詩曲第6番
     巡礼の年
       物思いに沈む人
       泉のほとりで
     愛の夢第3番
シューマン=リスト:献呈
リスト :ラ・カンパネラ

<アンコール>
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番 


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金子さんのピアノ演奏はバレエガラコンサートの「椿姫」などの伴奏で何度か聴いた事があり、毎回作品をしっかりと支える堅実な演奏だったので機会があれば一度リサイタルを聴いてみたいと思っていました。 近場の杉並公会堂でのショパンとリストの名曲を集めたリサイタルはまさに願ったり叶ったりの機会だったので行って来ました。 例によって2週間も経っていますが、バレエファンには馴染みのピアニストなのでコンサートの感想というよりも金子さんについて残しておきたいなと思いまして。

一曲目の「革命のエチュード」はペダルを踏みすぎなのか、自分の席がかなり前方だったせいなのか、音と音が重なりすぎて轟音と化して聞こえて、この先ずっとこうだったらどうしよう・・・・といきなり暗~い気持ちになったのですが、「雨だれ」以降は実に素晴らしい演奏でした♪
一曲目が終わってマイクを持ち、「今日は足元の悪い中お越しいただいて・・・」というご挨拶。 日中はものすごい荒天だったのですが自分はオフィスから一歩も出なかったし、夕方には雨も止み荻窪の駅から雨に降られる事もなかったのでそんな事すっかり忘れていたのですが、心遣いの行き届いた方ですね。 と、好感度アップ(笑) 2曲目の「雨だれ」は、ショパンが結核治療のために良い気候を求めてスペインのマヨルカ島に来たものの、雨季のために雨にたたられた中で書かれた曲との説明の後に演奏されましたが、そんな曲の背景を思いながら、しっとりとした演奏に聞き惚れました。 
作品間での金子さんのTalkの度にその話の上手さに感心しきりだったのですが、彼はクラシック界の新星たちの演奏を紹介するNHKFM番組「リサイタル・ノヴァ」で進行役を務めているのだそうです。 なるほど!と納得なのですが、こちらは進行役に徹するラジオ番組ではなくご自身のピアノリサイタルなわけで、ありがたくその話に聞き入りながらも演奏とお話の繰り返しは集中力を切らすものではないのかと余計な心配をしてみたり・・・。 
前半で特に素晴らしかったのはピアノソナタ「葬送」。 4楽章からなる曲の第3楽章が有名な葬送行進曲です。 葬送行進曲しか聴いた事はなかったのですが、他の楽章は重厚だったり忙しなかったり美しかったりと旋律がとても豊かです。 それにしても金子さんの強い打鍵でドラマティックな演奏は圧巻でした。

金子さんは日本人とハンガリー人のハーフで、子供の頃に単身ハンガリーに渡り、祖父母の元からバルトーク音楽小学校に通い、国立リスト音楽院大学(特別才能育成コース←って凄い人たちの集まりなのでしょうね!)を卒業するまでハンガリーで暮らしていたそうで、授業で多くの事を学び日常でも触れる事の多かったリストは彼にとって特別な作曲家だそうです。 また今、ハンガリーでリストの楽譜起こしのような作業のサポートもしているとの事でした。
そんなわけで?、作曲者への敬意と愛情に溢れた後半のリストプログラムは本当にすっばらしかったです♪
「巡礼の年」は初めて聴きましたが、キラキラした水の輝きを思い浮かべる綺麗なメロディーの「泉のほとりで」と対照的な重々しく暗い「物思いに沈む人」。 タイトルも重なりますが、その重苦しさに昔レーピン展で見た「巡礼者たち」という、疲れた表情でもくもくと歩く2人の巡礼者を描いた絵を思い出しました。 レーピンの絵もまた見たい!! 2曲とも自然と情景が浮かんでくるような演奏でしたが、「巡礼の年」は全部で26曲からなるそうなので、いつか全曲をコンサートで弾いてくれたらと激望です!! 
続く 「愛の夢」「献呈」「ラ・カンパネラ」も超絶技巧をさらっとこなす素晴らしい演奏でしたが、自分が圧倒されたのは後半の最初に演奏された「ハンガリー狂詩曲第6番」。 2番はあまりにも有名ですが、この6番も思わず肘を曲げてポーズをとりたくなるような民族音楽的な旋律とリズムが随所に現れます。 前半は落ち着いて格調高く聞かせますが、後半は目にも止まらぬ速さのオクターブ連打の鍵盤の魔術師といった驚嘆の演奏。  自分の席は金子さんの指の動きがはっきり見える席だったのですが、手の動きが残像として残りまくりで凄かったです。  

プログラムは客席からの盛大な拍手が鳴り止まなかった「ラ・カンパネラ」で終了でしたが、「愛の夢」「ラ・カンパネラ」を弾いたら、やはりこれがないとなんか納まりが悪くて・・・・と、なんとアンコールに「ハンガリー狂詩曲第2番」です!!  これがまた、本日の超絶技巧の集大成のような素晴らしい演奏で!! でも、ただエネルギッシュにひたすら技巧をひけらかすというのではなくて、作品をとっても大切に思っているというのが思いっきり伝わってくる演奏なんですよね。 すご~~!!と圧倒されながらもなんだか温かな気持ちにさせてもらいました。 

コンサートの後にはCD購入者へのサイン会。 私はどうしても6番が入っているものを見つけたかったので(でもまだないみたい・悲)、買わなかったのですが、友人がお買い求めだったのでお付き合い。 とって~も和やかな雰囲気でした♪
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新国立劇場バレエ「ジゼル」 6月24日ソワレ(小野&福岡)
2017/07/02(Sun)
大好きな絢子ちゃんと雄大君のペアはもう絶対に外せないペアだというのは何度も書いておりますが、今回初日マチネのレビューを書きながらちょっと笑っちゃう事を発見!
2013年の前のジゼルはいったいいつだったのだろうと過去のレビューをいろいろチェックしていたところ、その回答はさておき、どうやら私がこのペアを初めて見たのは2011年1月の「バヤデルカ」だったのですが、その後10月のガラの「眠り」の感想で、なんと「この2人って合うのかなぁぁ?」と暴言を吐いておりまして・・。 さらにその絢子ちゃんのオーロラを自分の好みに合わずちょっとダメとまで言ってる自分・・・(雄大君はもともと好きだった)。 なのに、その3年後の新版「眠り」をこの2人で見た時に絢子姫に陥落しているんですよ、あたくし(笑)。 それまでも何回も見ていたのにこういう事もあるんですねぇぇぇ。 へたな文章ですらなかなか書けない(だいたいこんな風に横道それてるから余計に時間がかかる)この数年ですが、後からこんな思わぬ発見があるなんて、やっぱり何か残しておくって無駄な事ではないのですねー(笑) 

さて、「ジゼル」。
絢子ちゃんも今回ジゼルは初役だったのですね。 彼女のジゼルは可憐で明るく無邪気な一面も持つジゼル。 アルベルトに対して恥じらいはあるけれど、好きという思いは全身から溢れている。 お互いに投げキスを交わすところなど、もう周りのことなど目には入らず幸せの絶頂のような満ち足りた笑顔。 これじゃぁ、アルベルトもぞっこんになりますよねぇ。 踊りは柔らかく軽やか。 
普通ジゼルは一列に並んだ村娘たちと踊りだす前に一度胸の痛みを表すけれど、綾子ちゃんのジゼルはアルベルトとハンスが言い争いをした後にもつらそうな仕草をしていました。  確かに2人のやりとりに不安と恐さを覚えて緊張しただけでもジゼルの心臓には負担になるのでしょうね。 それが1幕最後の愛する人に裏切れたショックになどとうてい耐えられないという狂乱のシーンへも上手くつながります。
その狂乱シーンは悲しさとやるせなさに心と頭がどんどん壊れていき、笑いすら出るほどに感情が入り混じって分けが分からなくなった果てにとてつもない絶望に襲われて事切れたように見えました。  
2幕のウィリ。 ミルタに呼び出されてのところも良かったですが、アルベルト登場後にすぅーっと下手から出てきてアルベルトのリフトでふわぁっと浮かび上がったあの一瞬が物凄く鮮やかに目に焼きついて残っています。 本当に空気の精のようでした。 絢子ちゃんのウィリは身は精霊と化しているけれど心はまだこの世に残っているウィリだったように感じました。 で、アルベルトをかばってお墓の十字架の前から動かないようにとアルベルトに囁く様子が何気にものすごく艶かしい・・・。 思わずドキッとしてしまいましたが、墓の前を離れて自分の後を追ってくるアルベルトにお墓に戻ってと諭すような表情は慎ましやかで・・・。 アルベルトに向ける慈愛と深い愛情に溢れる視線は最後まで変りませんでした。 夜明けの鐘が聞こえた時に見せたアルベルトの命を守りきれた安堵と別れの覚悟の表情も心に残ります。  

雄大君も前回13年のジゼル公演に出ていないという事は初役なのでしょうか? 彼のアルベルトはジゼルに心惹かれてはいるけれど貴族と村娘という住む世界の違いはしっかり意識しているアルベルトだったと思います。 この人は私の婚約者なのですよとジゼルに話すバチルドに向かってわりと悪びれずに人差し指を立てて「シーッ」っと合図してましたしね。  ただ、ジゼルが狂い始めてからは彼の中でも何かが変わっていった感じ。 自分の両腕をすり抜けるように崩れ落ち命を落としてしまったジゼルを抱き起こし激しく揺さぶり、ベルタに突き飛ばされそうになってもけっして彼女から離れようとはせず、アルベルトもまた狂ったようでした。 見かねたウィルフリードに引きずられるようにして去って行くまで迫真の演技。
踊りは全体的に余裕があって切れもありジャンプなどは滞空時間も長くフォルムも綺麗。 体もすっきり絞れていたようですし(一応毎回気にはなるのです・・・)。 2幕でのアントルシャは力みのない綺麗なもので、その後のブリゼもスピードがあって良かったです。 もうこれ以上は踊れないというフォームの乱れた渾身のラストダンスもなかなか。 サポート、リフトも全く不安なく、もうこの2人の場合はいろいろな事が自然に合うのでしょうね。 それは2幕で最大限に発揮され、この2人ならではの世界に惹き込まれました。 
ジゼルに命を救われたアルベルト、そういえば井澤さんは夢落ちとも思えるようなハッとした仕草をしていたけれど、雄大君は現実の出来事だったように思います。 ジゼルとの強く深い愛を失ったアルベルトは大きな絶望と悲しみ、苦しみの中に取り残されどう乗り越えていくのだろうと思わせられるラストでした。


その他のキャストでは
バチルドの美和ちゃんがまたと~っても美しく・・・。 アルベルトを見る目は少し怖かったですが、ジゼルには大人の振る舞いでしたね。 個人的には好きな3人の三角関係にちょっとドキドキ(笑)。

前回は長田さんジゼルのアルベルトで見ている菅野さんのハンスは無骨でちょっと理屈っぽさそうな(ファンの方すみません)、あまり同情せずにすみそうなキャラクターでした。 2幕で命乞い適わず踊らされている時の無念そうな表情とそれでも端正な踊りが印象的でした。
そういえば、マチネの宝満ウィルフリードもアルベルトの言いつけ通りに後ろ髪引かれる?事無く帰って行きました。 ここは演技が決まっているのですね。

優しいイメージのある寺田さんのミルタも常に無表情でハンスもアルベルトも見つけたからには許さないという情けのなさ。 登場時のパ・ド・ブレは滑らかで綺麗でしたが、体の動きはわりとシャープで、特に交互に動かす腕、百合の花を投げる腕の動きは空気を切り裂くような鋭さで何気に気性の荒いミルタ。 
コール・ド・はマチネ同様静かに強く美しく。
 

比較的静かに物語が紡がれたマチネと勢いがあって濃厚だったソワレ。 それぞれに味わいがありましたが、主演2人の熱演が光ったソワレは本当に素晴らしかったです。 一日でこれほどのマチソワ2公演を見られたのは嬉しい限りなのですが、たった一日で自分の新国ジゼルが終わってしまったのはとっても淋しかったです。 今度「ジゼル」を見られるのはいつになるでしょうか? できれば2018/19シーズンに、是非!  絢子ちゃんと雄大くん主演の「ジゼル」は今年の清里フィールドバレエで7月31日(月)と8月2日(水)に予定されています。

      



6月24日(土)18:00
ジゼル : 小野絢子
アルベルト:福岡雄大
ミルタ:寺田亜沙子
ハンス : 菅野英男
村人のパ・ド・ドゥ:池田理沙子、福田圭吾
クールランド公爵:貝川鐵夫
バチルド:本島美和
ウィルフリード:宝満直也
ベルタ:丸尾孝子
モンナ:寺井七海
ジュリマ:玉井るい

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新国立劇場バレエ「ジゼル」 6月24日マチネ(米沢&井澤)
2017/06/29(Thu)
唯ちゃんのジゼルは村娘らしい素朴さと純真さのある心持ち控えめなジゼル。 踊りは柔らかく丁寧で、もちろんとても上手い! アルベルトに向ける眼差しと仕草には初恋の喜びのような初々しさも感じられてとても可愛かったです。 狂乱のシーンは恋人を失った悲しみと絶望ですでに心が壊れて正気を失ってしまった静かな狂気でした。 
ウィリとなった2幕前半では、虚ろな表情でアルベルトの前に現れては消えていく姿に、肉体から離れあちらに行ききれないジゼルの心が俯瞰しながら感情を失ったジゼルを動かしているような感じを受けました。 PDD以降は魂と肉体が一体化しアルベルトへの想いを胸にひたすら彼を守ろうとしている健気でピュアなウィリ。  テクニック的には本当に磐石で、ミルタの前でのアチチュード回転は綺麗なポーズのまま軸が全くずれずスピードもあり流石の身体コントロール。 スーブルソーもふわっと軽くて見事でした。

対する井澤さんのアルベルト。 彼は身長も高く爽やかな雰囲気で見栄えのするダンサーなのですが、真摯に演じてはいるのだけれど表現が弱いというか、まだ彼の中でアルベルト像がきちんとできていなかったのかな? なんとなくいつも周りに流されているように見えるアルベルト。 自分のしている事がわかっていない無自覚なアルベルトというのもちょっと違うような。 狂乱のシーンの後、死んでしまったジゼルに取りすがろうとしてベルタにひどく突き飛ばされどうしたらよいか分からずうろたえる様子が井澤さん自身の戸惑いのようにも見えたりして・・・。 ただ2幕は悪くなかったと思います。 表現はやはりソフトでしたがアルベルトの深い後悔や悲しみ、失ったジゼルへの愛情もきちんと感じられましたしね。
踊りは主役をこなすのに不足ない出来ではあると思いますが、もっと役に入り込んでの踊りならばさらに冴えて見えるような気がします。 それでも大柄なラインは目を惹きますし、2幕の見せ場のアントルシャは力みもなくジャンプも高く良かったです。 
アルベルトは初役との事なので、2度目の舞台となる土曜日の最終公演ではきっともっと良い舞台になるのではないかと思います。 

それにしてもアルベルトを突き飛ばした丸尾さん@ベルタの勢いは凄かった。 愛する娘を失った悲しみ怒り憎しみそのままの強さでした。

精悍で強気なハンスの中家さんはブーツ姿がさまになる下半身のラインが綺麗なダンサーですね。  ジゼルの心をなんとか自分に向けさせようと、アルベルトの小屋から持ち出してきた剣を見せてこいつは貴族なんだ、お前は騙されているんだよとアルベルトの正体をばらした時の憎悪丸出しの姿はすごい迫力でした。  優しい心の持ち主かどうかはわかりませんが(笑)ハンスでいいじゃん!な魅力的なハンスでもありましたね。  2幕の踊りや演技も良かったし、12月に予定されているシンデレラで王子が見たくなったのですが、日程が無理だなぁぁぁ。  

ウィルフリードの清水さん、マントを翻一番最初に一人で舞台に登場してくるので、この日は主役と勘違いされた方がいて会場からちらほら拍手が沸き起こりましたがなかなか素敵なダンサーですね。 この版のウィルフリードはニ幕でジゼルの墓を訪れるアルベルトを追ってはくるものの、アルベルトに先に帰るようにと言われると、わりと素直に立ち去ってしまう。 後ろを振り向くなり、躊躇するなり、もう少しご主人様を思う心が欲しかった(笑)  もう、言ってもしょうがないほど昔の話だけれど、マールイのマラさんやペトゥホフのウィルフリードが懐かしいわ!

一幕では柴山さんと奥村君のパ・ド・ドゥも良かったです。 奥村君の端正で軽やかな踊りは期待した通りの素晴らしさなのだけれど、柴山さんの踊りにも感じ入ったというか・・・。 彼女はやや地味な感じがして損をしているような気がするのだけれど、楷書的なきっちりぴったりしっかりな踊りのラインが常に実に気持ち良く、音も綺麗に捉えていて上手いなと。 スタイルも良くてペザントの衣装もとても良く似合っていましたし。 ただ、もう少し2人に親密さがあれば尚良かったとは思います。

ミルタは本島さん。 美和ちゃんのミルタが見たくてこの公演を追加で取ったのですが、冷気漂う夜の森を支配する女王然とした圧倒的な存在感と何者にも心を動かされる事無く容赦ない感じの役作りはさすがです。 上手から登場した時の細かく滑るようなパ・ド・ブレも美しかったし、最近の彼女は何を踊っても演じても円熟の境地なるものを見せてくれますね。 で、ジゼルを呼び出す前だったかな? ウィリが揃って中央で踊っている時(すでに記憶が怪しいけれど、多分ここ)に微笑を見せていたのが意外でした。 何だったのだろう?
ドゥ・ウィリの堀口さんと寺田さんも静寂の中、無となった者の意思を感じさせるような踊りが良かったです。 振付はジュリマの方が好きなのですが、寺田さんの綺麗なムーブメントが振付を一層際立たせていたような気がしました。
コール・ドの踊りも整然としていて、特にアラベスクで交差する見せ場では、あげた足の高さが揃っていてぶれもなく、新国バレエの真骨頂発揮の美しい幽玄の世界を作り出していました。 本当に素晴らしかったです。




ジゼル : 米沢 唯
アルベルト:井澤 駿
ミルタ:本島美和
ハンス : 中家正博
村人のパ・ド・ドゥ:柴山紗帆、奥村康祐
クールランド公爵:貝川鐵夫
バチルド:堀口純
ウィルフリード:清水裕三郎
ベルタ:丸尾孝子
モンナ:堀口純
ジュリマ:寺田亜沙子


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新国「ジゼル」 リハーサルコーチはテューズリー
2017/06/20(Tue)
今週土曜日に開幕する新国立劇場の「ジゼル」。 劇場サイトに主演3組のリハーサル動画があがっています。 こちら
3組をコーチするのはロバート・テューズリー♪  テューズリーのアルブレヒトは素敵でしたものねぇぇぇ。 都ちゃんとの舞台が懐かしい。 
優里ちゃんの腕、めちゃくちゃ細くて長いのねー! 雄大君のステップでちょいと気になるところが・・・。
主演ダンサーたちへのインタビュー動画もあるんですね。 今夜はもう時間がないので明日見てみます!!
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